読者に寄り添う記事を作るには
まるで隣で話しかけてくれるかのように、書き手が語りかけてくれる記事がある。
同僚が書く記事がまさにそれで、記事チェックの時にいつもワクワクしながら読んでいる。まるで道案内をされているような気分になるときもあれば、ディズニーランドのアトラクションに乗り込む前の、キャストが繰り広げる演出や、ちょっとした注意事項を聞いているような気持ちになったりするのだ。
作っている内容はスポットのまとめ記事だったりと、一見ほかのメディアと変わらないような内容だけれど、実際現地に行ってみたり、紹介の仕方を工夫したりすれば、その世界に入りこめるような記事が作れるんだなぁと思った。
どんなふうに作っているんですか? と聞いてみたら、「例えば写真をパッと見た時、みんなが感じるであろう違和感を最初に解消してます」とのこと。
大きい建物があるにもかかわらず、それに一切触れず小さな建物から説明すると、聞き手のモヤモヤが晴れない。この大きな建物は何? と頭の片隅に残ってしまうもの。読者が何に不安を感じるか、それを解消する方法は?を考えて記事を作っているのだという。
相手の気になるところに手が届く。そんなふうに作られた記事が増えるのは、すごく嬉しいなあ。
もりやさんはどんなことを考えて記事を作っていますか? の質問については、読者が「そうそう、それ!」と共感してくれるポイントを探して、それに対する回答を書くようにしていると答えた。
書き手と読み手が同じ気持ちになって、時には感情移入しながら読めてしまうような、そんな記事を作りたいものです。
素敵だな、と思った同僚の記事はこちら。
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