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手芸

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不器用な私の、レザークラフト中心の手芸まとめ。
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はじめてのレザークラフト体験

こんにちは! せっかくのnoteなので、手芸のこともまとめてみたいと思います。 どうして唐突に…それも革細工…? と、いうのも何か趣味で形に残る物を作ってみたいと思いまして。 親戚から今は使っていない工具を拝借することができたので、 これ幸いと試しに3つほど作ってみました。 とはいえ不器用で美術センスもない私。 そんな私でもブックカバーくらいなら作れるかも? と、思い作ってみた作品をご覧ください。 恥ずかしい! 左から順に、解説していきます。 こちらが最初に作った、

手作りの温もり ブックカバー製作

はじめにこんにちは! 先日「はじめてのレザークラフト体験」という記事を執筆させて頂きました。たくさんの方にお読み頂き、本当に感謝しかありません。 ↑前回の記事 まだまだ改善点のある未熟な工作ですが、初心者の私なりに気付いたことや学んだことを活かし、新作の革製ブックカバーを製作しつつシリーズとして記事にまとめていこうと思います。 お付き合い頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。 ブックカバー製作の手順今回のブックカバーは、次のような順序で製作していく予定です。 そ

手作りの温もり ブックカバー製作①革材料の準備と型紙作り

こんにちは! 「手作りの温もり ブックカバー製作」シリーズ、第一回です。 ↑前回の記事はこちら 今回は副題にもあるように、革製ブックカバーを作るための第一歩、「革材料の準備と型紙作り」に焦点を当ててみましょう。 革材料の選び方一言で革と言っても、その性質は様々です。柔らかいもの、硬いもの、手触りや質感の違いなど様々な選択肢があります。 具体的な革の種類については、ここで並べだすと本題から外れてしまうので……興味のある方は詳しく検索してみてくださいね。 今回の作品では耐

手作りの温もり ブックカバー製作②仮裁断と床(トコ)面磨き

こんにちは! 「手作りの温もり ブックカバー製作」シリーズ、第二回です。 前回は革素材を仕入れ、型紙を起こすところまで製作しました。 ↑前回の記事はこちら 今回の副題は「仮裁断と床(トコ)面磨き」。 この順序で執筆しようと思ったのですが、先に床面磨きをしてから、仮裁断をするところまでをまとめようと思います。 言い訳…じゃなくて、理由はちゃんとあります!後ほどお伝えしますね。 銀面と床面革には銀面(表)と、床面(裏)があります。 動物(今回では牛)の皮の表面を銀面と呼び、

手作りの温もり ブックカバー製作③染色と色止め

こんにちは! 「手作りの温もり ブックカバー製作」シリーズ、第三回です。 前回は床面磨きをして、仮裁断をしました。 ↑前回の記事はこちら ですが、前回最後に述べたように少し失敗してしまいまして…。 今回の工程は新しい物を用意して、仮裁断をする前のところから染色を始めていきます。 失敗談については特別編として、また別に記事を書こうと思います。 お楽しみに! それでは今回も、どうぞお付き合いくださいませ。 前回までは正直地味な作業が続いてしまい、見栄えしない内容でした。 今

手作りの温もり ブックカバー製作 特別編

こんにちは! 「手作りの温もり ブックカバー製作」シリーズ、今回は特別編です。 今回は失敗から学んだ技法についてご紹介します。 そう、あれは床面磨きをした日の夜のこと。 思えばちょっと気分が乗りすぎて、床面が十分に乾燥していないうちに作業をしてしまったことがきっかけでした。 ↑この作業をした日の夜ですね 上手に床面を磨けたので 気分が良い!最高に「ハイ!」ってやつだアアアアハハハハーッ! と、そのままの勢いで染色をしたのです。 私の活動ネームに因んで、緑のタヌキ…そう、

手作りの温もり ブックカバー製作④裁断と目打ち

こんにちは! 「手作りの温もり ブックカバー製作」シリーズ、第四回です。 このシリーズでは、本革ブックカバーを製作する過程を紹介しています。 前回は革の染色と色止めを行いました。 ↑前回の記事はこちら また、間に特別編という名の失敗談の記事も執筆しました。 そちらもぜひご覧ください。 ↑特別編はこちら 今回の工程では、前回染色した革を裁断して、いよいよ工作らしい作業に入っていきます。裁断と目打ちの作業を行います。 それではどうぞ、お付き合いくださいませ。 裁断裁断な

手作りの温もり ブックカバー製作⑤手縫いの技法 : 平縫い

こんにちは! 「手作りの温もり ブックカバー製作」シリーズ、第五回です。 このシリーズでは、本革ブックカバーを製作する過程を紹介しています。 前回の記事では、革の裁断と目打ちについて解説しました。 ↑前回の記事はこちら 今回は革細工の花形ともいえる、平縫いの工程を解説していきます。 それではどうぞ、お付き合いくださいませ。 平縫い前回は両面テープを使って、簡単に革を貼り合わせました。 ですが、あの程度の接着では簡単に剥がれてしまいます。 ボンドを使って接着する方法もあり

手作りの温もり ブックカバー製作⑥仕上げと完成

こんにちは! 「手作りの温もり ブックカバー製作」シリーズ、第五回です。 このシリーズでは、本革ブックカバーを製作する過程を紹介しています。 前回は平縫いを行い、ブックカバーの形が完成しました。 ↑前回の記事はこちら 今回は仕上げの「コバ磨き」をして、完成品のお披露目と致します! コバ磨き「コバ」とは、切り出した革の断面のことです。 貼り合わせた革の断面にトコフィニッシュを塗布して摩擦を加えることで、革の合わせ目を目立たなくする作業が、コバ磨きです。 こちらを革の合わ

オリジナルブックカバー作品例紹介

こんにちは! 今月新しく製作したブックカバー見本を、いくつかの写真を添えてご紹介いたします。 染色には主にクラフト染料の黒を仕様しています。 フラップ(閉じ紐)部分は同じくクラフト染料の茶を、わざとムラができるように塗りました。 閉じ部分をちょっとオシャレに切り出してみました。 また上下の縁の部分に幅7mmの内張りを追加して、ちょっと質感アップ。 フラップは長さが5mm違う2枚の革を曲げた状態で貼り合わせて、曲げ癖をつけてあります。 厚みがあるので、従来品と比べて安っぽ