mi hija

はじめまして、mi hija(ミーハ)です。これからもラヴレターを書き続けるために、ス…

mi hija

はじめまして、mi hija(ミーハ)です。これからもラヴレターを書き続けるために、スタートします。 mi hijaはスパングリッシュでわたしの娘、のような意味。親愛を示す言葉です。元CDジャーナルWEBに在籍していたライター、服部真由子の過去取材記事へのリンクも掲載。

マガジン

  • CHICANO SOUL

    音楽ガイド・ブック『CHICANO SOUL』日本語版タイトルの翻訳・出版、そして著者であるルーベン・モリーナ氏の来日出版記念イベントを実現させるためのクラウドファンディングにかかわる記事をまとめました。

最近の記事

  • 固定された記事

Mi Hija #0 INTERVIEW WITH BLAHMUZIK リリースします。

ひとりでつくるちいさなZINE、Mi Hijaをリリースするべく、夏頃から準備を進めてきました。整いましたので、11月15日から販売させていただきます。 最初の一歩となる今回は、サンプラー・アーティストBLAHMUZIKをこの10月に取材したインタビューを掲載します。あたらしいスタートのお祝いとして、BLAHMUZIKが特別に音源を作ってくださったので、みなさんへのプレゼントとして付録CD-Rとさせていただきました。 新録のインタビューはこのBLAHMUZIKだけですが、

    • A day in the life:20240413

      「トーキョーシティは風だらけ」なんです! といわんばかりにイベントがかぶった4月13日朝、みなさんはどうお過ごしですか。 鈴鹿と京滋からスーパースターが降臨するため時間繰りしようと朝5時から起きて、ポンコツが知恵を振り絞っていたところで、コレです。 や、もうなんかYUKじゃなくてUCbeatsのファンだったのかもしれないと妄想するほどトラックの輝きがヤバい。イントロから「なんでこんなに軽いのに重たい音作れんの、この人」……と思った次の瞬間には「ああ、違うやっぱYUKだ」とリ

      • i no pasaran ! やつらを通すな

        たまには昼間の仕事のことを。 その前に。音楽とは、いや、あえて主語を大きくしましょう。あまねく全ての優れた表現とは「感情の発露」であると私は考えています。 2023年夏の終わり頃に読んだ1冊の本をきっかけにしたインタビュー記事が公開されました。その本は『孤闘 三浦瑠麗裁判1345日』執筆当時、テレビ朝日の法務部長を務めていた元アナウンサー、西脇亨輔さんの書籍です。 「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」今は亡きECDの言葉です。 想像とは違うやり方で、この言葉を体現してい

        • タイコトキカイ

          ジャズってなんだかよくわからないんですよ、今でも。大人になったらわかるのかなと思いながら、年齢だけは立派な中年になり果てました。 そんな門外漢の戯言ではありますが、ジャンルやスタイルを横断して、刺激的な音楽を求めている人は、ぜひジャズを聴いてみたらいいのではないかしら、と常々思っています。 メンバーを固定した「バンドスタイル」で活動するジャズミュージシャンやグループの演奏よりも 「フリーランス」のジャズメンが集まって、インプロヴィゼーションで行うスタイルの演奏を聴いて「ジ

        • 固定された記事

        Mi Hija #0 INTERVIEW WITH BLAHMUZIK リリースします。

        マガジン

        • CHICANO SOUL
          5本

        記事

          「衝動的なものをエディットしている」ーーJ.COLUMBUS & MASS-HOLEが語る共作アルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』(前編)

          WDsounds主宰で、PayBackBoysのフロントマンのLil Mercyが、旧知の仲であるMASS-HOLEとラッパーJ.COLUMBUSとして共作したアルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』をリリースしました。 6月に東京・小岩BushBashで行われた読書家集団・REVERSIDE READING CLUB(RRC)のイベントにライブで出演したJ.COLUMBUSとMASS-HOLEに話を訊きました。 「最近のJ.COLUMBUSは、こ

          「衝動的なものをエディットしている」ーーJ.COLUMBUS & MASS-HOLEが語る共作アルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』(前編)

          「頭のなかだけで、壁をリリカルに表現しようとした」ーーJ.COLUMBUS & MASS-HOLEが語る共作アルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』(後編)

