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【vol.1/no.2】これってパワハラ?私がモンスター上司から逃れた方法

前回の記事の続編になります。
初回投稿記事には、私が入社して出会ったモンスター上司の問題点についてを記載しました。
よろしければ、そちらも見ていただけると幸いです。

トラブルや問題が多いモンスター上司の福さん。
ある一件を機に、私は会社に対して「NO」の意思表示をしました。

まずはモンスター上司のさらに上、【町さん】に面談を申し出て現状の問題点を資料にまとめました。

それをもとに
「ふくさんの管理下から外し、一切の指示命令を受けないこと」
とし、部署異動を願い入れました。

ただし、これには「福さんにどう説明するのか」という懸念が生じます。
本来であれば、事実を伝え、上司として不適切な行動を改めるように指導するべきでしょう。
ですが、ふくさんの場合、それは得策ではありません。
なぜか?そこには2点の闇があります。

福さんの癇癪グセ

ふくさんはこれまでも部下との間で問題が生じた際、自分の都合の良いように解釈し「自分は悪くない。部下や周りが悪い!」と主張し、癇癪を起こします。しまいには、「自分は被害者だ」と、親会社のコンプラ相談窓口に駆け込むという行動をします。
やってることは無茶苦茶ですが、そうやって騒ぎを大きくする傾向があるため、周囲は皆、腫れ物に触るような接し方しかできなくなります。
誰も福さんに前向きな指摘や指導はしません。

会長を味方につけている

現実にこういうのって、ほんとにあるんですね(笑)
自分が被害者だと思いこむと会長に直接電話し、「私はこんなひどい仕打ちを受けてます!こんなに頑張っているのに‼︎」と主張します。
会長もそれを他の社員にヒアリングすることなく、ふくさんの言葉を鵜呑みにし、関係する社員を自分の独断で処分したり担当から外したりします。

➡つまり、最強・無敵。

これにより、福さんは数々の問題行動があれど、今までまともに処分を受けたことがありません。
むしろ、関わってしまった他の社員が左遷されたり叱責されてきました。

こんな状態です。社内にはしらけた空気が漂い、誰も会社を良くしようなどと思わなくなります。
問題が起きていようと、見て見ぬふり。関わらない。諦めムード。
ああ、こうやって組織は根本から腐っていくのだと肌で感じました。

さて、ではどうやってこの人の管理下から抜け出すのか?

もう強行突破しかないことは分かっていました。
この会社は上場企業の子会社です。世間的に広く知られていませんが、親会社はそれなりに業界内で有名なので、コンプラ問題、特に今世間で注目を浴びている【パワハラ問題】にはやや神経質。
それならば、それを利用しない手はありません。

まぁ、実際に心身に限界は感じていましたので、町さんに対してそれをはっきりと伝えました。言葉だけではなく、記録が残るようにメールでもです。
「このままの環境で働けば、パワハラによる労災が起こる」「助けてください」と、はっきりとSOSを示し、それでも尚、我慢を強いられることがあれば社外相談窓口に行きますと伝えました。

はっきりと示さなくては、なんだかんだ言いくるめられ、ずるずると我慢をさせられることは予想できます。
よって1週間という期限を決め、それまでに異動させてくれと嘆願。たたみかけるようにメールを送りました。

保身第一のお偉いお爺さん達にはこれが一番です

これにより、ようやく役員の方々が動きました。
結果、なんとか福さんの配下から抜け出すことができました。

しかし、根本的な解決には程遠いです。
なぜなら、今回の私の異動は【私自身が適性に合わなかった】という結論で片付けられているからです。
なお、福さんは過去に2人の部下を鬱にしていますが、そのときも原因をふくさんとせず、同様に部下の適性の問題にしています。
社内の組織ぐるみでの揉み消しですね。被害者の方は泣き寝入りというか、諦めています。
やはり、お偉いさんたちは【保身第一】。とにかく、自分たちの任期満了まで問題を起こしたくない、親会社に叱られるのは嫌なのです。
むせかえるほど嫌悪感を感じますが、それならその特性を利用して、こちらも手を打てばいいのです。

今回はこれまでとは違うかも?

ただ今回ばかりは、福さんの絶対的見方だった会長も、福さんに対して疑念を抱いているようです。
「本当に彼女の言っていることは正しいのか?」
気がつくのが遅すぎるくらいですが、大進歩かもしれません。
もしかしたら、会長自身も福さんの癇癪に怯えているのかもしれません。
自分が加害者にされてしまうのではないか、自分の代で問題は起こしたくない、親会社に報告したくない。
ふくさんという、まともな話が通じない【当たり屋】のような方に、自分の立場を脅かされることを恐れているのかもしれません。
情けない話ですが、最初の対応を間違えたことにより、収拾がつかなくなっているように思います。

結局は皆、保身なのです。年を重ねていくと、守るものが増えすぎて、鋼の鎧をまとい身動きがとれなくなるのでしょうか。
…自分もそうならないように意識しないと。

さすがにこのタイミングでの転職は…

こんな組織ですが、私も就職してまだ1年未満。まだしばらくは辞めるわけにはいきません。仕事そのものはやりがいのあるものなので、こんなことを理由に私が辞めるのも悔しいです。
ですが、この会社に依存せずとも生きていけるようにスキルを磨いていこうと思います。

同期のりーさん

ところで、私と一緒に入社し、福さんの下で働いていたりーさんはどうなったか?結論から言うと、現段階ではふくさんの下に残ることを本人が決断しました。周囲は皆、その決断に驚いていました。

私とは正反対のタイプですが、福さんについて思うことは同じで、彼女もストレスは感じているようです。私とりーさんは対立していませんし、今回のこともすべて情報を共有してきました。
私だけ出し抜いたわけではありません。

彼女は彼女なりに考えて決めたことなので、それに対して私がどうこう言うつもりはまったくありません。

次回はりーさんという人についても書きたいと思います。

長文お読みいただきありがとうございます。


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