自己肯定感とぬり絵
ポジティブ思考に続く自己肯定感ブームは、一過性で終わらずに子供でさえ口にするほど、一般的なものになっています。
そんな自己肯定感ですが、日常的に見聞きする「自己肯定感とは」とか「自己肯定感を高める・上げる」といった情報には幅がありすぎて違和感を覚えることが多くないですか?
最終的には個々でどう理解するかの話で、僕があれこれ言うのも変なのですが、自己肯定感に関する悩みや不安を持つ方と接したときには
自己肯定感とは「ありのままの自分のすべてを受け入れ認める感覚」
実は、これだけのことなんですと説明するようにしています。
ということで、今回はぬり絵をベースに自己肯定感についてお伝えしていきます。
ぬり絵とは
文字数かせぎではないので、少しだけお付き合いくださいね。
子供時代にやったことがない人はゼロ、白黒の絵に色をつける、あのぬり絵です。
白黒の絵と色を塗る道具さえあれば、あとはなんの縛りもないのがぬり絵のいいところです。
で、ぬり絵と自己肯定感にどんな共通点があるかというと・・
ぬり絵と自己肯定感の共通点
■今あるものは変わらない
ぬり絵:目の前にある白黒の絵
自己肯定感:今の目の前にいる自分
普通、目の前にぬり絵があるのに、そのぬり絵に対して「もっと違う絵柄ならいいのに」「こことここに自分で書き足そう」とはならないですよね。
自己肯定感も同じで「もっとやせれば」「学歴があれば」「ハイブランドのバッグが」みたいな足し引きは不要、ありのままの自分さえいればOKなんです。
■とにかく自由
ぬり絵:何色を塗っても何も塗らなくてもいいし、色鉛筆・絵具・カラーペンなど何を使おうが自由
自己肯定感:自分のことを受け入れる・認めるのも、受け入れない・認めないのも、誰かと比べる・比べないのも自由
ぬり絵をしていて、親や先生から「ここは赤色でそこは黄色に塗りなさい」「道具は〇〇を使いなさい」と強要されたことはないですよね?
なのに、自己肯定感が絡むと「〇〇さんはこうなのに自分は・・」「もっと〇〇ができないとダメだ・・」と自分に制限をかけたり、ハードルを上げたりします。
その結果、なかなか自分を受け入れ、認めることができずに、外からの評価や意見に流されたり。
せっかく自由なんだから、肩の力を抜いてありのままの自分を受け入れ認めれば、自分の中で何かが大きく変わるはずです。
■達成感
ぬり絵:完成させることで小さな成功体験が手に入る
自己肯定感:ありのままの自分を受け入れ認めることで、前向きな生き方や自信が手に入る
ぬり絵が終わったときの達成感は、小さくても鮮明で「できた!」という満足感を十分に味わうことができます。
一方、「自己肯定感が高まった!」というハッキリと実感できる達成感こそないですが、徐々に考え方のクセや自信に変化が現れるにつれて、ジワジワと確実に達成感も向上します。
まとめ
自己肯定感については、日々、数多くの情報が飛び交っています。
もしも、その内容に心を乱されたり、影響を受けやすかったりする場合には、一旦それらの情報から距離を取って
自己肯定感とは「ありのままの自分のすべてを受け入れ認める感覚」
ということだけを思い出していただければと思います。
そうすることで、自己肯定感迷子になる確率を大幅に下げることができます。
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