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療育の個別面談にて

今日は年長の三男の療育の個別面談でした。

その記録。


面談前の心得

「面談前には自分の考えを整理して、相談したいことを明確にしておく」

ということを大事にしているので、今回も夫も話し合った上で、レジュメを作成して持参しました。

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今回の面談のテーマは、

① 療育を半年利用しての感想と、後半の方向性や目指すことを共有すること

② 就学について

③ その他

でした。


私は何にも準備していかないと、言われた言葉に過剰に反応して感情的になりやすいので、自分なりに整理して考えをまとめておかないといけない、というのが経験からわかったことです。


就学に関して

小学校入学まであと半年。

就学に関しては、以前に自分で年間計画を作成しておいたので、それに沿って進めていて、順調です。

療育手帳も取得しました。

就学相談にも行き、子どもの状況や親の意向から特別支援学級(知的学級)の判定を先日もらえました。

あとは放課後等デイサービスの見学と契約をこれから進めます。

それから入学直前に特別支援学級の見学に(見通しを持ってスタートできるように)2〜3回行かせてもらいたい旨を校長先生にしてあります。

その辺の進捗状況を夫と改めて確認し、今日のレジュメに記載しました。


今回の面談のメインテーマ

私にとって、今日の面談のメインは

「就学までに親として三男に意識して関われることをハッキリさせておく」

ことでした。

そのために、今の状況を可視化して、そのうちどこに着目していくのがいいかを考え、その考えていることが現状の三男の発達や達成に見合っているのかを相談しようと思いました。


やったことは

「学校に行くのに身についていないこと」

の項目を挙げて、


特別支援学級であればクリア→♪

特別支援学級でも配慮のお願いは必要→△

入学までに練習したら積み重なりそうなこと→●


で、分けてみました。

例えば、学校の行き来は送迎が原則なので、交通ルールや安全確認は難しいけれど早急に対応が必要なわけではないので→♪

オムツ外しは今、スモールステップで対応中なのでそのまま→△●

みたいな感じで、ひとつひとつの項目を考えていきました。


今、悩んでいるのは「制服を着て登園できないこと」なんですね。

去年もそうで、今年はその理由が本人から聞けたのですが、「遊ぶ時間がなくなる」からだそう。

どうやら制服から体操服とスモックへの着替えが難しく感じていそう。

確かに、家でも着替えはあまり乗り気でなく、まだまだ手伝うことが多いんですね。


制服が着られないことは今後必要性が高くないからいいとしても、ひとりで脱ぎ着ができないことは今後の体操服の着替えなどに影響は出てきそうと思いました。

そこで、どんなステップを踏むのが良さそうか、幼稚園での活動で何か支援をお願いすることはあるか、家でできることは何かを整理してもらいました。

ここら辺は答え合わせというか、自分が考えたことを違った目線でチェックしてもらうってすごく大切だと思いました。

おかげで、家でできることが明確になりました。


夫と同席して良かったこと

いつもは、個別面談に一人で臨んでました。

だって平日だし、普段の療育は私が対応しているし。

でも今日は夫にも来てもらいました。

その意味は2つあります。


ひとつはもっとジブンゴトにしてもらいたかったから。

私から話すのと、実際の場面でいろんな話を聞くのとでは実感に大きな差があると思っていて。

だから、できるだけ休めるときは療育に来てもらおうと思っているし、面談の日に同席できるならしてもらいたいし、事前の整理も一緒に考えてもらいたいんです。


これ、夫のタイプによると思うんですよね。

言わなくても進んで関わってくれるタイプと、必要最低限の対応をするタイプ、できるだけ関わりたくないと思っているタイプ(いろんな理由で)。

夫は言われなかったら、何に対しても必要最低限で生きているタイプで、悪気があるわけではなくて、そういうスタンスの人です。

だから私が必要としていることを伝えて、できる範囲で関わってもらう方向でいます。

関わってもらうことで、日頃の相談の幅も広がるし、対応できることも増えるので助かります。


もうひとつの意味は、私の特性に関することですね。

私はワーキングメモリが少ないので、リアルタイムでの面談のような大事な話のやりとりは苦手なんです。

情報量が多いし、感覚の刺激も多い。

その中で感じたり考えたことが、あとになって自分を苦しめてしまうことも多いんですよね。

「大事な話はできるだけ誰かに一緒に聞いてもらい、一緒に考えてもらうこと」

これが私の不安を減らすとわかってきました。


自分のことなら自分の判断でいいんですよ、責任も自分にあるから。

でも子どものことになると、私の判断だけで決めるのはとても不安です。

特に、特性のある子どものことに対する判断は、私が生きてきて自然と習得した価値判断では上手くいかないことが多いから。

夫の冷静な考えや判断も参考にしたいんですよね。


それと面談で聞いた話の解釈に違いがないかという話をするときも、2人で聞いてくると安心です。

捉え違いがないか、復習できるから。

同じ話を聞いているのに、感じることも考えていることも、捉え方の違いで全然変わった解釈になることがあります。

人の話を聞く、特に新しい話や難しい話を聞くときは、誰かと一緒に聞けるって本当に心強いなって思います。


多くの人と同じような発達をしない子どもの子育て

我が家の息子たちは3人ともそれぞれ違った発達特性を持って生まれてきて、それぞれに課題があり、それぞれに必要なサポートがあります。

発達の特性があるからといって、生きる上で不利になるとか、他の人よりも劣っているとは思わないけれど、より丁寧な関わりが必要なことは確かです。

「大多数と自分は違う」というのは、それだけネガティブな影響になりやすいからだと思います。

だけど多様性を大切にしようという動きのある今の世の中では、人と違うことって強みにもなるので、悲観する必要はないですよね。

だけど、そのためには「自分はどんな人間なのか」を感覚的だけでなく、論理的にも捉えてコントロールしていく必要があると感じていて。

感覚的な子育てでは、間に合わないように感じています。

自分も論理的、分析的、洞察的に子育てを捉えていって、言葉を的確に伝えていく必要があるんじゃないかしら。

親も学び続け、自分を知って深め、違いをお互いに認めていけたらいいですよね。

私は自分の家族で、それを実現していきたいです。


以前は同じような家族がいないかな、ってロールモデルを探していたりしました。

それは自分の判断が不安だったからだと思います。

でもこれからの世の中にロールモデルは存在しない、なんて言葉を聞いたことがあって。

多様性の世の中にロールモデルは必要ない、自分が自分らしくいられることが大切だからだと。

だから私は自分と向き合い、家族と向き合い、その中で見いだしていくことに決めました。

一歩ずつ。

目の前のことと向き合い、考えていくことの繰り返しで積み重ねていきたいです。






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