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資さんうどん買収劇の真相を推測する!すかいらーくによる新時代と揺れる地元愛の行方!

すかいらーくが資さんうどんを買収

昨日、「資さんうどんがすかいらーくに買収された」というニュースが全国で話題になりました。地元で長年愛され続けてきた資さんうどんが、ついに外食大手の傘下に入り、全国的な展開が進むというのです。これは、資さんファンにとって大きな出来事です。今回は地元ファンの視点から、この買収劇を振り返り、考察してみたいと思います。

資さんうどんの歴史

資さんうどんの物語は、1976年に福岡県北九州市で小さなうどん屋として始まりました。創業者が心を込めて作った「肉ごぼ天うどん」は、瞬く間に地元の人々に愛され、やがて北九州全域で人気を博していきます。次々と店舗が増え、24時間営業や豊富で安価なメニューで多くの客を引きつけた資さんは、2016年には売上高約69億円を誇るまでに成長しました。

銀行による買収

しかし、2018年に創業者が72歳で急逝。この出来事により、資さんは大きな転換期を迎えます。後継者問題が浮上し、福岡銀行などが出資する福岡キャピタルパートナーズが資さんの株式を取得。新たな経営者を探し、最終的にユニゾン・キャピタルに譲渡されることになりました。ユニゾンはスシローなどの業績改善で知られる企業で、ここから資さんは「地元愛」に支えられた企業から、効率的な成長を目指す企業へと変わっていったと考えられます。

なんとなく様子が変わる資さんうどん

この頃、地元ファンの間では「資さんの地元感が少しずつ薄れている」と感じる人も増えてきました。メニュー表がタブレットに変わり、チェーン店のような効率化が進んでいく姿に、昔ながらの温かみが失われつつあることに違和感を覚えた人も多かったでしょう。この頃から全国展開の準備が加速し、九州から関西、関東へと進出していく姿には、一抹の不安を抱くファンもいました。

いま考えると、ユニゾンに譲渡された時点で、投資ツールとしての経営方針に変わっており、付加価値をつけていかに高く売れる商品にするか?が目的になっていたのではないかと推測されます。

すかいらーくホールディングスによる買収

そして2024年、すかいらーくHDは資さんの筆頭株主である投資ファンドのユニゾン・キャピタルなどから全株式を取得し、240億円で買収されることが発表されました。

 資さんは福岡県を中心とした九州全域、山口、岡山、大阪、兵庫に計72店舗を展開しており、今冬には東京への初出店を控えている状況です。

 すかいらーくHDは人気ブランドをグループ内に迎え、集客力を高めつつ、すかいらーくのインフラを利用して全国展開を加速させる見込みです。

すかいらーくは強力な物流や人材システムを活用し、資さんをさらなるエリア展開へと導く意向を示していますが、地元ファンとしては「地元感」が失われてしまうのではないかという懸念が残ります。資さんうどんが効率化され、ビジネス的な側面が強調されることで、「本来の温かさ」「地元愛」「九州の味」が薄れてしまうのではないかと、多くのファンが心配しています。

資さんうどんが全国に広がる一方で、地元で愛されてきた「魂」が失われるのは、ファンにとって非常に辛いことです。今後、資さんが全国的な拡大を果たす中でも、創業者が遺した地元愛と味がどこかに残り続けることを願ってやみません!

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