蜜柑麺が最近読んだ本 5選 2023年10月
・胃が合うふたり
千早茜さんのエッセイを追っていてたどりついた作品。
ここで新井見枝香さんという人物を知り、他のエッセイ本を読んでみるとま~~~面白いし共感できることが多い。二人が言うガルビュールという野菜スープ?のようなものが大変おいしそうで、死ぬまでに食べたい物の1つに加わった。
作中での時間経過とともに、二人それぞれに転機が訪れている。千早さんは引っ越し、新井さんは踊り子になった。二人の人生の転機の一部始終をエッセイとして読める、なんて贅沢な本……!と思ったのは私だけだろうか。
自分は小食なので彼女たちの胃とは相性が悪く、一緒に物を食べることは叶わないだろう。ただ、この作品を通して美味しい物を共有してもらえた喜びたるや。自分も胃があう友達と出会ってみたいものだ(その場合、どちらも小食で食べきれなくなってしまう……。)
・探してるものはそう遠くはないのかもしれない
前述した通り、新井見枝香さんのエッセイをより読んでみたくなった。
いろいろと向いてないことについてのエッセイ集。書店員とエッセイの2足のわらじ時代の話。生きてきて向いてないこともたくさんあるけど、向いてることもあるよ!でもやっぱり向いてないやということを日常のエピソードを交えて描かれる。流れるように読めて面白い、正直どこから読んでもいい短編集のような構成は個人的に読みやすいと感じる。ときどき自分が考えていることと重なる部分もあって「え!?自分の思考がみられてる!?」と思うことも。
・きれいな言葉より素直な叫び
今回は書店員と踊り子とエッセイの3足のわらじ(?)時代
ストリップはまだ見たことないけど、見枝香さんの文章から踊り子の世界の魅力がビンビンに伝わってきました。ストリップはエロじゃない芸術だ!という人の気持ちも分かるくらい、ストリップには並々ならぬ情熱が感じられる。しかし、ストリップにエロは欠かせない。そのことについても言及されていて、見枝香さんに対して信頼?尊敬?共感?なんと言葉にあらわしたらいいのか、そのような気持ちになりました。
見枝香さんは最近街録チャンネルのインタビューに答えていて解像度爆上がりました。共感することが多い一方、見枝香さんを知れば知るほど自分とは違うのだと改めて実感する。当たり前なことだけど、ちょっと寂しいような、でもそれが人間で自分と他人ということなのだ。逆に、こんなに違う人のエッセイにここまで共感できたりするのもおもしろい。異文化交流かもしれない。
・黄泉のツガイ
先輩に「めちゃくちゃ面白いのに全然流行ってないのが悔しい」と布教されて読みました。バカおもろいもっと流行れ!!!!
村の因習が絡んできますが、舞台はがっつり現代です。
話数もそこまで進んでいないので、追いつくなら今です。アプリでなくともガンガンオンラインで1話まるっと読めちゃう!良い時代だ……。
・鯛代くん君ってやつは
いわゆるBLってやつです!苦手な人はごめんなさい、私は乱読派なんです(?)単行本で読んでいます。初心者BLとして大々的におすすめしたい作品。最新4巻を買ったので読み直し。
モダキュンのバランスが良くて、これBLになるのか?と思うくらい攻めたラブコメで笑えるシーンが多々ある中、ふとしたときにキュンッッとくるポイントがしっかりある。ずるい。個人的にメインの二人(鯛代くんと蛯原くん)と後輩高身長×先輩低身長が刺さりすぎているので、もっとこの二人の今後を見ていきたいと思っています(使命感)。
ただ、最新4巻では鯛代くんの成長を描いた後に別のカップリングが大暴れしているので、鯛蛯をもっとくれ……!!と思ってしまいました。
以上、今月読んだ本紹介というか、完全に自己満足の振り返りでした。正直まだまだ文章が読みづらくてセンスのかけらもないので、今後磨いていきたい……と思います。もしかしたら気力がなくて全然読めない、感想が薄いときもあると思います。それもまた読書!!!!(多様性)
これからも毎月上げられたら良いなと思っています。一個人の読書感想文(?)ですが、これをきっかけに本を読んでみようかなと興味を持った方がいたら良いな、最高だな、と思います。
最後に、この毎月読書感想文を書こうと思ったきっかけは、にゃるらさんの記事でした。文章を書くきっかけを与えてくださったにゃるらさんに感謝の気持ちでいっぱいです。この記事の形式はほとんどにゃるらさんの記事を参考にしています。
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