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読書から広がる喜び


本当に役立つもの


ずっと心に残っている言葉があります。

医学とか教育学とかは、生活に直接関わってくる学問だから、実際に役立つことだとみんな知っている。

けれども、文学なんて、実際の生活において役に立っているかどうか、わからないという人もいる。
  
でもね、本当に役に立つもの、必要なものとは、こういうものなんです。

一見、何の役にも立っていないように思えるかもしれない、こういうものこそ、本当は一番必要なのです。

学生時代に出会った、イギリス文学(テニスン研究)専門の先生のお言葉。


文学を学ぶことに何の意味があるのだろう。そう思っていた私の心に、先生の言葉は、すっと入り込んできました。

役に立たないように思えるものにも、ちゃんと存在する意義がある。
意味のないものなんて、何一つない。自分は生きていていいんだ。

いつも、私を勇気づけてくれる言葉です。


文学と言えば本。

読書に関する記事を見つけました。

家族や友達と、同じ本を読み交流する楽しみ

大正大学教職支援オフィス教授で図書館長の、稲井達也氏による記事を読みました。(2023年9月19日日本経済新聞)

子どもに「読書しなさい」とか「勉強しなさい」と言うことは、自分自身を振り返っても、逆効果。

頭ごなしに押し付けるのではなく、(一緒に~しよう)とするほうが、ずっと、やる気を引き起こしてくれるように思います。

私自身は、子どもの頃から読書が好きで、親になってからも、子どもたちと図書館や書店に行って本を選んでは、一緒に読んできました。

興味を持った本を読むのは、文句なく面白いし、知らない世界を知ることは、勉強になります。

それに加えて、誰かと一緒に同じ本を読むと、お互いに感想を語り合うという楽しみが生まれます。

同じ本を読んでも、それぞれ、気になったり感動した箇所が異なることはよくあり、それもまた面白いです。

世界や知識を広げてくれて、わくわくや感動を与えてくれる、マイペースでできる読書。きっと生涯の趣味の一つであり続けると思います。

ちなみに、今は、娘と、なぜか気の合う美容師さんと、同じ本を読みっこしています。

本当は夫と読みあいっこしたいのですが、ほぼ読書をしない人のため、できません(笑)

あなたも、ぜひ、お子さんや、周りの誰かと同じ本を読みっこしてみてくださいね。

小説やエッセイだけでなく、図鑑や画集、漫画でも、興味のある本を読むのって、楽しいものですよね。


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