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茶道と「初心」〜秋の心尽くし

お茶の稽古。

残暑きびしいけれど、床の間には秋海棠と数珠珊瑚の花。
目から涼を呼ぶ、先生の心尽くしです。
数珠珊瑚は、赤い実を数珠のようにたくさんつけることから名づけられたそう。
茶花は名前まで楽しい。

今日のお点前は、糸巻きの形に棚の一部をくり抜いた「糸巻棚」
一番下の棚板がはまっているときは水指を置いたまま、棚板がないときには水指を運び出して使います。

道具ひとつ違うだけでがらっとお点前が変わるので、何年経っても初心者の気持ちです、とお伝えしたら、「初心は大切ですよ」と先生が仰る。

いつでも今日が初めてという新鮮な気持ちで、ほどよい緊張と謙虚さを持って向き合うこと。お茶にも、人にも、仕事にも。

翌日、神社で引いたおみくじにも「初」の文字があったので、この秋は初心を心がけて過ごしたいと思います。

みなさま素敵な1週間を。


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