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エッセイ・コラム

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感じた事をいろいろ書いていきますので、読んでみてください。
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#散文

小春日和には

小春日和には

色付く葉のすぐそばで、ひっそりと咲く秋深い時の花を見た。
この季節、昔ならば年末年始のあれこれを思い、慌ただしさも楽しみも感じていたものだった。
それが今では繰り返し考える。
自分が生きてきた年月に、やってきた事やってこなかった事を。
委ねるとは真にどういった事だろうか。単に右往左往しないと、それほど単純な事なのだろうか。
わたしにできるだろうかと。

これから小春日和の時には丹念に掃除をしよう。

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ホールのまま食べさせたクリスマスケーキ

ホールのまま食べさせたクリスマスケーキ

クリスマスイブの夜、息子にサンタがやってきた。その人は、ブロック塀を作る職人さんだった。

主人の任期を考えると二人目の子供は、ひと足早く帰国して日本で出産した方が良かろうということになり、その当時イギリスから帰って来たわたしは、東京の下町にある実家で暮らしていた。息子は一歳の誕生日少し前から、役一年と四ヶ月程度をその町で暮らした。

とにかく外遊びが好きだった息子は、近所の路地という

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まだまだだけど

まだまだだけど

わたしは何でこういう仕事を選んでしまうのかな

ずっと婚礼の仕事に就いていた
やりがいがあるし、好きだったけれど
障害を負った長女のことを考えてしまう

こんな日を夢見ていたのにな、と

婚礼の仕事を辞めて今は
パートでおもちゃ屋にいる←(子供のだよ!)

長女は子供産むのは無理な身体…よぎっちゃう
部活の指導ミスが直接の原因だけれど、深い要因はわたしからの母子連鎖だから

ずっといろいろあって生

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幸せを測る尺度…

幸せを測る尺度…

アンネの日記のアンネフランク


まだ隠れ家に移る前、徐々に包囲され始めた頃に
アンネはこんなことを言っていた

『世の中にはもっと苦しい思いをしてる人がたくさんいる
その人達に比べれば、自分はまだまだ幸せ
そう言う考え方は好きじゃない
心から幸せ
そう思える日が来ることを夢みたり信じたりしながら生きていたい』



『世の中にはもっと不幸な人達がいる
辛い思いをしている人達がたくさん

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屁理屈の応酬に勝つ

屁理屈の応酬に勝つ

言い負かす
言い負かされる

しっかりとした理論と理論の戦いでは無く、冗談が混ざった、ほぼほぼ屁理屈で進む
そんな言い合いの場面での話

相手が黙り込んで
何も言えなくなったら
勝ち
という前提で…

相手が「〇〇〇・・・・・・!」と言ってきたら
すべてその相手が言った言葉をオウム返しにして…
「〇〇〇・・・・・・って何?」と返してみる

違いは『!』と『何?』
これだけ

例えば相手が

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