          雑踏でふと耳にした「独白」が、ビートを得て姿を成し、響きだけを残して消えていく……。『ON THE GROOVE, IN THE CITY』は、そんな心象風景が鮮明に浮かぶ作品です。 J.COLUMBUSは「この音楽が流れている街には行きたくない」ともいいます。 6月に東京・小岩BushBashで行われたRIVERSIDE READING CLUBのイベントにライブ出演をしたJ.COLUMBUSとMASS-HOLEに話を訊きました。 (前後編の後編。前編はこちらから)

          「頭のなかだけで、壁をリリカルに表現しようとした」ーーJ.COLUMBUS & MASS-HOLEが語る共作アルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』(後編)

          ヴィンテージ音楽好きにおすすめの週末イベントを紹介。CHICANO SOULをより楽しむための記事まとめリンク

          気が付けばもう水曜日。みなさん週末のご予定はお決まりですか?5/19、20、21にヴィンテージな音楽が好きな方なら絶対に楽しめるイベント『チカーノ・ソウル~アメリカ文化に秘められたもうひとつの音楽史』著者、ルーベン・モリーナ氏が来日するDJイベントがあります。 チカーノ・バットマンやボビー・オローサを聴いて、チカーノ・ソウルやその背景に興味を持ったけれどもいまひとつピンとこない方のために、チカーノ・ソウル本を出版するためにその背景を熱く語った取材記事などもあわせてリンクで紹介

          ヴィンテージ音楽好きにおすすめの週末イベントを紹介。CHICANO SOULをより楽しむための記事まとめリンク

          チカーノ・ソウルのゴッドファーザー、ついに来日。世界中で広がりをみせるチカーノ・カルチャーを体験するイベントが大阪・栃木・東京で開催!

          2019年10月末にクラウドファンディングで翻訳出版が成立、およそ1年の製作期間を経て21年2月に出版に至った『チカーノ・ソウル~アメリカ文化に秘められたもうひとつの音楽史』。アメリカ・ロサンゼルス在住のメキシコ系アメリカ人、レコード・コレクター/DJであり、チカーノ・ソウルの名付け親でもあるルーベン・モリーナ(Ruben Molina)さんが、自身の愛してやまない黒人音楽とメキシコ伝統音楽のハイブリッド音楽、チカーノ・ソウルを体系的にまとめた1冊です。 エル・チカーノの女

          チカーノ・ソウルのゴッドファーザー、ついに来日。世界中で広がりをみせるチカーノ・カルチャーを体験するイベントが大阪・栃木・東京で開催!

          この3年間、何してた?ーーYUKSTA-ILLからの解答『MONKEY OFF MY BACK』

          2023年、春を迎えて街の雰囲気は大きく変わりました。一方で、この3年間に起こっていたことは依然として終息せず、まだわたしたちの内側には疲労が隠れていて、完全にReviveしたとは言い切れません。 『MONKEY OFF MY BACK』はYUKSTA-ILLが3年間、ひたすら作ってきたという曲で構成された最新アルバム。収録曲「SPIT EAZY」では、フィーチャーされた三重のラッパーGinmenが高らかに<心開いて気分は快晴 もうすぐ夜明けだぜ Have a nice d

          この3年間、何してた?ーーYUKSTA-ILLからの解答『MONKEY OFF MY BACK』

          「鈴鹿・四日市の“土地柄”も音楽にフィードバックしたい」ーーYUKSTA-ILLのレーベルWAVELENGTH PLANT。そのドアはフッドのためにいつも開かれている

          2023年2月にYUKSTA-ILLのTwitterアカウントで突如アナウンスされた、自身のレーベル設立のニュースに驚き、同時公開されたWAVELENGTH PLANTのWebサイトでステートメントを確認し、必ずしもRC SLUMを離れたわけではないことに安堵した人も多いことでしょう。 WAVELENGTH PLANT第1弾のリリースとなる自身のフルアルバム『MONKEY OFF MY BACK』のプロモーションのために東京を訪れていたYUKSTA-ILLにこれまでも地元に

          「鈴鹿・四日市の“土地柄”も音楽にフィードバックしたい」ーーYUKSTA-ILLのレーベルWAVELENGTH PLANT。そのドアはフッドのためにいつも開かれている

