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参加を決めたきっかけは?~part2~

緑のふるさと協力隊の活動期間は約1年間。
これまで暮らしていた住居を離れ、新しい場所での暮らしや活動になるため、興味を持っていても参加するのに勇気がいる、という人も多いのではないでしょうか。

そこで、2022年度現在活動中の29期隊員に「参加を決めたきっかけ」を聞いてみました。

様々な活動に取り組む1年間。幅の広い活動ができるのも魅力の1つです!

山下さん(愛知県幸田町)のきっかけ

僕は農業を将来的にしたいと思い、緑のふるさと協力隊に参加しました。でも、農業って農協が行っている新規就農者支援事業や農業大学、地域おこし協力隊など多種多様な取り組みがあります。
ではなぜ農業を専門としないこの事業を選んだのか?

それには大きく2つ理由があります。
1つ目は「僕自身がどの農作物をやりたいか」が決まっていなかったからです。この事業ではその地域の特産品や様々な農作物に触れることができます。そして、自分が考えてもいなかった農作物との出会いがあります。
またボランティアで月5万円の生活のため、地域の皆様が野菜や果物をくれて、新鮮なものを味覚で味わうこともできます。

2つ目は「特産品が売れるように農家さんの取り組みだけでなく行政の取り組みを知ることができる」からです。この事業は農山村の役場や観光協会などが受け入れてくださります。その際に、どのようにして売れるよう取り組んでいるのかを実際にイベントのお手伝いする中で、知ることができます。またお客様や地域の方々との交流の中でその作物の印象を知ることもできます。

このようにボランティアで、派遣された地域に1年間深くかかわる中で、農業だけに焦点を合わせた事業では得られないものを沢山学ぶことができます。
農業や林業、行政、教育関係…全ては別々の業種ですが、その地域全体から見れば繋がり1つになります。この事業で全てを経験したら、自分のやりたいことが見つかり、多種多様な新たな視点から見つめることが必ずできるはずです。

福井さん(岡山県鏡野町)のきっかけ

私が緑のふるさと協力隊のプログラムに応募したのが、2022年1月。応募締め切りのギリギリに滑り込みで申し込みました。「日本仕事百貨」という求人サイトで協力隊の募集ページは見かけていたのですが、すぐに応募はしませんでした。以前からボランティアに興味はあったものの、実際に身体を動かして誰かの役に立つとういうことをしたことがなく、ピッタリだなと思った一方で、仕事ではなく1年間のボランティアであることが一番のネックになっていたのだと思います。
それから1カ月ほど経った時に、また募集ページを見て、<気になるけど大変そう…と思って、気になることや興味のあることを見て見ぬふりをして、あとで小さな後悔をするのかな>と、自分の気持ちに正面から向き合おう、少しでもやってみたいことはとにかく全部やってみようと急に気持ちが吹っ切れ応募に至りました。

振り返って、何が応募の決め手だったのかな?と思うと1つは、強制的に知らない土地に行けること、2つ目はやるなら若いうちがいいなと思ったこと、3つ目はその場所に暮らす人たちの話を聞いてみたいと思ったこと、4つ目に「とにかくやってみる」と自分の中で意識が変わったことが挙げられるのかなと思います。

何かに挑戦するのも自分、挑戦しないのも自分。緑のふるさと協力隊は強制されてするものではないので、1年後を想像したときに、楽しんでいる・何かを得た自分が見える人はぜひチャレンジしてみてください!

中嶋さん(宮崎県諸塚村)のきっかけ

私は元々一次産業に興味があったので農業中心に転職活動をしていました。しかし農業セミナーなどに参加して色々と話を聞きましたが、今ひとつ自分の中で納得できることが見つかりませんでした。実際に短期間の農業体験などにも参加した結果、農業以外にも興味が出てきたので何か一つのことだけをやるのではなくその地域の事を色々と体験出来る緑ふるさと協力隊に応募することにしました。

一人暮らしをしたことがなくそもそもちゃんと暮らしていけるのか不安でしたが、緑ふるさと協力隊では役場や事務局がサポートしてくれるので思ったほど苦労なく生活出来ていると思います。

私は一次産業や田舎暮らしに興味はあったのですが実際に暮らしていったときの不安があったので、一年という決められた期間で実際にそれらを経験して自分が生活していけるのか納得できるものがあるのか確かめたいという思いもあり申し込むことにしました。

すでに何かやりたいことを決めている場合も決め切れておらず漠然と興味があるという場合も沢山のことを経験できるため選択肢としては非常に魅力的だと思います。

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