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出汁の取り方でほんとうに味が変わった話

ちょっと前になりますが、夫が「安くなってたから」と、出汁パックを買ってきてくれました。

「そりゃどーもねー」なんて答えながら、適当に水の中にぶっこんでぐつぐつ煮たんですけども。


まずっ!というか、苦みしかない!!出汁のうまみはどこへ??


(゚Д゚;)< え?まさかの味覚障害!?


……では、ありませんでした。


どうして出汁の旨味がうまく出なかったのか

ずばり。


出汁の取り方が、間違っていたのでした


わたしのやり方は

鍋に水をはり、出汁パックを入れて火にかける。そこへどんどん具を入れて、フタをして煮る。沸騰したら火を弱める。

という感じ。


( ̄▽ ̄)< 出汁パックを使ってんだから、適当にやっても、それなりに出汁がとれるっしょ!


もしも、ここに、山岡士郎がいたら……


(。-`ω-)< やれやれ。作り手がそんなじゃ、せっかくの出汁が無駄になっちまうなぁ。

とかなんとか、言われたことでしょう。片手はズボンのポケットにインで、もう片方の手は頭をバリバリ搔いている感じで。

メーカー推奨のだしの取り方

今回の出汁パックはこれです。

https://goods.jccu.coop/lineup/4902220067534.html

改めてパッケージを見ると……。


鍋に水600ccを入れて、出汁パックを入れ、フタをしないで火にかけ、3~5分沸騰させて、その後、パックを取り出す。


と、いうものでした。


ぜんぜん違うやん!


(;゚Д゚)< と、とりあえず言われた通りにやってみよ……。



結果

ほとんど毎日、みそ汁を作っておりますが、そのたびに、


(*´Д`)< うっま!味噌汁、うっま!

と、感嘆しております。


出汁は取り方によって味が変わる。事実です!!


余談

ちなみに、山岡士郎が登場する「美味しんぼ」では。

鰹節用のカンナの刃がサビているのを見て、山岡士郎がタンブラーを割ってましたね。ガラスの破片で上手に鰹節を削ると、まるで紙のように薄く削れるとかなんとか。うまい出汁がとれるそうです。

しかし、十割そば用の「かえし」を作るときには、鰹節はかなり厚く削って煮ていたような。

料理によって鰹節の厚みが変わるようなのです。


さらに、昆布では「引き出し昆布」という、昆布をさっと湯にくぐらせるだけの出汁の取り方をしてました。


出汁って奥が深いですね。

山岡士郎がタンブラーの欠片で鰹節を削ったり、引き出し昆布の技を披露する回のアニメ版こちら↓

十割そばのかえしエピソードはこちら↓


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