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1. ドイツ、ミュンヘンで生活するということ

2020年、このNoteをやろうと決めて少し投稿したのに、その後、なかなか筆が(タイピングが)進まなかった。

億劫に感じている自分の性格なのか、それとも日々追われている事のなんやかんやで余裕がないのか、長い間なかなか理由がわからなかったけど、最近になってふと感じた。

何か無理して良い所をばかりを見せよう、知らせようと「よそいき」に着飾ろうとしていた事に現実との違和感がかなりあった。

海外生活、しかも「ヨーロッパで生活!」なんて聞くと、華やかでキラキラしたイメージを持たれるかもしれない。
実際にそうやって言われる事も多々ある。それと合わせて「素敵!でも海外で暮らすのって大変でしょ?」とも聞かれる。その質問する人の感じる「大変」っていうのは言語だったり、食文化だったり、細かい話でいうと「宅配が時間通りに来ないんじゃないの?」みたいな物理的な大変さをイメージして聞かれる事が多い。

答えは、私はめっちゃ大変です。

イメージされる何十倍、いやナン百倍も、もがいて、苦労して、ただただ一生懸命に頑張ってやってないと無理なぐらいしんどいです。
宅配が時間通りに来ない、(いやそもそも来ない)、左ハンドルの車を知らない街で運転する、(しかもマニュアル車で)、硬水のせいで水道管が詰まる、硬水でシャンプーが泡立たない。。。

全てのインフラ、生活の快適さ、家電のレベル、家の設備、全てにおいて圧倒的に日本の方がはるかに上。
例えば細かい話、サランラップ、きちんとまっすぐ切れた事ないです。6年以上一度もスカッと切れた事ないです。ちなみに友達は包丁で毎回切ってます。

ミュンヘンに住むというのは自分が日本で生活してきて当たり前だった生活を保てないという事。当たり前だった事が当たり前じゃない日常。

それら含めて物理的な不自由さはまだまだ大変には入らない。まだまだ「大変さの序の口」です。

私の6年半のミュンヘン生活、自分自身も反省したり懐かしんだりしながら、一度この場を借りて少しずつ振り返ってみようかなぁ考えました。
次回以降、ミュンヘンに来た初日からについてゆっくりと書いていきたいと思います。

ヘルシンキ空港(2017年6月ミュンヘン来た初日のトランジットで)

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