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大いなる自由には大いなる責任が伴う〜過去最高の働き方への旅

私の働き方は、この3年で劇的に変わりました。自分の意思ではなく、突然の退職がきっかけで変わったのですが、今の働き方は正直最高で、もう辞められません!

なぜかいつも世間のトレンドを5〜10年先取りした人生を歩んでいる私の経験、これから同じような経験をされる人もどんどん増えていくのではないか。
そんな誰かのお役に少しでも立てればと想い、劇的に変わった私の働き方の変化について書いてみます。

時間からの開放

退職がきかっけで起業しました。まだ下の子が3歳と小さかったので、ある程度自由が効く働き方をしたいと思ったからです。
関西では、かつ自分の力をフルで活かせそうな柔軟な働き方ができる会社が、前にお世話になった上場菓子メーカー以外では思いつかず、転職活動は全くしませんでした。
目論見通り、9時5時の勤務時間に縛られなくなりました。

場所からの開放

起業してから、働く場所も自分で決められるようになりました。
観光事業の起業準備中、観光庁の事業に採択されたので、この事業を進めるためにスタッフさんを何人か採用して、シェアオフィスで仕事をしていました。
それが2020年の春、学校や幼稚園が休校になり、私もスタッフさんも、オフィスに行くどころじゃなくなったので、仕事場を完全バーチャル化しました。
更に、アポイントメントのほとんどがzoomでもできるようになったので、ほとんど家で仕事が完結するようになりました。

こうして、時間と場所の縛りから開放された結果、どうなったかというと。

時間に余裕ができた

通勤に時間が取られなくなったので、時間に余裕ができました。まだ子供が小学校低学年と幼稚園と小さかったので、一緒にいられる時間も増え、本当にありがたかったです。
来年小1の壁を迎える次男。長男の通っていた民間学童が閉鎖されてしまってどうしようかという心配もありますが、今の働き方だとなんとかなるかもしれません。

こころに余裕ができた

当時、幼稚園児の次男は寝起きがとっても悪く、週の半分は幼稚園に行きたくないと大泣き大暴れし、度々、引きずってバス停まで連れていっていました。
それが、この働き方になってから、「行きたくない!」という時は、無理やりに幼稚園へ行かせなくてもよくなりました。
度々話しかけられてちょっと気を取られるので、毎日になるとつらいけれど、たまに次男が隣にいながらの仕事をすると、なんだか温かい気持ちになれて、ちょっと素敵な思い出になるのじゃないかなと思います。

仕事の質があがっている(はず!)

経営者としての自分の仕事はほとんどが企画することと、それを実現するために人を動かす文章を書くことです。
仕事以外にも、ピアノや漫画など、やりたいことがすぐ隣りにある家では、これまでとは比べ物にならないほど真剣に、時間対効果の高い仕事ができるかを考えるようになりました。

また私の場合、オフィスで仲間と一緒にいると楽しくて、ブレストや発散ばかりしてしまって、結局、みんなが帰ってひとりになってからやるべく作業をこなすということも多かったです。今は、時間を決めて集まってのzoomでブレストや、チャットでシェアするなど、ひとりで考える時間も確保できるようになりました。

今の私にとっては最高の働き方ですが、全ての人に当てはまるものではないと思います。自分への教訓としても、注意する点をまとめておきます。

最初はつらかった

自由を追い求めていたのに、突然自由が与えられると、予想外にきついことがありました!これまで会社が決めてくれていた就業時間から開放されると、私の場合は最初の2年ほど病んでしまいました。こちらにまとめています。


誰もが同じようにできるかは?

家で仕事ができるだなんて天国!ですが、同時にたくさんの誘惑があります。例えば、私は今、漫画のキングダムの続きが読みたくてたまらない!

そんな誘惑とうまくつきあって、最高のパフォーマンスを出すには、誘惑をニンジンとして使って仕事で最大のパフォーマンスを出せるような、「自律的に働けるスキル」が身についている必要がありそうです。

私は一時期、子育てとフルタイムでの仕事と大学院(と、国家試験の勉強)という、3、4足のわらじを履いていた時期がありました。
それまでは、誘惑の多い自宅では仕事も勉強もできず、集中するために必ずスタバや自習室に行かないとできなかった私。
出かける時間すらももったいない状況になったことで、自宅のダイニングの片隅でも、通勤電車の中でも、10分あればどこででも集中できるようになりました。

私の経験から「自律的に働けるスキル」は、24時間いつでも仕事のできる人より、子育てなど、仕事時間に制約のある人ほど養うことができるのではないかと思います。

大いなる自由には責任が伴う

当たり前ですが、起業は雇用されている状況に比べて自由度はマックス。だけど、自分から動かないと何も成し遂げられないし、当たり前だけど給料ももらえません。よっぽど成し遂げたいことがある人でないと、メンタルもやられる

そこまでの志があって、自由による痛みに耐えられる人って、そこまで多くないように思います。
ですので、大半の人にとっては、「自律的に働けるスキル」を身につけて、柔軟な働き方が許される会社で自分の力を活かして働けることがベストだと思います。

ただ、、関西ではなかなか柔軟な働き方ができる会社がないのですよね。
今はきっと未来への過渡期。そんな現状を「子連れMBA」を通して、子育て世代から変えていきたいと思います!

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