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すべては錯覚から始まる

「あの人があんなこと言った!」「ちっともわかってくれない!」
怒りがこみ上げて、圧力となる。見えない現象はその人の認識によって歪められストレスとなります。そして、ストレスの中心のほとんどが人間関係の中にあります。

認められたい欲求は理性を失い、感情を荒げ、人に対する嫌悪感として心に刻み込まれます。
しかし、嫌悪感というのは「そのままでは危険!」という警笛のようなものなので受け入れることで自分自身の本当の欲求がはっきりしていきます。

嫌悪感と恐怖

人が嫌悪感や恐れを感じるのは、生理的な欲求が満たされていないことが根本にあります。

昔の日本は、飢餓や災害、感染症などの恐怖を乗り越え、文明開化や経済によって発展を遂げてきました。物に不自由しなくなり、住む場所もある。そして、働けばお金がもらえ、制度によっては最低限の生活が保障されて、必要な支援だって受けられる。
ここまでいくと、安心という感情が生まれ、恒常性が整います。つまり、体の機能は正しく働くのです。

しかし、人は進化したい欲求があるため、上に上に行こうとします。
「嫌な出来事、怖い出来事」があるからこそ、次の生きる術や生きがいを見つけようとします。
そんな時、体は満足しても心が置き去りだと、重くて上手く進むことが出来ません。

マズローの5段階欲求

人の欲求は食欲、排泄、睡眠と、成長とともに満たす術を身に付けていきます。しかし、大人になったからといってすべて満たされたわけではありません。安全な環境と仲間を手に入れても、我慢という理性が働きます。

私たちは理性のはざまでいつも揺れています。だから人間なんです。

「仲間外れにしないで!」「もっと愛してほしい!」安全な環境で仲間を失いたくない人は、偽りの安全地帯で嘘や悪口を循環させ常に恐れを感じています。
そして、心の状態は本当の仲間がいない現実と、愛されない現実を生み満たされない自分という自己実現を叶えてしまうのです。

人が言った言葉、出来事は錯覚だということを知る

更年期まで生きたなかで、心に刻まれた嫌悪感はこれまでに五感で受けとった情報を意味付けしたものに過ぎません。
同じ情報を得ても、受け取る感覚が違うのは意味づけが人それぞれだからです。つまり、出来事はいつも錯覚なのです。

国の制度に守られ、最低限の生活が出来るという環境にある私たちは、常に生理的欲求が満たされた状態にあるのです。そこで出会った人、物、出来事の意味づけを変えることで心の状態が変化します。

更年期まで生きた私たちは、すべて錯覚だということを知る必要があります。本当の仲間と心地の良い環境は恒常性が整い「健康」という状態をつくるからです。
言われたこと、起こった出来事に感謝すると本当の仲間と居場所が見つかります。
これこそ、錯覚ではない本当の自己実現なのです。

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読書様へ☆彡
今年最後の配信となります。
たくさんのかたに読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも更年期のかたに有益な情報を配信しますのでどうぞ宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えくださいませ。



新春!「第6回麗しの更年期」意見交換会のお誘い


更年期の女性とつながりたい!そんな想いで始めた意見交換会を今年も続けていきます。
「麗しの更年期」意見交換会は

1.情報の共有
2.楽しいプロセスをつくる
3.新しい仲間つくり

この3つを目的にしています。

これから始まる更年期、既に更年期に入り不安を抱えているかた、辛い思いをしているかた、たくさんの意見を共有し合い、ひとりではないことを実感してほしいです。

「麗しの更年期」では、ご参加された方とのコミニュケーションを通して、今の時代にあった生き方を探していきます。その輪が広がり、それぞれの価値が高められたらとても嬉しいですね。

毎月を目標に、第2土曜の21時から少人数で始めていきます。
何ぶん、始めたばかりの会ですので、不手際があればお許しくださいね。
将来的には皆さまと一緒に進めていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

第6回「麗しいの更年期」意見交換会/ZOOM
   テーマ「私の更年期」
ご参加された方の貴重な体験をお聞きします。

日時 令和6年1月13日(土)
   21時〜22時30分

定員  3〜4名様/カメラ、マイクonでお願いします。

ここからお申し込み下さい♡

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