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私の夢は、日本の先生を世界一幸せにする場づくり。そして、高野山にてEducator Fesを開催すること。

こんにちは!シンガポール在住、元保育園施設長のみはやしゆきです。

たくさんの方が少しずつ読み始めてくださり本当に嬉しいです。頭の中で描いていた夢をアウトプットするのは、とても勇気がいりました。

でも、夢を現実にするには、まずは言語化して、たくさんの人に、伝えることから。そう思って、一生懸命書きたいと思います。

前回、なぜSocial and Emotional Learning のアプローチが日本の教育業界に必要と思ったかを書かせていただきました。↓

子どもの命を全力で守りぬく保育士さん、教育者、パパママたちが、心身共に健やかで、幸せと共に生きて、そして、命を心から大事にする姿は、きっと、次世代を輝かせることになるはず。

先の見えない不確実な時代は、もうこのコロナでみんながもう経験済み。

そんな中を次世代を創る子供たちが、幸せに、平和に生き抜くぬくために、どんなことを、どう現場で伝えていくべきか。

そんな未来へ向けたメッセージのバトンを教育業界を熱くする仲間(Educator)たちと、考えていきたいのです。


■日本の先生たちが、世界の人から注目されるほど、幸せに輝き出す未来

欧米流のSocial and Emotional Leaning(SEL)がまるっと、日本に適用すべき!という風には思わない。

でも、自分(命)を大事にすること→他者を理解し、大切に思うこと→社会へ貢献する人材へ・・・と広がっていく、学術的なデータを元にしたアプローチは、ヒントになるんではと思っています。

前回も書いたが、実はそのSELの先駆けとなる考え方や思いやりの心みたいなものは日本に古くから伝わる風習の中に答えがあるような気もしているのだ。

”日本の保育士さんはグローバルスタンダードになり得る”という記事も過去に書いたことがあったが、ここでも、その想いがフツフツと湧いてくる。

何が日本のグローバルスタンダードなエッセンスなのか?まだ正直研究中だ。でも、海外に来て、より実感する。

日本の現場で子供たちと向き合う先生たちの情熱や丁寧さ、繊細さ、安全管理能力や、責任感はめっちゃ高い。

欧米は教育アプローチに名前をつけて、データで実証するのが速いし、正直とっても上手。学びたいエッセンスは、もちろんたくさんある。

日本はアプローチに名前こそないけれど、何かワクワクしながら、未来の”星”をみんなで見つめられた時、すごくこの業界が輝き出すような気がするんです。

私の夢は、こう書こう。

現場の先生たちが、世界中の人たちが注目するくらい幸せに働けるような学びの場を作りたい!

この想いを持った今、どう進んでいこう。

迷っていた。

■BaliのGreen Schoolにヒントをもらう。

そんな時、ふとネット検索しながら目に入ったのが、BaliのGreen School。サステナビリティをテーマに竹で作られた建物も、そしてローカル地域とグローバルの要素を掛け合わせた探究学習や教育が特徴で、今では世界中から生徒、先生、移住も含めた家族が集まってくるという。

BaliのGreen Schoolのプログラムの一環として設けられている、Educator Courseを見つけたのだ。

今はコロナで開催できていないのだが、通常5日間のワークショップとして開催されるコース。とにかく参加している方(Educator)たちの笑顔が印象的で、Baliの自然豊かで古き伝統や風習、文化が伝わるこの地域で体験学習を通じてインスピレーションを受け、仲間と繋がり、語らい、そして、未来を考え、現場に持ち帰る。

いい。これだ。

日本の先生たちの横のつながりは少ないと言われている。現場の肌感覚でもそうだった。志高く持った先生たちが、こんな時代だからこそ、リアルに会って、体験し、学びあい、知識を深め合う。そして、何より、自分自身の幸せを、職業の幸せを、持ち帰れる場。

この風景を見ながら、私は、ふと重なっていた風景があったのだ。

・・・

高野山だ。

日本古来の原風景、歴史、文化、そして、何より伝わりし、命の教えがある。それは宗教ではなく、人間としての”在り方”や哲学的なものを学べる場として、欧米を中心とする世界の人たちが魅了するほど惹きつけるエリアだ。

高野山を”瞑想”の地として開いた弘法大師は高野山へこういう思いを込めたそうだ。

一つは「社会」とそこに生きる「人」のために祈る場所をつくる、
もう一つは「社会」とそこに生きる「人」の幸せのために貢献しうる人材を育てる場所をつくることでした。

祈りは瞑想。マインドフルネスは、SELの自分と向き合うアプローチの一つとして欧米では学校で取り入れられている。”スキル”として学べることも多そうだ。

そして、人の幸せのために貢献しうる人材を育てる、というのは、まさにEducatorの使命なんじゃないかと思った。

この地で、Educatorたちが日本中から集まり、Educatorたちが語り、考え、次世代に伝えるべきメッセージとアクションを話し合う、Educatorプログラムを作りたい。

高野山の精進料理も食べて、体も心も満たされよう。

整い、学び、今を、未来を喜ぼう。

保育士さんも、学校の先生も、学校を作りたい人も、パパママも。

一緒に志燃やせば、描ける未来も大きい。

そのために、今は、Social and Emotional Leaningを学ぶところから、ここシンガポールで始めよう。


■全てが必然。人生というパズルに、はまらないピースはない。

私が36年間いだき続けていたモヤモヤは、”故郷への罪悪感”だったと過去の記事でお伝えした。

でも、未来、故郷と関わるために、外へ学びに出るために故郷を出たんだとしたら?アイデンティティを発見するのにちょっと時間がかかったけれど、「故郷を出たのは意味があった」「必然である」と捉えることで、全て喜びに変わった。

人生パズルには、今この一瞬ですら、必要なピースしかない。

私だからこその人生ミッションは、必ず軌跡の上にヒントが転がっているはず。

夢が描け、モヤモヤを退治できた今、自分にとって大切なことは、自分の選んできた道を信じてあげることだった。今だから、そう言える。





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