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SNSでは伝えきれない、ボクの本当にやりたいことと、現況報告

こんにちは、ミーニーです。

は?オマエ、誰?って方は初回のnoteを読んで下さい。
そして、それはお互い様だよ、ってことを忘れずにカルシウムを摂ってどうか優しい気持ちで日々生きてください。
(ちなみにカルシウムがイライラを抑制するという研究結果は無いそうです。)


今回は、と言うか今回の記事が書きたくてnoteに書き始めたので、
多少自分を知っている方が読んでくれている前提で長文を書きます。

苦しい想いを重ねて何とか一つの節目。
その経過報告、みたいな感じなのでお付き合いいただけると嬉しいです。



ボクはセレクトショップの経営を離れて、離れたくない大切な人達と離れて、この春、故郷の岐阜県から単身で沖縄に移り住みました。

4月末、那覇空港に着陸しようとする飛行機の窓から見た沖縄本島の街並みと海、そして、”これからはここが自分のステージだ"という、胸の高鳴る想いは多分一生忘れません。


C KITCHEN

そして6月に急ごしらえで始めた、C KITCHENというスパイス料理体験アクティビティ。

岐阜県に住んでいたとき、セレクトショップ経営の傍ら、
出張限定のカレー屋 (行列ができるぐらいにはそこそこ人気) をやっていて、
お陰さまで色々お声がけいただいてデパートさんや各地に出店していたので
そのスキルを活かしたカタチです。

C KITCHENスタジオ 週末の夜は近くのアメリカンヴィレッジで花火も上がります


内容としては、米軍関係者向けのアメリカンタイプマンションで
水平線を眺めながらスパイス料理を作ったり、調理を見たりしながらゆったりとリッチな時間を過ごしていただくアクティビティです。

国内外の観光客さんがメインターゲット。

本気で料理を覚えにくる場所、ではなく他の場所ではできない食の経験を楽しみに来ていただく場所、という感じです。

1回の参加費が1万円以上なので、高級、に入る部類のアクティビティだと思います。
(物価高や円安もあるし、内容からすると決して高くは無いのですが。)


他にはなかなか無いことをやっていると思うので、
まだよく分からないって人は、とりあえずホームページを見てください。


それか実際にアクティビティに参加していただけると嬉しいです。

ご参加いただいたゲストの方々には、

・地元の方でも誰でも入れるわけではない非日常の空間

・実際に料理を作って売って実績を作った人間のパフォーマンス

・そのくせ、"自分はプロの料理人ではない"という都合のいいポジションで作る
独自のメニュー

に満足してお帰りいただいています。

沖縄の白味噌を使ったチキンとキノコのカレー


そうそう、スパイス料理、なのでカレーだけでなく、タコライスを楽しめるコースも準備中です。
(もちろん他にはない普通じゃないタコライス!レシピは完成しているので、早くスタートさせたい!自信作!)


C KITCHENで本当にやりたかったこと



さて、その6月から始めたC KITCHEN。

当然のように未だ軌道に乗るわけもなく、(そもそも見込んでいた日本の外国人観光客の受け入れがかなり遅れてしまった)
日々悪戦苦闘しているのですが、C KITCHENを通して、僕が本当にやりたかったことが、この10月からようやくスタートします。


やりたかったこと、それは、"観光ビジネスで、地域の社会課題にアプローチができるシステムを作る" こと。

具体的に言えば、沖縄の子どもの貧困、そしてその連鎖に対するアプローチができるシステム。

沖縄県の子どもの貧困率は全国平均の約2倍、3人に1人が貧困状態あり、それが世代を越えて連鎖している厳しい状況があります。

日本の経済に明るい見通しが立たない中、
この問題はさらに深刻化することが予想されます。

子どもの食事・学習支援や親ごさんへの支援をされている那覇市のにじの森文庫さん

その問題に少しでもできることを実行すべく、先日、C KITCHENは那覇市で子ども食堂としての活動をされている"にじの森文庫" さんと提携をいたしました。


この10月からは、C KITCHENのアクティビティにご参加いただくと、
ゲストの方から、にじの森文庫さんに支援が届くようになります。

具体的には、

・お一人あたり¥500分の食糧支援
 (C KITCHENのレッスンで使うような食材・スパイスなどを含む)

・施設を利用する子ども達、そしてその親御さんたちへのスパイス料理体験の提供

・にじの森文庫 スタッフさんへの調理技術提供
  (スパイスや提供する食材を使った、簡単で早く作れる調理法など)

