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けんかの数は、奇跡を起こした数

わたしは、旦那に、

1日に何十回も「I love you」と言っているのだけど、

けんかをしていたり、少しでももやもやしたことがあったりすると、

途端に言えなくなる。

「言わない」んじゃなくて、「言えない」のだ。

もちろん、けんかしたからといって、

旦那への愛がなくなったわけじゃない。

だけど、なにか心につっかえているものがあるときは、

「I love you!」を心で感じられていなくて、

そうすると、

本当に口が開けなくなる。

言おうとしても、文字通り、

「言えない」の……!!!!!


わたしの中で、

頭で「愛している」と思うことと、

心で「愛している」と感じることは、

別の次元にあって、

それぞれが別に機能している、と思っている。


通常運転のときは、頭と心の両方が機能していて、

だからこそ、感じたままに

「I love you」を連発しているのだけど、

けんかをしていたり、もやもやしているときは、

「心」のほうが停止する。

頭では、「愛している」と思っていても、

心のほうが無音状態になる。


だからね、どんなに感情的なけんかをしていても、

頭の中では冷静に、

「ああ、もう二度とこの人のことを”愛している”と心で感じられなくなったらどうしよう」

と、ビクビクしているんだよね…!

心で感じられなくなることが、怖い。


「怖いっていったって、自分の心のことでしょ?」

と思うかもしれないけど、

わたしは、「永遠」なんて信じていないし、

「心」とか「気持ち」なんて

到底コントロールできないものだと思っている。

だからこそ、百年の恋も一瞬で冷めたりする。

オソロしすぎるよね…!!!


だから、仲直りしたり、もやもやが晴れたりするたびに、思う。

「ああ、また”愛している”って心から感じられてる…!!!すごい!うれしい!!!!」

「またまた”愛している”って感じられる心を取り戻してくれた旦那、すごいよ…!!!!!!ありがとう!!!!!!!」

って。(笑)

「(笑)」って書いたけど、

案外本気でこんなこと考えている。

「旦那、すごいな!!!あっぱれ!!!!拍手!!!今回もお疲れさまでしたっ!お見事っ!!!わたし、無事、心を取り戻しました!!!!大感謝ありがとう!!!」

と、心の中では思っているのだ。

***

心や気持ちなんて、いつまでたっても気まぐれだ。

約4年半、

けんかするたびに取り戻した心の数は、

旦那がわたしに奇跡を起こしてくれた数だよなあ、

と大袈裟かもしれないけど、

そんなことを考えたりするよ。






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