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宿泊業界4年生のキャリア論

田中幹人

昨日、Twitterの通知で宿泊業界でまるまる4年間経ったことを改めて認識しました。期間の半分以上がコロナ禍というなんとも言えないタイミングでの転職だったわけですが、振り返るととても充実した日々でした。

先日実施した某外資系ホテルでの「キャリアのロードマップ」に関する研修の資料より

現在は長崎県にある伊勢屋という旅館でオペレーターとして現場で働きながら、⼀般社団法⼈ Intellectual Innovationsの理事としてホテルや旅館の支配人向け研修サービスの企画と運営、個人で小規模宿泊施設の開業サポートやメディアでの記事執筆と見事になんのこっちゃ分からん、楽しいキャリアになってきました。

第一に「業界に何年いるか」が重視され、その次に「どこのホテルで働いてきたか」がものをいう。この2つが評価のすべてであり、これはいまだに変わっていない。
「レクサスオーナーに愛されるホテルで学んだ 究極のおもてなし」より引用

このような価値観が業界にある中で風向きが変わってきたのか、私自身の活動の幅が増えると同時にキャリアについて相談を受けることが増えてきました。

上記の様々な活動は本記事テーマである市場 しじょう「価値」について考えながら仕事をしてきたからだと思っています。もしこのような働き方に興味がある方は参考になれば嬉しいです。

まだまだ至らない点ばかりのひよっこ野郎ですがちょっと勇気を出して書いてみようと思いますので読んでくださった方は感想・コメントをいただけると励みになります。(最後に告知もあります)

簡単な経歴

まずは宿泊業界に入るまでどのようなことをしてきたかを簡単にお伝えしたいと思います。キャリアのスタートは大阪の広告制作会社でした。耐久消費財と呼ばれる、車や家、家電など使用する期間が長く、価格も比較的高い商品を専門にした広告制作会社です。

私の主なクライアントは日本のとある家電メーカーの東南アジアにある支社。私はプランナーとしてメーカーが発行する雑誌を制作していました。今で言うところのライフスタイルマガジンのようなものです。

生活している人の興味を起点に様々な切り口でコンテンツを制作するのですが最終的にそのメーカーが出す商品に結びつけるという一休さんばりの頓知力 とんちりょくが求められる仕事です。

初の海外出張がマレーシアのクアラルンプールだったのですが、ルンルンと浮足だった私は業務の合間にマーケットに行って買い物に勤しんでいました。その時に上司から電話があり「どこいる?」と聞かれて「ホテルで休んでます!」とビビって即答し、大慌てでタクシーに乗ってホテルに戻ったのは良い思い出です。

制作会社によくある、毎日が学園祭前日のような雰囲気は好きだったのですがクライアントワークから事業部側に回ってみたいと思い、転職したのが仮設資材メーカーでした。

仮設資材とはビルやマンションなどの建物や道路、橋などの構造物を造る際に使用される足場など、常時使用するわけではない仮設で用いるもののことを言います。そんなメーカーのマーケティング部の一員として入社しBtoBのマーケティングを行なっていました。

商品開発部と営業部の間に立ちながら新商品の開発からプロモーションまで幅広く、時には◯◯会社の〇〇部長から決裁をいただくための営業支援ツールを作成するという超ピンポイントなミッションなどいかにもtoBなマーケティングも経験できました。

ですが、”足場”という日常でエンドユーザーになることがない商品を扱うことが私自身は難しく感じました。なんなら、勤務期間の後半は謎にずっとお尻に汗をかいていたほど(?)仕事が合わなかったのです。

「衣食住」に携わることがしたいと思い、ガラッと方向を変えて転職をしたのが宿泊業界でした。宿泊施設の運営を中心にしながらも様々なコンテンツを企画してサービスとして提供しているL&G GLOBAL BUSINESSという会社です。(現:SUISEI, inc

市場の穴を見つける

ようやく本題です。仮設資材メーカーでの働き方に困っていた時と、宿泊業界にきてのびのびと仕事ができるようになった時大きな考え方の違いがありました。それは”市場の穴を見つける”というものです。