以上にかかる費用を、ゲストの方の参加費の一部から賄ってC KITCHENが実働で動きます。


うーん、よく分かんないですよね、こんな感じです。

800000000000年ぶりに作った企画書の一部  企画書を作るって大事なんですね


ここから少し難しい話が文字で続くので、苦手な方は★マークのあるとこまで読み飛ばして下さい



よくある寄付や支援と違うのは、

・具体的に1人あたりの食料支援金額が決まっており、支援金込みのサービスを販売している

・支援を受ける子ども食堂様側から、この活動に関して無理のない範囲で周知活動に協力していただく

という点です。

この活動で、以下のメリットが生まれます。


【C KITCHENゲスト様】
・C KITCHENのアクティビティを選択することで、旅先の地域社会への貢献を比較的見えやすいカタチでできて、旅の満足度が向上する。


【子ども食堂様】
・食材費の削減。
・活動周知が今まで支援をリーチできなかった人たちへ繋がるきっかけになる。


【子ども食堂利用者様(子どもたち)】
・厳しい環境の中で不足している新しい食の体験、学びのきっかけ。
・新しい価値観と生きる力を育むチャンス。


【C KITCHEN】
・支援ができる、ということがサービスの魅力になり売上向上。
・子ども食堂様との活動周知の協力による知名度向上。
・ビジネスが社会貢献につながることによる従業員の労働意欲向上。


活動により観光ビジネス事業者の売上が増える。

事業者の売上が増えると、子ども食堂への支援が増える。

という、単発の支援ではなくて、支援が生まれる畑のような、
持続可能なシステムを目指しています。


そして、これがうまくいくことを証明できれば、これは他の多くの観光地でも再現が可能なので、真似をしてくれる人が現れて、各地に畑ができるといいな、と考えています。

残念ながら、ボク自身はプレーヤータイプで、大きな事業をマネジメントする能力は無いので、誰かがやってくれれば。



まだ机上の空論で、うまくいかないかもしれないけど、それが遥か遠くにある最終目的地。


貧困に直面する子どもたちには、我々が普段生活している中で想像もしないような教育環境に置かれている子どもたちもいます。
学びや体験を得る機会や、コミュニケーション能力を育む環境が無いコミュニティにいる場合もある。
勉強ができる・できない以前に、学ぶ必要があることを知るチャンスが無いのです。


そんな子どもたちに新たな食体験を通して、好奇心を満たす喜びや、
多様な文化や価値観を受け入れる感性を育む機会を作れたら。

子どもたちの選択肢ある未来のために。

この活動を、地域に根ざした子ども食堂さんのコネクションを使い、メディアさんへ取り上げていただくような働きかけもしてこうと計画もしています。
(各種メディアさん、取材お待ちいたしております!正直いいネタだと思います!
早めに言ってくれたら髪切ってきます!)





ふーっ、長かったですねー。画像も全然ないし。

本当はもっともっと語りたいことがあるんだけど、ここまで。

もう既にここまで読んでくれている人、10%ぐらいしか残っていないんじゃないんでしょうか。

つまり1人。

でも、それでいいんです。
本当に伝わる、理解しようとしてくれるあなた (単数形) に届けたくて書いています。

サワリだけなら、他のSNSで伝えているので。


★難しい話はここまでなので、ここからまた読んで下さい


しばらく文字ばかりになっていて読むのが辛いと思うのでキュートなシーサーに癒されてください


沖縄に引っ越してきてここまで、本当に多くの壁にぶち当たりました。

新しいビジネスを始める場合、最初から上手くいくなんてことはなかなか無い。
だけどこれは今までにも経験してきていることだから平気では無いけど不安への耐性はある。

ただ痛感しているのは
前例の無いことをやろうとすると壁だらけ、ということ。


法律の壁、金銭の壁、人の壁、文化の壁…


壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁…
壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁…
壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁…
壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁、壁…

(4回タイピングして後はコピペしました。)

何もかもがうまくいかず、マイナスなことが重なり、独り暗い部屋でヒザを折り、床でうずくまり、うめいて、悔しがり、自分の無力さに打ちひしがれたこともありました。

早々に撤退した方がいいんじゃないか、とも考えました。

でも、最後の力を振り絞って、もう一回だけトライしようと行動し、
それが状況を前に進めてくれました。

その最後のひと頑張りができるほんの少しの気力が残っていたのは、
支えてくださる人達のおかげです。

本当にありがとうございます。


現在、にじの森文庫さんとの活動以外にも、他の子ども食堂さんや地域の社会福祉協議会の方々と一緒にできることを模索しています。


まだまだようやく、スタートラインに立ったところですが、"あいつ、何してんのかなー" なんて思ってる人もいると思うので現状報告。

これからも、白目むきながら床に頭がめり込むぐらい落ち込むことが何度もあることは疑いようがありません。

めちゃんこ怖いです。

でも、その度にめり込ませたオデコを真っ赤っかにしながら、なんとか前に進んでいきたいと思います。


これは試作した軟骨ソーキと冬瓜のスープカレー


最後まで長文を読んでくれた優しいあなたに。

もし沖縄に来ることがあったら、是非C KITCHENのアクティビティに遊びにきて、助けてくれると嬉しいです。

しっかりと楽しんでいただける、思い出に残るサービスを提供いたします!


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