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カンボジア#05 アンコールワットが教えてくれたこと

◾️アンコールワットで人生観は変わるのか

アンコール遺跡群を訪れた目的を振り返ろう。人生にどん詰まっていた私は、自分の考えを変えたくてここまできた。


「アンコールワットで人生観は変わるのか?」


結論 : 人生観は変わらない

今まで生きてきて、育った環境や影響を受けた人達、自分のバックグラウンドによって形成された人生観は、そう簡単には変わらない。美しいものを見て美しいと思える自分のことが好きだし、悲しい出来事に勝手に感情移入して落ち込む自分が恥ずかしいとは思わない。アンコールワットに訪れて、自分はなんてちっぽけだったんだろう!悩みを捨てて今こそ生まれ変わろう!世界を動かそう!という壮大な未来予想図を描くことはなかった。

でも、私の人生に大きな影響を与えたことには間違いない。約900年前に建てられた寺院が、今も多くの人々の心を動かしてやまないことに激しく感動した。木々に埋もれる寺院を見て、戦争で破壊された仏像を見て、歴史は途切れずにずっと繋がっていることを実感した。勉強して学んだ「世界遺産は人類共通の財産」という言葉を身をもって理解できた。それに「アンコールワット、行かなきゃ。」を口だけで終わらせず、実行に移せたことも私にとっては大きな自信になった。

改めて結論 : 人生観は変わらないが、人生に大きな影響を与えてくれた


◾️ガソリンを売る人

タ・プロームからの帰り道、道端で何かを売っている人達を見かけた。ペンさんに「あれは何を売っているの?」と聞いたところ「ガソリンを売っています。」という返答が。

ガソリンをペットボトルに入れて売っていた。衝撃だった。なかなかのカルチャーショックだった。自分の生きてきた環境での「当たり前」は、全然「当たり前じゃない」ことを思い知った。それぞれの国によって生きていく術は、全く違う。シェムリアップの日常を、現地にいかなきゃ一生知ることはなかっただろう。偏った価値観を、少しだけ(ほんと少しだけ)変えることができた気がした。

スーパーにはカエルも並ぶ
世界一ゆるい店員さん。好き。
シェムリアップのトゥクトゥクはこのスタイル
バイク社会
3人乗りすな
ここでは水に浸かってなかったカトラリー
全部美味

念願だった世界遺産アンコールワットを見学できたこと、現地の文化を目の当たりにしたことで、海外旅行に対する意識も変化した。この旅が、たくさんのことを教えてくれた。

私が海外旅行に行きたくてしょうがないのは「百聞は一見に如かず」を知ってしまったからなのだ。その時得られる感情は、テキストには載っていない。

終わり。

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