生まれ変わってもゲイがいい

生まれ変わってもゲイがいい

記事一覧

#126 50代の性欲

『三大欲求』は「食欲」「睡眠欲」「性欲」とよく言うが、性欲の代わりに排泄欲という説もあり、確かに我慢することができないものとすれば排泄欲かもしれない。若い頃は性…

#125 僕を忘れる前に

母が僕を忘れようとしている。 コロナ禍に入る前は1〜2ヶ月に一度くらいにランチがてら母と出かけることがあった。実家の最寄りの駅だったり、京浜東北線沿線の有楽町や…

#124 浅煎りコーヒーの沼

いつからだろう、浅煎りコーヒーが好きになったのは。 スタバが上陸(1990年代)してからは、最も好きな飲み物がカフェラテになっていた。スタバに限らず、カフェに入った…

#123 老後の仕事

ときどき、老後の仕事について考えることがある。これまでは遠い先のぼんやりとしたイメージでしかなかったが、気がつくと、すぐ先のことになってきた。 老後とはいつから…

#122 付き合った相手としかやらない

と言う人は、イロイロやっているという通説。そして、発展場には行かないと言う人も、イロイロやっている。だいたい。 人はなぜキレイ売りをしたいのだろうか。いつか本命…

#121 ブリーフのシミ問題

僕はおしっこに対して嫌な気持ちがあまりない。自分のおしっこはもちろん、パートナーのおしっこでも手で触れても気にならない。もちろん洗うが。世間の人はどうなんだろう…

#120 バルクゲイになってみたい

同じマンションにバルクゲイがいる。少し年下くらいのサラリーマンだと思うが、絵に描いたようなバルクマッチョで、しかもゲイだ。僕のパートナーと同様でマンションの新築…

#119 亡き友をしのぶ

彼の訃報を聞いたのは、安室ちゃんの引退を記念して訪れた2018年9月の沖縄だった。帰りの空港で搭乗待ちをしているとき、珍しく彼の元彼からの電話が鳴った。何が不穏な気…

#118 50代の遊園地

ゲイ友と共通の女友だちの3人で久しぶりに会うことになった。女友だちには9歳の娘がいて、父親がゴルフで不在だからと子ども連れとなり、僕はパートナーを連れて行った。僕…

#117 10年たっても仲間

前の職場の同僚が他界した。久しぶりに電話が来たかと思ったら彼女の旦那さんだった。旦那さんの話では、2年の闘病の末、49歳の誕生日を前にして亡くなってしまったという…

#116 40代からのゲイ友づくり

友だちはライフステージとともに変化する。学生時代からの友だちも、社会生活が長くなると疎遠になったり、子育て期に入るとパパママ友だちが増え、子育ても落ち着いた40代…

#115 前髪系と短髪系

Netflixの恋愛リアリティ番組『BOY FRIEND』に出演するネガティヴなイケメン君が「ゲイは前髪系と短髪系に二分される」と言っていた。自身は前髪系なのだと。他の出演者も…

#114 無邪気って強い

7月から配信スタートしたNetflixの恋愛リアリティ番組『BOY FRIEND』でスタジオMCをするドリアン・ロロブリジーダが天真爛漫な出演者をみて「無邪気って強い」と言った。 …

#113 真夏のじゅもん

東京で今年初の猛暑日を記録した7月5日にTUBEとDA PUMPのコラボ楽曲「真夏のじゅもん」が配信リリースされた。半年ほど前にはGACKTとコラボをしたTUBEが続けてのコラボだっ…

#112 移住を考える

移住について考えてみた。過去にも何度か考えたことがあり、幼なじみが暮らすマレーシアやゲイに人気の沖縄がその候補地だった。マレーシアは当時、移住のハードルが低く日…

#111 会社との向き合い方

一つ年上の女性社員が退職した。以前の組織体制の時に隣の部署だった人で、一緒に仕事をしたことはほとんどなかったが、飲み会などでは楽しく話すことがよくあった。今回、…

