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みかげ
2019年7月11日 21:30
先がつん、と尖っていた鉛筆の芯は、絵を描くごとにどんどん丸くなっていく。カッターナイフでまた削り、尖らせて、また描き始める。しばらく描いていれば、また丸くなる。さあまた鉛筆を削らねば。と、その繰り返しで白紙を埋めていく。すこし余白を持たせると雰囲気が出る。歌を作るのもたぶんそれと同じようなことだと思った。わたしは「幸せは途切れていく」と、「ゆうやみ」という歌の歌詞に書いた。その曲はまだ製
2019年4月8日 20:12
覚束ない足取りで改札を抜けて人の少ない5番ホームに向かう。地元密着の単線から見える景色はすっかり春になって心躍る半面、桜を通して季節を見送ることに切なさを感じます。似合わない厚底シューズに強がりを詰め込んで大きなカバンには不安を詰め込む。抱え込むような性格でもないけれど、ひとになにか核心みたいなものをつたえるのは苦手だ。それなら無理に話さなくていいかなって思考で。何を伝えた