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座っている状態を機能的に感じる

今の時代ほど、人間が「座っている」状態を長く続けている毎日ってないと思う。

座っている状態って、実は結構大変。

座ってるって、カラダにとってどんなこと?

これがわかるとどんな椅子がいいのか、介護するときどう誘導したり椅子を選んだらいいのか、子どもの姿勢はどう考えたらいいのか、その辺が見えてくると思う。

この記事は、私のサークル「1ヶ月チャレンジラボ」の7月のテーマである「姿勢を感じる」ことの予告記事です。


自分のカラダを考えるということ

来月のテーマである「姿勢」を、今回は「座る姿勢」に絞ることにしたよ。

現代人はとにかく座ることが多いじゃない?

特に仕事がデスクワークだったりすると、ずっと座っていることになると思う。

うちの夫もそのひとりで、常に首や腰、足の痛みを訴えていて、私はセルフケアの重要性を伝えてきたの。

私の治療で改善すること、でも仕事がハードだとすぐに症状が悪化すること、良くしていくには自分の姿勢を考えることやセルフケアが大事なこと、夫はこの10年くらいかけて実感してきたと思う。

そしてゆっくりジブンゴトになっていって、今では私と寝る前のストレッチやオンラインヨガに意欲的。


また、長男や三男は生まれつき筋肉の緊張が低め。

専門用語では「低緊張」と言ったりする。

簡単に言うと、座ってる姿勢が悪い、猫背。

疲れやすい。


筋肉の緊張は正常と呼ばれる領域は広くて、ベースが低い人、高い人、動作をすると余計な力が入りやすい人、姿勢保持に必要な緊張感が低めな人、余計な力が常に抜けない人、いろんな人がいるのね。

ベースが低い人は、朝起きたときに少しエンジンをかけてあげるような気持ちで、全身の筋肉にスイッチを入れてあげると調子がいいと思うし、なかなか力が抜けないタイプの人は寝る前にゆっくりとストレッチをして筋肉を伸ばしてあげると回復しやすい。

そんなふうに、自分の筋肉の緊張の個性を知って上手く付き合うって大切で。


この筋肉の緊張と姿勢の保持はとっても関係が強いのね。

姿勢を維持するのは無意識でしょ?

その無意識が上手くいってないときは、自分のカラダのクセや能力を知り、適切な環境設定(イスやテーブルの高さなど)や弱い部分の筋トレなどで整えていくとカラダのトラブルにつながりにくいと思う。

それがなんとなく感覚でわかっちゃうこともあれば、ひとつひとつ確認することでわかることもある。

私は多分感覚的にカラダを使うことが得意な方で、中学の陸上部で関東大会に2回出場したことがあるし、カラダを使う仕事だけど今までカラダのトラブルとは無縁。

そんな私だけど、自分のカラダを知っていくとわかってきたことがあって、ベースは筋肉の緊張が低めで、長く姿勢を保持するようなことは苦手で、長く続けると固まりやすくてケアが必要ってこと。


長く座り続ける必要があるオンライン講座受講では、イスをバランスボールに変えたり、腰椎の部分にクッションを入れたりして工夫する必要があるんだ。

長く座っているとお尻の筋肉は硬くなる。

お尻の筋肉が硬くなると足への血流は悪くなり、冷えや疲れやすさにつながる。

カラダへの影響っていろいろあって、知っていたら日頃からケアできることっていっぱいあるんだよね。


例えば、自分は座っているとき、どこの筋肉は上手く使えてなくて、どこに力が入りやすくて、どんな工夫をすると楽かってわかる?

座っているとき、どこに重心を置くようにしたら安定するかわかる?

座っているときの骨盤の状態って意識したことある?


私は筋肉の緊張を考えるのが好き

専門用語で「筋緊張」と呼ばれる筋肉の張りは、脳で勝手にコントロールされているのね。

勝手に感じて、その状態に合わせて勝手にコントロールしてくれる脳ってすごいよね。


どうなっているのがいいかというと、目的に合わせて必要な筋肉の張りが準備されていて、必要な動作がスムーズにこなせること。

それからしっかり筋肉を使って動く時間があれば、リラックスして十分に休む時間もあること。

筋肉を動かすのに必要な酸素や栄養素が、血液を通して十分に得られること。


椅子を変えるだけで姿勢が変わったり、筋肉の使い方が変わるのも面白いけど、例えばテーブルに興味深いアイテムがあって夢中で作業しているときと興味ないものを作業しているときでも姿勢は全然違うのも面白い。

子どもたちの姿勢に関しても、自分の子どもを観察してきて思うけど、姿勢をよくする筋肉を鍛えるには、好きなことにたくさん取り組むのがいいって感じたものね。


その辺からも、姿勢は運動機能だけでなく、ココロともつながってる。

脳がコントロールすることに関しては、ココロとカラダは影響し合うんだよね。


座っている姿勢で悩んでいる人、座ってることが長くて不調が多い人は、自分のカラダのこと、もっと知ってほしいなぁって思う。

だって、カラダからのSOSでしょ?


私がいちばんやりたいことは、自分のカラダの声を聴くための知識とボディーワークをお伝えすること。

ホントはリアルに会って、カラダや動き方、筋肉の状態を見たらすぐわかることなんだけど、人からもらう答えってピンとこないことが多いし、わかっても自分でそこまで持っていくのは難しいもの。

だから、自分の今のレベルで感じて考えることを繰り返し、ときには必要な視点を与えてもらって深めていくのがいいんじゃないかなって思う。

それができるようになってくると、この情報過多の時代でも、情報を選べるんじゃないかな?


硬い筋肉を柔らかくするのは危険なときも

「私、筋肉硬くてつらくて。」

そういう方、よくいらっしゃって。

硬くなるとマッサージに通うことを繰り返しているという。

硬い筋肉を柔らかくしてリセットすることは大事。

でも何で硬くなっているのか、を考えることも大事。


大抵は弱い筋肉が他にあって、それを補うために頑張れる筋肉が硬くなる。

だから硬さをリセットするとともに、弱い筋肉を鍛えないと整っていかなかったりするのね。


じゃあ、マッサージせずに筋トレ頑張ったらいいのかというと、この微調整はとっても難しいのだけど、頑張る筋肉は使わないようにして、弱い筋肉を弱い負荷で優しく鍛えてあげないと、かえってトラブルを起こす可能性もある。

筋肉のバランスを考えるってすごく難しい。

だからこそ、筋肉の声をちゃんと聞いてあげられて、負荷を自分でコントロールしてあげられたらいいと思う。


また、硬いところをむやみに緩めると、かえって痛みが出てしまう例として、傷んでいる組織を守るために硬くなっている場合がある。

例えば重度の五十肩とか、腰のヘルニアとか。

組織が炎症を起こしていて、今は動かしちゃダメだよっていうとき、それを防御するために筋肉が硬くなることがある。

それを固まったらいけないからとほぐすと痛みが悪化する。

痛みの状態を見分けるためにも、感覚ってすごく大事。


カラダの声を聴けるように

実はカラダの声ってとっても正確。

それを一般常識で抑圧しないでほしいと思う。

痛い、つらい、休みたい、できない。

自分はダメなんじゃないか、と思わず、その奥にひそむ身体機能の状態をしっかりと感じて、自分をいたわってほしい。

それはココロと向き合うこととおんなじだと思ってる。

ココロの声もカラダの声も、うまく聴けるようになる練習、こっそりマイペースにでもいいし、noteに記録していくのもいいと思う。

ヒントが欲しかったら、サークルでお待ちしています。








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