夏のおさんぽ
今日は1日お休みの日でした。
最近の休日は家にいることが多かったので、どこかへ行きたいなぁ…と思いつつ、かといってこんなご時世なので人混みの中へ行くのは避けたい。
ん~
図書館はどうだろう。
たくさんの本がずらーっと広がるあの空間は、なんだかわくわくします。
しばらく足を運んでいなかったので、久々に行ってみることにしました。
服を着替えるときに
せっかくだから、普段あまり着ない服を着てみようと思いつきました。
クローゼットのなかを見ながらあれかな?これかな?と悩みつつ、ピックアップしたのは少し長めのワンピース。オフホワイトの生地にモスグリーンのヤシの木柄です。遠目ではよくわからないけれど、近くで見たら、あ、これヤシの木だとわかるような。
そういえばこのワンピース、今年はまだ一度も着たことがありませんでした。この服を楽しめるのはきっと今の時期だけ。
よし、これに決めたっ!(*'▽')
ひと通り準備をしていざ出発です。
外へ出ると太陽がまぶしくて
思わずぎゅっと目を閉じる。
耳を澄ますと
蝉の鳴き声や
すずめのさえずりがきこえる。
歩いていると
ワンピースがふわっと風になびいて
なんだかこころがくすぐられる。
各駅の電車に揺られること十数分。降りた駅から20分ほど歩いたところに図書館があります。バスも出ているのですが、歩くのが好きなので熱中症にならないよう、こまめに水分を取りつつ、図書館を目指しました。
図書館までの道中に商店街があります。
八百屋さんに魚屋さん、お肉屋さん、お花屋さん・・・などなど、昔ながらのお店が軒を連ねていました。
昨今の商店街というと、もっと閑散としているイメージがあったのですが、ここには人の姿が多く、活気が満ちていました。
自分が生まれ育った町にもこういった商店街があり、小さいころ母と一緒に買い物に行った記憶があるので、なんだか懐かしい気持ちが込み上げてきました。
そんな古き良き光景をあとにして、歩みを進めていきます。
今日はよく晴れた夏らしいお天気で、歩きながらちょこちょこと眺めていた空は、どこまでも澄みわたっていました。
商店街から10分ほど歩き、ようやく図書館に到着です。
夏休みなのでこどもたちの姿が多いかなと思っていましたが、意外とそうでもなく、館内は静かでした。
心のおもむくままに向かったのは絵本のコーナー。
大人になったいまでもときどき、絵本の世界に入りたくなってしまいます。
3~4歳くらいのこどもちゃんのとなりで本棚を眺める、大きなこどもちゃん(笑)が見つけたのは新沢としひこさんのにじという絵本。
こちらの歌は聞いたことがあったのですが、絵本を見るのは初めてでした。
調べてみると、新沢としひこさん作詞のこの歌をきいた、あべ弘士さんという方が想像を広げて描かれた絵本とのことです。
絵本を読んでいると、頭のなかでにじの歌が流れてきて、この歌から生まれた絵の世界にすーっと溶けこんでいくみたいで、とても癒されました(*´ω`*)
色んな本に夢中になっていると、図書館に来てから1時間以上も経っていました。久々の図書館、とても充実した時間になりました。
帰り道。
来たときと同じ道を歩いて帰ろうとしましたが、もしかしたら、違う道を歩いていったら、何か新しい発見があるかも!と思い、適当なところで見知らぬ路地へと進んでみました。
すると
住宅街の中に小さな公園がありました。
木かげをもとめて入っていくと、何やら地面に木の実がたくさん落ちています。
これは…!
どんぐり!
早いことに、もうたくさんの実が
落ちていました。
これはきっと
トトロの落としもの…!なんて 笑
帰りの電車のホームにて。
今日1日
こんなにたくさん歩いたのは久しぶりでした。
歩きながら
空を見上げたり
足元に咲く花に目を向けてみたり
周囲の音に耳を傾けてみたり
すると、普段は気がつかないようなものに出会えたりして、ちょっと心がわくわくしました。
この「ちょっと」というさじ加減が自分にはちょうど良いです。
体をたくさん動かした分
今夜は心地よく
眠りにつけそうな気がします🌙
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