          YUKSTA-ILLのフル・アルバム『MONKEY OFF MY BACK』

          NEO TOKAIシーンの礎、鈴鹿を拠点に活躍する名ラッパーYUKSTA-ILLが自身のレーベル「WAVELENGTH PLANT」から、通算4タイトル目となるフル・アルバム『MONKEY OFF MY BACK』を4月5日にリリースします。 前作『DEFY』から4年を経たYUKSTA-ILLが放つこのフルアルバムのトラックメイカーにはKO JOE、MASS-HOLE、UCbeatsらが名を連ね、客演にはCampanella、Buppon、Ginmenらが参加しています……

          YUKSTA-ILLのフル・アルバム『MONKEY OFF MY BACK』

          TREMATODAの話。

           京都をベースに活動するアーティストMARO NASTYが手掛ける『TREMATODA ZINE VOL.4』を先日、手に入れました。 TREMATODAは2015年に音楽、パンク・シーンとリンクしてイラストやアートワークを手がけるアーティストたちの母体となるべく、主宰のMARO NASTYがTREMATODAを立ち上げました。京都のセンパイたち、Kazuhiro Imai、TKKR THE ART DEMON、yossie Thrashgraphicsを召喚して自分たちの

          TREMATODAの話。

          No cartels,No guns, No drugs--『Gentefied/ヘンテファイド』で描かれるチカーノたちの新しい世界

           スパニッシュ・ラップをBGMにBMXで駆けてくるタフガイ風の青年が返却本を回収している司書に本の入荷情報を質問し、去っていく姿。――この2月から配信されたNetflixのドラマ・シリーズ『Gentefied/ヘンテファイド』(https://www.netflix.com/jp/title/80198208)はこのシーンから始まります。つい先日第3シリーズが公開された『On My Block/マイ・ブロック』がエピソードを重ねていくたびにキッズ向けコメディ色が強くなって

          No cartels,No guns, No drugs--『Gentefied/ヘンテファイド』で描かれるチカーノたちの新しい世界

          【お取り扱い店】Mi Hija #0 INTERVIEW WITH BLAHMUZIK

          Mi Hija #0 INTERVIEW WITH BLAHMUZIKは、東京エリアではTRASMUNDO(下高井戸)、BASE(高円寺)、関西エリアではEBBTIDE RECORDS(大阪・心斎橋)、とぅえるぶ(京都・聖護院)で購入可能です。 Mi Hija #0 INTERVIEW WITH BLAHMUZIKのファースト・デリバリーが終わりました。はじめましてのご挨拶の一冊なので、どこのお店に置いていただこうかな?と考えるところからスタートし、各店へ直接お持ちして、実

          【お取り扱い店】Mi Hija #0 INTERVIEW WITH BLAHMUZIK

          『CHICANO SOUL』日本語版クラウドファンディング応援決起集会トーク・ショー

          音楽ガイド・ブック『CHICANO SOUL』日本語版タイトルの翻訳・出版、そして著者であるルーベン・モリーナ氏の来日出版記念イベントを実現させることを目標にしたクラウドファンディングの締め切りが10月31日に迫っています。(※目標を達成し、プロジェクトは成立、2020年夏ごろに出版が決定しました) チカーノ・ミュージックの紹介を続けるMUSIC CAMP, Inc./ BARRIO GOLD RECORDSの宮田 信によるプロジェクトの一環として、10月9日に<『CHI

          『CHICANO SOUL』日本語版クラウドファンディング応援決起集会トーク・ショー

          キング・オブ・ラテン・ソウル、ソウル・ブラザー、アワ・マン・イン・トーキョー~チカーノ・ソウルの世界に近づくためのサブ・テキスト

          これまで2回、宮田 信氏のインタビュー (映画『アワ・マン・イン・トーキョー』上映時と、エル・ハル・クロイ来日企画)を行なった。とてもフランクな人柄で、まだ短いお付き合いであっても気軽に友人として接してくれる方だから、インタビューでもめちゃくちゃ面白い代わりに公にはできないような話まで聞かせてくれる。独特な語り口をテキストでどう再現するかには腐心した。その言葉はまるでチカーノたち、イーストL.A.への愛情が血液のように巡っていることを示すように、どこを切っても熱くあふれだす。

          キング・オブ・ラテン・ソウル、ソウル・ブラザー、アワ・マン・イン・トーキョー~チカーノ・ソウルの世界に近づくためのサブ・テキスト