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123天文台通りの下町翁 雑記帳〜李琴峰·著「言霊の幸う国で」

123天文台通りの下町翁 雑記帳〜李琴峰·著「言霊の幸う国で」

台湾出身の気鋭の芥川賞作家、李琴峰の最新作品。ネットの対談番組で最近知った彼女の存在。発言の明瞭さに惹かれて買った最新作であったが、一気に読めるストレートかつ繊細な内容に即フォロー決定の作家だ。本当に日本と日本文学を愛しているからこそのLGBTQ+を題材に、自身の経験を軸にしたノンフィクションと小説が織りなす文学作品で、この国の人権、個人にかかわる停滞ぶり、ゆえに生きづらさから活発な未来を描けない

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123天文台通りの下町翁 雑記帳~ラナ・ゴゴベリゼ監督 映画「金の糸」(2019年)

123天文台通りの下町翁 雑記帳~ラナ・ゴゴベリゼ監督 映画「金の糸」(2019年)

1968年に開館し、今年7月末には54年の幕を下ろし閉館となる神田神保町・岩波ホールでジョージアの女性映画監督の劇映画作品を鑑賞。ウクライナへのロシア軍侵攻、戦争をきっかけに、にわかに旧ソ連を構成していた国々の民族、歴史、文化に目が向き、カザフスタンが舞台の「スターリンへの贈り物」を江古田のギャラリー古藤で見た後、この作品を鑑賞。舞台はアジア、中近東、ヨーロッパをつなぎ交わる地域、ジョージアの首都

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123天文台通りの下町翁 雑記帳            長坂道子・著「難民と生きる」を読んで考える日本に暮らす私の道

123天文台通りの下町翁 雑記帳 長坂道子・著「難民と生きる」を読んで考える日本に暮らす私の道

混雑した場でベビーカーを押す女性を「迷惑」と捉える社会=日本と、見ず知らずの難民を自宅に迎え入れることを厭わない社会=ドイツ、この大きな違いは何なのか?そんな素朴な疑問を考えるため、欧州在住の長い著者、長坂さんが2015年以降いっきょに中東での戦火から逃れて欧州に押し寄せた難民の大波などに、ドイツの市民が個々にどう応じ、何を考えたのか、具体的な聴き取りを紹介した一冊。連邦制をとるドイツゆえ、州や地

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123天文台通りの下町翁 雑記帳~大山勝男・著「さっちゃんの診察器       -医師・矢島祥子-」読後記

123天文台通りの下町翁 雑記帳~大山勝男・著「さっちゃんの診察器       -医師・矢島祥子-」読後記

大阪市西成区の診療所で釜ヶ崎で一貫して町に暮らす厳しい生活環境や健康状態にある人々のために、献身的に医療活動を続けていた”さっちゃん”先生こと矢島祥子医師。2009年11月19日の午前1時20分に木津川の千本松船場の水中で遺体となって発見されるまでのわずか34年の人生の濃くも短い軌跡を追った内容。と同時に、ご両親お二人とも医師、祥子さんの兄弟3人のご家族と他殺死としか思えない彼女の死の真相を現在も

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123天文台通りの下町翁 雑記帳~医療崩壊を想像すること~

123天文台通りの下町翁 雑記帳~医療崩壊を想像すること~

新型コロナウイルス感染がこの国で問題になり始めて1年。コロナはただの風邪だなどと楽観している声などもあったし、マスコミでもひたすら国や自治体が流す感染者数を日々更新するばかりで、人口あたりの病床数が世界でも飛び抜けて多い国だということもごく最近、独立系ネットメディアVideonews.comの番組(https://www.videonews.com/marugeki-talk/1028)(http

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