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【スウェーデン旅行の記録】12年振りに親友と再会しました

2012年の14歳のときに交換留学生としてスウェーデンを訪れてから早12年。

社会情勢でスウェーデン留学やワーケーションを逃しまくり、気づいたら26歳の年になっていました。

このままでは一生わたしは大好きなスウェーデンに行けないじゃないか!そう思い、思い切って今年の5月行きのチケットを取りました。

今回のnoteはそんなわたしのスウェーデン旅行を、リアルタイムに、赤裸々に、超プライベートに書いていきます。

忘れっぽく、全ての記憶をなくすのが強みのわたしが、はじめて一瞬・一秒、この瞬間、景色を忘れたくないと思った旅でした。そう思えたのは12年振りに再会できたスウェーデン人の親友・アマンダのおかげ。今回の旅を経て、さらに人との出会いやつながりを大切にしようと思えています。

5/15

11:00のセントレア発→15:00バンコク着→0:00バンコク発→7:00アーランダ(スウェーデン)着のタイ国際航空でスウェーデンに向かう。

タイ国際航空、予想以上にコスパとホスピタリティが良かった。

5/16

チェックインから入国審査まで基本的にトラブルしかない女なので、最後の最後までドキドキだったが、入国審査のおじさんも空港のお姉さんも優しかった&時間通りにスウェーデンに着いて一安心。

陽の入り方、空間デザインが素敵すぎるアーランダ空港

安堵してたらスペースシャトルたいな電車が来た。

日本の3倍くらいでかい
約2時間かけてアーランダ→リンシャーピン(スウェーデンでは5番目に大きい都市)に向かう。駅から出たらこの景色で息を呑んだ
アマンダと涙の再会を果たし、家を案内してもらった。北欧スタイルのわたしが大好きな雰囲気
スウェーデンの伝統的な料理Smörgåstårtaをいただく🥺
アマンダの家からシティに向かうまでの道の景色。影まで美しい木漏れ日。一生ここに座っていたい
アマンダにおすすめしてもらったカフェ
待望の本物のカネルブッラ(シナモンロール)🙌
アマンダ♡

大人になってから世界でも美しいと言われるシドニーやボストン、ロサンゼルス、ヘルシンキなどさまざまな都市を訪れたが、スウェーデンがわたしの中ではダントツで美しい街だと確信した1日目。

ディズニーランド?!映画の世界?!夢か現実かわからない!そんな感情を34時間抱き続けている。

🇸🇪

12:45〜16:00までアマンダは大学に行き、わたしはオンラインミーティング&仕事を済ませる。

その間にスーツケースの半分を占めていた日本のお土産を並べておいた。

だんごと抹茶の消しゴムが1番のお気に入りだと喜んでいたアマンダ☺️💦
お土産開封後、バスに乗ってアマンダが通う大学へ。学生はフリーのミュージックパーティーに向かう
20:00にパーティー会場にて撮影した写真。白夜なので夜も明るい。みんながビールを片手に、芝生でチルしたり、踊り狂ったり、話したりしてる姿は本当に映画のワンシーンだった
アマンダの友達、アンナも来てくれた

🗣3人でギャップイヤーについて話した】
お互いの国のギャップイヤーに対する捉え方・考え方の違いを話した。スウェーデンの学生は大学卒業後4〜5年、積極的にインターンしたり、海外を旅したり、アルバイトしてお金を稼いだりするギャップイヤーを取る。

日本では大学卒業後にブランク期間を取ると、面接で「この空白の期間何をしていたんですか?」と聞かれ、ネガティブに捉えられる印象がある。(※休学してアメリカに行ったわたしの経験談)反対にスウェーデンでは、ギャップイヤーを取らないことがネガティブに捉えられ、「なぜ旅もせず、視野も広げず社会に出ているの?」と面接で聞かれるらしい。

🤔なんでそんなスウェーデン人は簡単にギャップイヤーを取れるの?】
上記の話を日本人の友人に話した時、「経済的格差でギャップイヤーを取れない子はいないのかな?なんでそんな簡単にギャップイヤーを取れるの?」と質問をもらった。