仮設資材メーカーの時は先輩や上司のようにならなくてはと思って仕事をしていました。自分と比べる相手が先輩と上司で同じ土俵で戦おうとしていたのです。知識も経験も先輩と上司には敵わないのにそこで張り合おうとしていた。

反対にL&Gでは他の人がやっていなかったことを意識して行っていました。入社当時、代表の翔子さんはSNSを積極的に使用していましが社員の方々は消極的な印象だったのでまずはここに注力をしよう。そう考えて入社してすぐTwitterのアカウントを開設しました。

市場は広い意味で業界ですが、社内も市場といえます。”先輩や上司のように”から”他の人がやっていないことに”考え方が変わった瞬間でした。業務時間外にTwitterを通じて、自身が学んだことや経験を投稿するようになりました。

運用の方法についてこの場では説明しませんが、社内に無い情報、業界に無い情報、インターネット上に無い情報、国内に無い情報など市場の穴を見つけてはそこを埋めるような以下のような記事を作ったり投稿を行ってきました。

記事をたくさんの方に読んでいただけるようになって、Twitterのアカウントも少しずつ成長していきました。

アカウントの成長ととも相談や仕事の依頼を受けることが増えていきます。仕事以外の時間でも業界内外の方とお会いすることも多くなりました。この4年間で数百人の方と実際にお会いしたと思います。

市場の穴を見つけて、その穴を埋めるコンテンツを市場に投げる。その結果、お会いした人と一緒に仕事をすることになったり、DMをいただいて仕事の依頼を受けたりとそれまで想像していなかったような展開になりました。

経験に価値を見出す

先日実施した某外資系ホテルでの「キャリアのロードマップ」に関する研修の資料より

「市場の穴を見つける重要性は分かった。そのあとはどうすればいいの?」と思いの方もいらっしゃると思います。その後に重要になってくるのは自身の経験に価値を見出すということです。

例えば、上でご紹介した記事『大学生がホテル業界をバクッと理解したい時に読むやつ』を読んでいただくと分かるのですが、情報自体は特に真新しいものはありませんし宿泊業界で働いていると自然に身につくような内容です。

ですが、市場にはその情報を欲している人がいます。ごく当たり前な内容と価値を見出さなければそれまでですが「これって、宿泊業界を志す大学生からすると価値があるものなのでは?」と見方を変えることもできます。

あなたが毎日、ベッドメイクをしているとします。その経験に価値を見出すとどのようなことができるでしょうか?私なら自宅にホテルのような空間を作って早く、綺麗なベッドメイクの方法を動画にしたり、方法やコツを記事にして発信します。

異業種から宿泊業界に参入した会社がベッドメイクってどうやるんだろう?と疑問に感じてネットで調べるとあなたが発信する内容を見つけました。サービスとして有料でベッドメイクを教えていれば仕事に繋がる可能性は高いと思います。

もっとキャリアは選べる


「宿泊業界は薄給だ」

「宿泊業界は労働時間が長い」

「宿泊業界は長期間働けない」

このような意見をたくさん見聞きしてきました。事実、そういった側面があることも理解しています。でも、とてもとても魅力的な仕事だと感じている人も多いのではないでしょうか?

お客様の特別な瞬間に立ち会えたり、提供したサービスによって「幸せだ〜」と目の前で喜んでくだる場合もあります。

そんな素晴らしい仕事のマイナスな面を可能な限り自身で減らしていくことでより良いキャリアを作れると私は思っています。まだまだ理想の状況ではありませんが4年前と比べると大きな変化がありました。

市場の穴を見つけること
経験に価値を見出すこと


この2つを意識して仕事をするだけでもちょっとずつ状況は変わってくると思います。宿泊業界4年生のキャリア論、それは「もっとキャリアは選べる」です。これを読んでくださった方にとってより良い働き方ができることを心から応援しています!

告知

9/8(木)19:00から吉成さんと「ホテリエのためのキャリアとお金の授業」を行います!私のパートではこの記事の内容をより具体的どのように考えて実行してきたかをお話しさせていただく予定です。

人数制限はありますが無料でのモニター参加募集ですので興味のある方はぜひ以下から登録してみてください。

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