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続・続・続・続・続・つづく
路地裏。タバコに火をつける。いくつもの室外機がやかましく稼働している音が背中に響いた。
換気口から漂う居酒屋の匂いがふと懐かしさを覚えさせる。あのバイト先も、こんな匂いだった。
プラシーボ。どうやらそうだったかもしれない。変に体調が悪い気がしていたのは、多分気のせいだ。
「寒い?」と聞かれて「そうでもないですね」と答えたが、きっとホントはちょっと寒かったのだ。
電車。日曜なのにこんなに人が溢れ
続・続・続・続・つづく
久しぶりに通った街。「ここ、古本屋だったなあ」とふと今は美容室になっている店の看板を見た。年季が入っている。
そうか、ここが美容室になってからも結構経っているのか。
最後にここで本を買ったのは多分もう10年以上前だ。古本屋独特の匂い、日焼けした表紙、無口な店主。悪くなかったな、と思い出してももうあの店はどこにもない。
今は学習塾になってしまった店を眺める。カレー屋の二階。前はダーツ・ビリヤードバ
続・続・続・つづく。
暑くなってきた。こないだまで寒い寒いと文句を言っていたのに、いつの間にか今度は暑い暑いと言っている。
初夏に訪れる夏の前哨戦。この後にはどうせ梅雨が来るんだろ、と未だに長袖に別れを言えていない。雨なんか降らないで欲しいとも思うが、そうすると多分夏の暑さはもっとひどくなるんだろうな。仕方なく受け入れる。
本が読めないでいる。僕の場合はきっと、読書には少し心の余裕が必要なのだ。
そして一度ついたはず