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大切なのは、芽が出るのを一緒に待ってくれる人

小学生の時、朝顔の観察ってやりませんでしたか?
授業でだったか、夏休みの自由研究だったか、こうやって暑くなってくると、なんだかあの頃のことを思い出しますね。

プランターに土を入れて、指でほじくって小さな穴を空けて、その中に種をひとつひとつ蒔いていく。土を被せて水を上げたら、あとはいつになったら芽が出てくるのか、今か今かと待ちわびるんです。

毎日プランターを覗いては「まだ出てない」って、がっかりする。
「もしかしてお水が足りない?」と思って水をもっと上げたり、「土を多く被せ過ぎたかな」って土をよけたり、「そもそもちゃんと蒔いたっけ?」なんて思って種を掘り起こしてみたり。ついつい、やっちゃうんですよね。
手を出せば出すほど、芽は出なくなっちゃうのに。

必要以上のお水も肥料もいらない。ましてや種をいじるなんて却って悪化させるだけ。育つ環境を整えたら、あとはただただ、芽が出るのを待つだけなんですよね。種自身が自分の力で殻を破って、芽を出すの待つだけでいい。

でも、この「待つ」ってことが何より難しいと思う。

子供を育てる、生徒を育てる、部下を育てる、人を育てる。
どれも朝顔を育てることと大きく変わらない。

育てる方も不安があります。これでいいのかな、このままで大丈夫かな、自分のやり方が間違ってるのかな、そうやって思うからアレコレと手を出して助けてしまいたくなるし、その方が早いと思うのかもしれない。

本当にそうかな。答えは夏休みの朝顔が教えてくれます。

種にだって不安はあります。なかなか芽が出せなければ焦りだって出てくるし。
でもその時に、先回りして手出しをされてしまったら、自分の力がどんどん失われていってしまう。

カウンセリングやコーチングというものは、ああしなさいこうしなさいと指示や強制をしません。基本的に。
でも絶対にクライエント自身の中に力があると信じて、一緒に芽が出るのを待つ存在なのだと思う。

家族でもいい、友達でも恋人でも、先生でもいいし上司でもいい。近くにそういう人がいてくれるって心強い。

大切なのは、芽が出るのを一緒に待ってくれる人。
そういう人を大事にしたいし、そういう人で在りたいなと思うこの頃。

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