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百人一首

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#日本

百人一首 第八句

みくりやてつき

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我が庵は 都の辰巳 しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり
わがいおは みやこのたつみ しかぞすむ よをうじやまと ひとはゆうなり

喜撰法師 きせんほうし

わたしの庵は都の東南にある宇治山。まさに静かで安らかな場所。なのに、世間の人たちは、わたしが世の中を嫌って山などに住むのだと、いうのです。

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かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける
かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける

中納言家持
ちゅうなごんやかもち

意訳
七夕の夜、天の川にカササギがかける白い橋。宮中の階段に降りた霜の白さを見ると、夜も更けたと思われるよ。

百人一首 第五句

みくりやてつき

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奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき
おくやまに もみじふみわけ なくしかの こえきくときぞ あきはかなしき


猿丸大夫
さるまるだゆう

意訳:奥山に散った紅葉を踏んで、鹿が鳴きます。その声を聞くと、さらに秋のもの悲しさを感じます。

百人一首 第四句

みくりやてつき

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田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ
たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ

山部赤人
やまべのあかひと

Tagonoura ni uchi de dete mireba shirotae no fujinotakane ni yuki wa oritsutsuta gonō-ra ni uchi idete mireba shi

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百人一首 第三句

柿本人麻呂 Hitomaro Kakinomoto

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あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を 独りかも寝む
あしびきの やまどりのおの しだりおの ながながしよを ひとりかもねん

柿本人麻呂

Ashibiki no Yamadori no Shidario no Long Nagashiyo

Hitomaro Kakinomoto