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ドビュッシー:版画より3.〈雨の庭〉、Debussy: Estampes, 3. 〈Jardins sous la pluie〉fromプラハのピアニスト

Miho Fukuda(福田美穂)
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こんにちは。日本は梅雨入りしたそうですが、アジサイがきれいな季節になりましたね。最近Sns上でみずみずしいアジサイの写真を目にすることが多く、見るたびに癒されています。

今日のプラハは爽やかで気持ちのいい初夏の陽気だったのですが、ちょっと前まではこちらも雨続きでした。蒸し暑く、清涼感のある音楽が聴きたいと思い、カメラオブスキュラというグラスゴーのバンドの曲を聴いたりしていました。

グラスゴーこそ雨の多い所ですが、生まれる音楽が爽やかなのが不思議です。いつかグラスゴーに行ったらその秘密が解けるでしょうか。同じスコットランドのバンドのコクトーツインズの音楽も未知の世界の音がして惹かれます。

今日お届けする演奏音源は、ドビュッシーの『版画』の中の最後の曲、〈雨の庭〉です。

今の季節に合わせた選曲ではなく、これまでに〈塔〉、〈グラナダの夕べ〉と順にご紹介してきたらたまたま今〈雨の庭〉の番がきたという感じです。出たとこ勝負なピアノ弾きですので、肩肘張らず、お聴き頂ければと思います。

こちらの録音は、前回の〈グラナダの夕べ〉同様、学生時代にチェコの町、オストラヴァで演奏した際のものです。

今同じ曲を弾くとしたらまた違った演奏をすると思いますが、当時の私の嘘のない、素直な形でつかんだ〈雨の庭〉の演奏なので、お楽しみ頂ければ嬉しいです。

今日は、初めてフォロワーの方からサポートを頂きました。

つたない文章や棚の中で長年眠っていた演奏音源を公開してきましたが、自分の本当にやりたいことをわかって頂けたのだと思い、嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

私は細々と活動をしていて、演奏会で弾くのはフルート奏者とのデュオが主で、色々な持ち曲があってもピアノソロに関しては発表できる場がないのが現状です。

ソロに関してはリサイタルを開くなどは夢のまた夢という感じですが、今回頂いたサポートのお陰で、いつかソロのリサイタルが開けるかもしれないと希望が持てました。

私は、コロナウイルスによる大きな混乱の中、自分の演奏で音楽をたくさんの人に届けたい、今まで弾いてきたチェコの音楽ももっと広めたい、という長年持っている自分の夢を再確認し、noteから音源公開と言葉で伝えることを始めました。

こちらで自分のソロの録音をみなさんに聴いて頂けることは、私にとって特別喜ばしいことです。

まだまだ力不足ではありますが、できることをして、演奏を発表できる場を増やし、少しでも音楽で社会に貢献できたらと思います。

では、〈雨の庭〉の演奏をお楽しみください。コメントも是非お待ちしています♪

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