#126 50代の性欲

『三大欲求』は「食欲」「睡眠欲」「性欲」とよく言うが、性欲の代わりに排泄欲という説もあり、確かに我慢することができないものとすれば排泄欲かもしれない。若い頃は性欲こそ我慢できないものと思うことがよくあり、自分のその強さに恐れを感じるほどだった。『ブッダの七つの欲求』は、「食欲」「睡眠欲」「性欲」に「生存欲(生きたい)」「怠惰欲(楽をしたい)」「感楽欲(感覚の快楽を味わいたい)」「承認欲(認められた

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#125 僕を忘れる前に

母が僕を忘れようとしている。

コロナ禍に入る前は1〜2ヶ月に一度くらいにランチがてら母と出かけることがあった。実家の最寄りの駅だったり、京浜東北線沿線の有楽町や品川、大井町に出かけることもあった。社会人になってからも時々会っていたが、10年くらい前からは元気なうちにと頻繁になってきていた。

母が自身で認知症を疑い始めたのはコロナ禍に入ってしばらく合わなくなっていた2021年のことだった。本人の

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#124 浅煎りコーヒーの沼

いつからだろう、浅煎りコーヒーが好きになったのは。

スタバが上陸(1990年代)してからは、最も好きな飲み物がカフェラテになっていた。スタバに限らず、カフェに入った時はもちろん、自宅でもカフェラテを飲むことが多くなったが、ミルクの摂りすぎが気になり、ドリップコーヒーを飲むことも増えていった。スタバだと、カフェラテもドリップコーヒーも深煎りもしくは中深煎りの豆がよく使われている。その影響なのか、セ

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#123 老後の仕事

ときどき、老後の仕事について考えることがある。これまでは遠い先のぼんやりとしたイメージでしかなかったが、気がつくと、すぐ先のことになってきた。

老後とはいつからのことを言うのか。厚労省の調査によると20〜40代までは65歳からを老後と考える人が最も多く、50代以上は70歳からを老後と考える人が最も多い。なるほど、自分が老後に近づいてくると先に思えるのかも知れない。僕の感覚は60歳からだ。のんびり

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#122 付き合った相手としかやらない

と言う人は、イロイロやっているという通説。そして、発展場には行かないと言う人も、イロイロやっている。だいたい。

人はなぜキレイ売りをしたいのだろうか。いつか本命に出会ったときに清純でいたいからだろう。そして、イロイロやっているときは「付き合ってない人とやったのはオマエがはじめて」とか「発展場に来たのははじめて」とか言って特別感を出しているに違いない。偏見か?

性欲全開の若者なら、イロイロやって

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#121 ブリーフのシミ問題

僕はおしっこに対して嫌な気持ちがあまりない。自分のおしっこはもちろん、パートナーのおしっこでも手で触れても気にならない。もちろん洗うが。世間の人はどうなんだろう。僕が嫌な気持ちにならないのは、小学校5年生までおねしょをしていたからなのか?ゲイのエロビデオのおしっこに興奮するからなのか?若い頃から頻尿で最近は残尿することもあるからなのか?なにせ、おしっこが身近なのだ。

頻尿と残尿は悩んでいないわけ

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#120 バルクゲイになってみたい

同じマンションにバルクゲイがいる。少し年下くらいのサラリーマンだと思うが、絵に描いたようなバルクマッチョで、しかもゲイだ。僕のパートナーと同様でマンションの新築入居のメンバーで、入居してすぐにお互いバレたらしい。彼は一人暮らしだが、週末は僕と同じくらいの歳のパートナーが来ている。彼もバルクまではいかずともガチムチのイカニモだ。

隣のマンションにもバルクゲイがいる。40前後だと思うが二人で暮らして

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#119 亡き友をしのぶ

彼の訃報を聞いたのは、安室ちゃんの引退を記念して訪れた2018年9月の沖縄だった。帰りの空港で搭乗待ちをしているとき、珍しく彼の元彼からの電話が鳴った。何が不穏な気がして電話に出ると、彼の急死を告げる内容だった。あまりにも突然のことで、しばらく受け止められなかった。

