立つ

本当に毎日少しずつだった
早くひとりで立ちたかった
立てない自分が不甲斐なかった
苦しくて当たり散らしたこともあった
すごい迷惑をかけたこともあった
たくさん傷ついたしたくさん傷つけた
誰かと同じ自分は許せなかった
やれる努力もしてこなかったくせに
思い上がっていた自分に心底がっかりした
思い描く自分へたどり着けない
そんな悪夢に比べたら
終わりがないチャレンジの方が　
ずっとずっとマシだ
必ず　そう遠くない未来に
待ち望んだ光輝く最高の場所に　立つ
そこからの景色を、どうしても見たい
それを全身で味わう
だって　もったいないじゃないか