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大手企業就職活動の面接想定質問の答えが想定外すぎる件

ツイッターで想定質問リストを
見かけたのでやってみた。
おもしろかった。

学生時代に頑張ったこと
自己紹介・家族構成などは
普通に答えられる。

得意なこと。
強みと弱み。
質問したいこと。
弊社の内定が出たらどうするか。

この辺りになってくると
雲行きが怪しくなってくる。
答えられないのではなく
ことばになって出てくる答えが
宇宙人過ぎて笑える。

私が人事担当者ならば
速やかにこう伝える。

君が地球で健やかに暮らしたいなら
 独自の基地を理想の地に造って
 地球人社会への貢献と
 宇宙平和のための企画を立案実践すべき

私が面接を受けた人間ならば
こう言って退社する。

まさに実践中です。
 再認識の機会をいただき
 ありがとうございました。
 御社の発展を遠方より
 応援いたします。

いや無理。
面接をパスするには
素敵なウソを並べて
演出効果も添える必要がある。
馬鹿正直に答えたらダメ。

わかっちゃいるけど無理だわ。
今の私にはできない。

面接試験の経験はある。
集団1次面接で正直に答えて
あっさり落とされた企業の
人事担当者に直談判して
個別に話す機会をつくってもらった。

ところが。
人事部の事務所に向かう時
うわ、こんな場所で働きたくない。
こんな駅で降りたくない。
そう感じてしまった。
街が嫌だった。

約束の場に着く直前
ふとかっこいい女性が目に入った。
お!素敵なスーツ姿!
なんとそれは道路を挟んだ
建物のガラスに映った自分だった。

へえ!こんな風に見えるのか。
その日の収穫はそれで充分だった。

わざわざ時間をつくってくれた
人事担当者の人には感謝。
彼はこう言った。

「やっぱり君に魅力は感じない」

わかりました。
お時間を割いていただき
ありがとうございました。

そう言ってにこやかに退社した。
気に入られなくてよかった。
やがて私はその企業からの税金を
給料としていただく公務員になった。

公務員の面接試験では
正直に答えたら採用された。

イタリアでの就職面談経験は
いちどだけある。
話が長くなるのでまたいつか。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2021.6.17 加筆修正転載)

Grazie 🎶