答えはスウェーデンは税金が25%と高く、その分教育費が無料+大学時代は550万円支給(ひとり暮らしの費用や貯金としてみんな蓄えている)ので経済格差に左右されずほとんどの子がギャップイヤーを取得できる環境にある。高い税金のおかげで介護・福祉・育休手当も手厚いのが、スウェーデンの魅力。

パーティーの後アマンダの友人宅で乾杯して、ベランダから見えた景色。22:00。眠たかったけど、美しくて透き通っていたこと鮮明に記憶残っている。この景色だけは一生忘れたくない

🌆白夜について教えてもらったこと】
スウェーデンでは5月〜9月あたりまで、3時〜0時まで日が沈まない白夜が続くとのこと。反対に冬の期間は1日2時間しか日が上らない時期もあり、スウェーデン人にとって太陽は本当に大切な自然の恵みだと話していた。

だから太陽が長く昇る夏の期間は、みんな喜んでテラス席でご飯を食べるし、夜遅くまでパーティーを楽しむとのこと。反対に冬は、家の中でも楽しく過ごせるようにキャンドルを炊いたり、お菓子を焼いたり、DIYしたりして家の中での生活を充実させると言っていた。

5/17

アマンダがつくってくれた朝ごはん
リンショーピンで1番古い街に来た
どこの建物にも素敵なガーデンがある
1960年ごろのお家を再現した建物
アマンダとは観光をしながらたくさんお互いの意見を交換した。やはり英語ができるようになって、大人になって訪れた今の方が断然楽しい
スウェーデンの景色は影まで絵になる
スウェーデンのFIKA、3種類くらいかと思っていたら20種類くらいあった
ランチはケバブピザ🍕ケバブピザが1番人気らしい
リンシャーピンの街並み
並ばされてるカンケンかわいい
毎日FIKAを楽しんだ
スウェーデンで2番目に大きい教会
夜ご飯はアマンダがつくってくれたグリルドチキン
夜街に繰り出してバーに。卒業シーズンだからハットを被った卒業生があちこちでパーティーしてた

5/18

朝6:00に起きてスウェーデンで2番目に大きい都市・ヨーテボリへ。こちらはアマンダが用意してくれたドリンク。たった4時間のバス移動なのに、他にも珈琲やサンドイッチをつくってくれてホスピタリティを感じた。日本人とスウェーデン人はパーソナリティの観点で似ていると言われるけど、わたしにはできないよ🥺
バスからの景色。スウェーデンで1番大きい湖
ヨーテボリ駅に到着。細部までこだわりがある駅の建築が素敵
トイレに初めてお金払った
アマンダの友達と合流してフェリーに乗って島へ⛴
完全にUSJのジョーズの世界🦈
日本の冬の海より寒かった後ろの海に飛び込むまであと10分
アマンダの友達も来てくれた🇫🇷🇩🇰

🗣みんなで個人主義について話した】
スウェーデンでは、介護が必要になってから親が喜んで・進んで介護施設に入居するらしい。「子どものお世話になりたくない。子どもには子どもの人生がある。子どもにお世話をしてもらうことは恥ずかしい」などの考えが根底にあり、介護施設で最期を迎える人も多いと聞いた。

これはスウェーデンで尊重されている「個人主義」から来ているものではないかとディスカッションが進んだ。というのも若い頃からスウェーデン人は「早く親元を離れること」が良しとされているとのこと。大学もしくは22歳あたりまでにはひとり暮らしをしていないと、かなり恥ずかしいこと・自立していない人とみなされる文化があり、みんな率先してひとり暮らしを始めると言っていた。

反対に日本では、ひとり暮らしをしている・していないよりも、出身大学や勤め先の企業などが世間的な評価として存在しているから、SNSのプロフィールに大学名を書いたり、合コンではステータスになったりすると伝えてみた。

