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映画「風と共に去りぬ」を観て

こんにちは。kazです。今回は映画「風と共に去りぬ」を観ましたので、感想等綴っていこうと思います。もし、宜しかったら一読頂けると幸いです。

1939年公開された映画であり、ベストセラーとなったマーガレット・ミッチェル原作小説が映画化された長編映画(228分)です。物語は前後編に分かれており、非常に見応えのある作品でした。

舞台は1861年の南北戦争が今にも勃発しそうな緊張の糸が張り詰めているアメリカ。主人公スカーレットは生まれ持った美貌と16歳という若さを武器を持っています。数多くの男性は彼女に魅了され、求婚を切望するも彼女はそれをぞんざいに遇らう。

それは彼女が夢に見るほど恋い焦がれるアシュリーという1人の男性が原因にある。彼女は彼との幸せを願うが現実はそう上手くいかず、彼女の幼馴染のメラニーという女性が彼と結婚することに。

それを聞き、自暴自棄に陥った彼女は現実を受け入れ難く、求婚してくる男の1人と結婚する。そこから、舞台である南北戦争が動き始める。

戦争が始まると同時に彼女と彼女を取り巻く友人や家族との怒涛の人生が幕を開ける。そんな彼女の激動の人生の半生を描いた作品である。

南北戦争は重要になりますので、少しだけ書いておこうと思います。

南北戦争で彼女や本作で登場する人物のほとんどが南側の人間です。南北戦争は南北の経済発展の違いが影響しています。奴隷制度や貿易制度がそれぞれに異を唱えることから、その主権を握るために戦争が起こります。

北は技術的発展のため、流動的労働力を欲しています。南はプランテーション農業は経済を支える大きな柱であったため、それを動かす黒人奴隷が必要でした。そこが南北の考えの相違生んでいます。

南北戦争の関する知識があれば、より深く映画を読みとくことができます。

感想として、スカーレットの生き抜くため、追い求めていた幸せを貪欲に求めるため、人生というものに対する温情や冷酷さといった感情に終始潔さが見られたところが面白かったと思います。

彼女は人生において3度結婚します。世に言うバツ2です。戦死、戦死、離婚。自分の寂しさ・虚しさを埋めるための結婚、税金を払うための結婚、遊びの結婚。それどれもに思うような愛はありません。唯一、3番目の結婚は子どもを授かります。しかし、彼女のこれまでの行いに対する罰でしょうか。無残な結末があります。

彼女は物語の最後、大事な全てを失うことになります。そんな絶望した彼女に残っていたのは、故郷であることを思い出します。

そのシーンで、

故郷に戻ってから考えよう 明日には明日の新しい風が吹くわ

といいます。これが映画のタイトルにあるように風と共に去りぬです。どれだけ人生に絶望しようとも、明日には明日の風が吹くのだから、常に前をむいて人生を進んでいけばいいということを伝えていると私は解釈しています。非常に人生においての良い教訓を教わったような気がします。とても良い作品でした。

これで終わりたいと思います。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。






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