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【チャレンジしたい人向け】心がドキドキする選択をする時、1番の敵は自分!?そんな自分自身との向き合い方について。

◆みなさん、野望はありますか?

突然ですが、「これは叶えたい!」という野望はありますか?
出来るか、出来ないかは横に置いといて、「絶対叶えたい!」な事。
人それぞれ面白い野望があると思います。
私の場合は、社会人になる時思っていた野望は
・かっこいいオトナになる事
・推しに会う事
この2個です。特に後者は「東京に行くぞ!!!」という想いの源の多くを占めてしたのは事実です(笑)
もちろん、日本で一番企業が集まる都市、日本で一番情報が世界から届く都市、が上京の理由の1つでした。キャリアアップを見ていた片山も、まずは東京だな、と考えていましたが、「ワンチャン推しに会えるかもしれない!!」が当初は強く、上京資金を貯めるバイトがどれだけ朝早くても夜遅くても頑張れて、目標数字を達成できたのは、この野望のおかげでした。
以前にも記事にしましたが、「推し」は私の活力の源だったのです。

◆「推しに会う」という野望が上京1ヶ月目で叶いそうになったけど、正直ちょっとビビった。

そんなこんなで3月末ギリギリまで、新居への初期投資分を貯め、推し事(おしごと)を横に置き続けた片山は意気揚々と東京に上陸しました。
家具家電を買い揃え、自炊も本格的に開始し、一人暮らしの家にも慣れてきたな〜と思った、2017年5月上旬。
冒頭に考えていた野望の1つである「推しに会う」は、イベントやライブに応募するも4月から見事にずっとチケット全敗。やはり少し物理的な距離が近くなったからと言って、すんなりと会わせてはくれないよね、と世の中の厳しさをしみじみと感じていたとある祝日。

その日は祝日で、朝からパジャマ姿でぐだぐだと家に引きこもっていた記憶です。家事を済ませ、さあ今日は何しようかな〜とネットサーフィンしていた所、片山の目にとんでもないワードが入ったのです。

本日夕方開催の◯◯イベント、当日券ございます!

「な、なんだってー!当日券だとー!」
完全に見落としていたイベントでした。さらに推し同士のコラボイベントで片山の好きが詰まったようなイベント。
「品川か〜いいな〜こういうのにすぐ都会の人は行けるんだろうな〜」
全く、これだから田舎はつらい、、、とHPを閉じかけた瞬間、
「いや私、都内におるやないかーい!」
上京して2ヶ月目、片山のマインドはまだまだ地元福岡にある感覚だったのを一気に覆した瞬間でした(そしてリアルに声に出してツッコみました)

◆人がビビる原因は【損失回避の法則】にあり!?

ただ、人って面白くて「もしかして夢が叶うかも?」というチャンスを目の前にすると、そのチャンスという希望の光が強いからか、勝手に脳内で出来ない場合を考えちゃうんですよね。
「で、でも、あの推しがいるイベントだし、チケットの倍率もすごいし、当日券行ったところで売り切れてとんぼ返りになるかもしれないし、そもそも品川ってどこか分からないし、というか一人でイベント行くのも怖いし、、」
このネガティブに考えてしまう現象を自責してしまう人が多いですが、この現象は、どんなサイズの出来事にも起こり得る人間の本能、リスク回避。心理学では【損失回避の法則】というものだそうです。

【損失回避の法則】とは、
無意識に得することよりも損することを避けようとする心理のこと。
私たちは損得を判断するとき、
・利益を得られる状況では、利益を逃すリスク(=損失)を回避する
・損失を被る状況では、リスクを負ってでも損失を回避する
・損得が分かれる状況では、利益を得ることより損失を被ることに敏感になる
引用元:損失回避の法則とは?

結婚・出産、転職・起業などのもっと大きく責任重大でこれからの人生に関わっていきそうなイベントに対して起こるならまだしも、(敢えて言いますが)”たかが”推しのイベントですら、この損失回避の法則が働くのです。
ただこの法則があったからこそ、「傷つかないように」と無意識に選択してきた人間は絶滅せずに生き延びてきたのも事実。

◆【損失回避の法則】にハマった時の打開策

話を戻しますが、普段チャレンジ精神旺盛な片山もこの【損失回避の法則】にハマり、「(行かない)やらない理由探し」をしていました。
ただここでキーだったな、良かったな、と思う行動のは、2点。
まずは、この「やらない理由」の一つ一つに向き合った事。

①一人で行くの怖い!⇛いや前から一人映画とか行ってたから大丈夫。道のりが分からないのが怖いだけ、Googleマップに聞けばOK
②品川ってどこ?⇛自宅から電車で51分、全然イベント開催に間に合う!
③当日券取れないかも!⇛これはもう行ってみないと分かんない!賭けだ!

分解していくと、「やらない理由」の大部分が『分からない事への恐怖』でした。
そして感情に目をやると、この『恐怖』に負けそうですが、きちんとその『分からない事』を調べ始めると「あれ?もしかして行けるんじゃ??」となったので、一旦頭を落ち着かせる(感情に飲まれない)、紙に書き出して課題を一つ一つ潰していく(人によっては悩んでいる物事の、その道のプロや経験者に相談するのが一番かと)のが得策でした。

2点目は【自分の願っている事に正直になる事】
当日券というと、本当に運なので100%チケットがゲットできる訳ではありません。ただ「やらない理由」③つ目に記載があるように、「賭けだ!」と品川へ向かえたのは【推しに会いたい!】というシンプルな願望に正直になって行動しただけです。何かドキドキしながら決断する時って、案外脳みそはシンプルだったりするものですね。

◆自分自身が最大の敵かも!?

地元にいる時は、(日本国内という単位で)同じ空気吸えてるわ、で幸せだったのが、(同じ空間という単位で)同じ空気吸えてるわー!!!!ともう大興奮だった記憶です。

ここで感じたのは「1ヶ月でさくっと会えた」という感覚、これが大きな気付きでした。
地元で過ごした6-7年の遠距離恋愛状態、”会えないのが常識”で、生きてきたので、いざ目の前にすると自分の脳みそがどれだけ推しに会う事がまるでモンブラン登頂する位の難易度だと思っていたことか。
もしかして、物事を複雑に考えている自分の脳みそが一番自分自身にとっての困難なのかもしれない。
なんて事にも、後から気付かされました。

◆野望を叶えるには?

願望や野望の大小に限らず、人は必ず【損失回避の法則】に向き合います。今回のNoteを書くにあたって、初めて知り学びました。
1日生きるだけでも何千回と選択をする私達ですが、その多くが「無意識下」で行っています。
ただ、緊張する選択こそ、【損失回避の法則】が働いて、(損するかも知れない、、、)というドキドキと、(ただこの選択をしたら良くなるかもしれない、、、)というワクワクのせめぎ合いにあいます。

《野望を叶えてきた人の共通点》
・ドキドキ部分(不安に思う部分)を細分化し、原因を探る
・ドキドキ部分を経験した人やその道のプロに師事する
・自分の野望や願望に正直に選択する

【損失回避の法則】は、ほぼ人の本能に近いものです。無意識下で行われるのがまた厄介ではあります。
大小の問題ではなく、野望を持っている人は共にこの無意識下の本能と上手に付き合っていきましょう。自分自身を管理下におき、野望を叶えていきましょう。
私も自分の【損失回避の法則】に向き合い「ああ、これは反射レベルでビビってるんだな。」と自分を受け入れ、可愛いやつだとでも感じながら、心臓バクバクしながら自分の野望や願望に正直になって行動します!




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