ものすごく驚いていたし、競争性社会と個別主義はここまで違うんだねという結論になった。

島に行った後は、ヨーテボリの街中へ
街にはたくさんの公園があって、みんなピクニックしたり、昼寝したりしてた
街中で走るトラムがかわいい
ヨーテボリの観光を楽しんだあとは、バスに2時間揺られ、12年前にお世話になったウッデバラにあるアマンダの実家へ
この家を見た瞬間涙が止まらなかった
12年前に貸してくれたお部屋
わたしの大好物、アマンダママ作のミートボールとマッシュポテト。3回おかわりした
ディナーテーブルが4つくらいあって、そのうちのひとつ
朝ごはん。おわんで味噌汁を飲んでくれた
ホテルの朝食!???
岡崎市とウッデバラ市の友好記念品。1988年から建てられていた
ウッデバラの美しい街を散策
FIKAも楽しんだ(n回目)
アマンダとわたしが通った中学校に訪問
12年前にも撮影した同じポーズで一枚。こちらも岡崎市の石で作られた友好記念品
必ずまた会おうね!
ジェブデにあるアマンダの彼氏の家に行く
夜ご飯はスウェーデンではタコパと同じくらい馴染んでいるタコスパーティー🌮

5/19

朝からジェブデの街並みを散策
絵になりすぎているワークスペースの一枚
12年前にアマンダが日本で買った京都のうちわ。大切に保管してくれていた
湖にも出向いた
わたしの中のベストチルスポット
夜ご飯はお好み焼きとラーメンと炊き込みご飯を作った。ソースの匂いを嗅いでいるアマンダ
全部美味しいと言って食べてくれた
夜はキャンドルを炊いてYoutube鑑賞
ベッドスペースも素敵

5/20

最終日の朝ごはんはスウェーデンスタイルとジャパニーズスタイルの朝ごはんを交換して食べた
隣の市にあるアマンダお気に入りの湖へ
わたしがこれまで見た景色で1番綺麗だった湖
リタイアしたおばあちゃんたちがこの場所を求めて移住するらしい
サマーハウス。富裕層のスウェーデン人が夏の期間だけ住むと言っていた
アマンダの彼氏のおばあちゃんの家にお招きいただく。完全にプリンセスハウスだった
最後のランチはスウェーデン料理の白身魚
お手紙書いて渡したら、お互い大号泣

駅まで送りに来てくたアマンダ。「14歳のわたしたちはたしかに勇敢だった。今再会できたわたしたちは、より賞賛されるべきだよね。わたしたちは90歳・100歳になっても親友でいよう。そして必ず日本とスウェーデンでまた再会しよう」最後にそんな言葉を交わして、涙のお別れを経て電車に乗った。

アマンダと別れたわたしはひとり、スウェーデンの首都ストックホルムへ🇸🇪
人が少なく、公園で寝転がったり、ピクニックしたりする人が多々。自然が溢れていたストックホルム

5/21

スウェーデン最終日は、ストックホルムにあるオールドタウンへ
世界一狭い通路らしい
ノーベルプライズミュージアムの前にある可愛らしい北欧らしい建物たち
カラフルな建物と石畳のコントラストが絵になる
〆はマッシュポテトとミートボール🧆
ノーベルプライズミュージアム。中にはダイナマイトの発明で知られるスウェーデン人の発明家・ノーベルさんの功績や遺産が飾られている👏

旅の感想まとめ

2012年、14歳のときに初めての海外、初めての留学、初めての英語での会話を経験することになったスウェーデンでの日々。

当時見たものすべてが新鮮で・刺激的で「すごい!」とずっと連呼していたことを覚えています。(そのおかげでアマンダが初めて覚えた日本語が「すごい」になりました😂)

でも当時の記憶は時が経つほど薄れていき、「本当にスウェーデンは綺麗で、美しく、刺激的な国だったのか?」まるで幻想のように思えてきたんです…

アマンダとは、定期的にビデオ電話をしていましたが、本人に直接会えるまで、本当に会えるという確信がなく、どこかふわふわした感覚で空港に降り立ちました。

でもやはり、今回訪れてみて「本当にスウェーデンは綺麗で、美しく、刺激的な国」だということが確信に変わりました。わたしの14歳の記憶と思い出は幻想ではなかったようです。

14歳でスウェーデンに行けたことでわたしの人生は、180度変わりました。そして再度26歳でスウェーデンを訪れられたことは、また新しい人生の扉を開いてくれた感覚になりました。

日本の常識に囚われる必要はないし、世界は思っているよりもずっとずっと広い。世界中を見渡せば、自分の居場所は必ずあって、新しい出会いもチャンスも必ずある。

こんな感覚を得ました。これからも人とのご縁を大切に、旅を通して人生をアップデートさせていきたいです。


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