彼とは20代前半の頃、今でも親しい友人を返して知り合った。当時、2丁目のclub&bar ARTY FARTY(移転前の路面店だっ

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#118 50代の遊園地

ゲイ友と共通の女友だちの3人で久しぶりに会うことになった。女友だちには9歳の娘がいて、父親がゴルフで不在だからと子ども連れとなり、僕はパートナーを連れて行った。僕と女友だち、その娘とは時々会っているが、ゲイ友と女友だちは2〜3年ぶりでその娘とは赤ちゃんのとき以来。そして、ゲイ友と僕のパートナーは初対面だった。

子どもがいるのでランチで集まることになり、浅草のサルバトーレを予約していた。カジュアル

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#117 10年たっても仲間

前の職場の同僚が他界した。久しぶりに電話が来たかと思ったら彼女の旦那さんだった。旦那さんの話では、2年の闘病の末、49歳の誕生日を前にして亡くなってしまったという。あまりにも急だったので今でも実感がない。

彼女の訃報を聞いて、他の同僚たちと連絡を取り合った。当日仲が良かった同僚はみんな退職しており、10年以上会っていない。旦那さんから直接連絡があったのは彼女と仲の良かった女性と僕の2人で、それぞ

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#116 40代からのゲイ友づくり

友だちはライフステージとともに変化する。学生時代からの友だちも、社会生活が長くなると疎遠になったり、子育て期に入るとパパママ友だちが増え、子育ても落ち着いた40代後半〜50代はそれまでの友だち関係が続いているか、減ってきてくるのではないだろうか。ノンケの友だち達を見ていると、そんか気がする。

ゲイの場合はどうだろう。

ゲイデビューのタイミングにもよるが、もし学生時代からコミュニティに顔を出し始

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#115 前髪系と短髪系

Netflixの恋愛リアリティ番組『BOY FRIEND』に出演するネガティヴなイケメン君が「ゲイは前髪系と短髪系に二分される」と言っていた。自身は前髪系なのだと。他の出演者も前髪系と短髪系に当てはめていたが、単純に髪型だけで判断しているようではなさそうだった。短髪系は男性性を意識しており、体を鍛えていて、ホゲる人も多い印象らしい。いわゆるイカニモなのだ。

僕も20代前半でゲイコミュニティに参加

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#114 無邪気って強い

7月から配信スタートしたNetflixの恋愛リアリティ番組『BOY FRIEND』でスタジオMCをするドリアン・ロロブリジーダが天真爛漫な出演者をみて「無邪気って強い」と言った。

無邪気な人はモテるものだ。

ゲイの恋愛の場合、学校の同級生や会社の同僚の中から出会うことは稀だ。今はアプリを介した出会いが主流だと思うが、僕の若い頃は雑誌の文通欄や伝言ダイヤル、出会い系サイトなど少し特殊な方法か、バ

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#113 真夏のじゅもん

東京で今年初の猛暑日を記録した7月5日にTUBEとDA PUMPのコラボ楽曲「真夏のじゅもん」が配信リリースされた。半年ほど前にはGACKTとコラボをしたTUBEが続けてのコラボだったので、もはや単独では耐えられなくなったのか心配になる。とは言え、今でも高音ボイスのISSAと軽快なダンスナンバーを歌っている前田(前ちゃん)に嬉しくなった。

そんなTUBEは来年で40周年を迎える。昨年の横浜スタジ

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#112 移住を考える

移住について考えてみた。過去にも何度か考えたことがあり、幼なじみが暮らすマレーシアやゲイに人気の沖縄がその候補地だった。マレーシアは当時、移住のハードルが低く日本の年金を受け取れる制度もあり、老後の移住先としても話題だった。しかし、徐々に資産条件が厳しくなり、今では150万リンギット(約5,100万円)以上の流動資産と100万リンギット(約3,400万円)の定期預金が必要になっている。お金持ち限定

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#111 会社との向き合い方

一つ年上の女性社員が退職した。以前の組織体制の時に隣の部署だった人で、一緒に仕事をしたことはほとんどなかったが、飲み会などでは楽しく話すことがよくあった。今回、彼女が退職することは全く知らず、突然、送別会の幹事から連絡があってはじめて知った。彼女に会いたい気持ちもあったが、メールの宛先から分かる送別会に声がかかった人たちに久しぶりに会いたかった。

退職の理由が事前に知らされていなかったので、送別

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