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伝わりにくい文章の代表は長文/作家の僕がやっている文章術132

長文の構文は、意味をとりにくく、分かりにくい文章になりがちです。

小説を書く人の中に見受けられるのが、書き癖としての長文で、読者(ときに審査員)に、敬遠されてしまう原因ともなっています。

<文例1>
私が、車窓の外に、停車すらしない小さな駅の背景に並ぶ、小さな街の屋根や看板やショッピングモールの建物が流れるように目に入ったときに、車内アナウンスが流れて、次の停車駅は仙台だと告げたので、彼からプレゼントされた小さな銀色のブレスレットのような腕時計を見ると、定刻通りの午後3時の到着予定だと知った。

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長文の構文は、修飾語を文章から抽出して、独立させると読みやすくなります。

どのように書き改めるのかを手順を追ってお伝えします。

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