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東京という町がたまらなく好き。

東京に引越しをして、もうすぐ3ヶ月になる。

私の今までの人生、名古屋、京都、ストラスブール(フランス)、大阪と割と都会に住み続けてきた。人によっては都会じゃないよ!と思うかもしれないが、関西の湖の側で育った私からすると、いずれの都市も大都会なのだ。

東京に越してくる前、人が多すぎて酸素が足りないんじゃないか、、。高級スーパーしかないんじゃないか、、。と不安が多かった。



だが、意外と東京が、良いのである。

正確には、私たちが住んでいる町とエリアが、私たちのライフスタイルに合っていただけなのかもしれない。

家のある場所は住宅街で、5分ほど歩けば、ちょっとした庶民的な商業施設があり、さらに5分10分ほど歩くと大きな駅に着く。家から駅までの道のりは3パターンあり、一つ目は人がたくさんいる商店街の道、二つ目はチェーンの飲食店、カフェやスーパー等が並ぶ道、3つ目は何もないけど自然が溢れている道だ。

その日の気分やテンションに合わせて、通る道を決められるので、なんともお得である。例えば、都会を感じたければ一つ目の道に、無でいたければ三つ目の道を選ぶというように!


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住めば都」という言葉がある。
ほんとうに、住めば都になるのだろうか?

大阪の町は正直好きではなかった。それこそ、酸素が薄く、なんだかとても窮屈だった。私たちが住んでいたエリアは、勤務地まで地下鉄で一本で行ける、駅から2分のとても便利なところで、仕事をする面では快適ではあったが、何かが違った。

離れてみて、その何かとは”空気”なんじゃないかなと思う。2年ほど住み続けた大阪の町だが、「私の都だ!」とはならなかった。

一方、今住んでいる東京の町は、住み始めてまだ3ヶ月なのにも関わらず、すっかり”都感”を感じている。(東京出身の方恐縮です。)


この違いはなんだろうか。
同じ都会であれど、その町が、そのエリアが、その家がもつ”空気”がある。考えるに、その空気は、”自分にとって居心地が良いものか”ということではないだろうか。

私にとって”居心地の良い空気”は、ちょっと「湿気ぽいところ」かなと思う。大きな湖のすぐ近くで育った人間として、本能的に求めてしまう要素は、「湿度」なのかもしれない。

そう思って、今の住まいをGoogleマップで再度見てみると、やはり近所に川があった。華奢な川ではあるが、あるのとないのとではずいぶん違う。その川沿いをお散歩すると、ああこれこれとしっくりくるし、安心する。


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東京という町は、無限のモノとコトと人で成り立っている。
人混みの中に埋もれていると、すれ違う人の「人生」とか「感情」のようなものをフッと感じる瞬間がある。数えきれない人の、数えきれないドラマがきっとあるのだろうなと思う。それぞれの「人間臭さ」というか。「東京らしさ」というか。

東京は、「人間」好きには、たまらない町だ!

私はまだ東京を、わずか1mmほどしか知らないのだろうが、この町が良い町だということは分かったような気がする。


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