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6足のわらじを履く“パラレルワーカー”の働き方|SNSプロデューサー小倉にインタビュー

ライター・デザイナー・ビデオグラファーの複数のプロダクションから成るフリーランスクリエイター経済圏『mics(ミックス)』。WEBメディア、ブランディング、デザイン、映像など、さまざまなジャンルのクリエイティブ領域を横断して、名古屋スタートアップ株式会社、チームどみにおん、株式会社カチノデが合同で事業を行っています。

今回は、名古屋スタートアップ株式会社のSNSプロデューサーである小倉まみに、mics編集部のライター小澤がインタビューしました。

小倉まみ|プロフィール
1989年生まれ、北海道出身、豊橋市在住。大学卒業後、結婚に伴い愛知県豊橋市へ移住し、業務委託としてBtoB向け商材のBtoC向けオンラインショップ展開やSNSプロモーションを担当する。出産後は個人でハンドメイド素材のオンラインショップを運営するかたわら、講師業や創業・新規事業支援、コワーキングスペース「トライアルビレッジ」ではイベント企画と広報を担当、「Startup Garage」でコミュニティーマネージャーとして運営を統括している。ポートフォリオ https://oguramami.themedia.jp/

小倉流パラレルワーカーが生まれたきっかけ

ー小倉さんを一言であらわすと「パラレルワーカー」という言葉がしっくりくる気がします。現在のお仕事の割合について教えてください。

小倉:おおまかに分けるとコワーキングスペースのスタッフ5割、micsが3割、ハンドメイド関連が2割で、講師業や創業・新規事業支援などを横展開しています。コワーキングスペースは豊橋市内の2箇所で、合計週4回ほど出勤していますよ。

ー細分化すると何足の“わらじ”を履いているのでしょうか?

小倉:ライターやSNSプロモーション、オンラインショップ運営、講師、コワーキングスペースのスタッフ、創業・新規事業支援と6足のわらじですね。

例えば、ハンドメイド素材のオンラインショップを運営しながらSNSで情報発信をしていると、素材の使い方はもちろん出店やSNS運用、開業についての相談も増えていきました。Startup Garageのスタッフを始めてからはさまざまな業種の方から相談を受けるようになり、これまで50名ほどの創業・新規事業の支援をしています。

ーどのような流れで現在の働き方が形成されたのでしょうか?

小倉:私は北海道出身で、結婚を機に愛知県豊橋市へ移住しました。いつでもどこでも仕事ができるようフリーランスを目指し、まずは市内の企業で業務委託としてBtoC向け商品企画やSNSプロモーションを担当しました。出産後は自分のオンラインショップや講師業を始めて。その当時利用し始めたコワーキングスペースに感銘を受け、運営にも携わるようになったんです。

micsでは主に企業のSNSプロモーションを担当

▲Twitterアカウントの一部を抜粋

ーmicsに関わるようになったきっかけを教えてください。

小倉:mics共同創業者である若目田さんからTwitterでスカウトされました。ライターの小澤さんがプッシュしていると紹介をされていたようで、「ちょっとやってみますか?」と。

ー思い出しました。フォロワー数4桁のアカウントをごろごろ持っているフリーランスが豊橋にいるとよく会話に出していたんです。

小倉:もともと、mics編集部の吹原さんと小澤さんの個人的な弟子スタント(※)として、いろいろやっていた繋がりでしたね。

(※)弟子スタント…ライター吹原と小澤が「弟子+アシスタント」として、取材の文字起こしや記事の書き起こし、撮影・画像編集を外注しつつ、ライティングの基礎などを教えていた人たちのこと。詳しくはこちら

ーこれまでmicsで担当した案件について教えてください。

小倉:観光イベントや就活イベント、アプリなどのSNSプロモーションを担当しました。具体的な内容は、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSの運用代行です。企画立案をし、取材やオペレーションなど、お客さまのサービスがより多くの人に拡散されるようお手伝いしています。

ーSNSプロモーションのやりがいは何ですか?

小倉:この仕事は正解がなく、完成しきることがないので大変なこともあります。そんな中で、私がSNSの運用代用しているサービスのフォロワーさんが自発的に発信してくださるような状況を作れると、自分が想定していた以上の拡散に繋がり、すごくやりがいを感じますね。

また、micsのようにチームで仕事をすることで、それぞれの専門的な観点から学べます。私はフリーランスとして個人でお仕事をすることが多かったので、micsのようなプロダクションに所属するメリットはそこだと思います。

スキルを組み合わせて自分にしかできない仕事をする

▲娘さんと出勤。地方にはまだ珍しい子育て世代のひとつのロールモデルとなっている。

ー今後の展開について教えてください。

小倉:スキルを組み合わせて「歩くコワーキングスペース」になりたいですね。私のところに来てくださった方同士、特に私を経由しないと絶対に知り合わないだろうという方を紹介したり、そこから協業して新しい仕事が生まれたりする循環を生み出したいです。

また、私の出身地である北海道と豊橋を繋げる役割もできたらと考えています。例えば、豊橋の方が北海道にワーケーションしたり、北海道の方が豊橋の案件を取得できたり。私のようにいつでもどこでも仕事ができるようなそんな働き方が増えていくと思います。

ー最後に、micsに興味を持っているクリエイターにメッセージをお願いします。

小倉:micsはプロのフリーランスとして生き抜くためのナレッジが蓄積されています。私にとっては今まで勘と経験でやっていたことが、体系的に得られる環境でした。1人で手探り状態というフリーランスの方は、micsのイベントやインターンなどで経験してもらえたらと思います。


micsには、多様なメンバー、スキル、ナレッジが集まっています。なんだかおもしろそう、ちょっと興味がある。そんな方は、定期的に開催しているイベントにぜひ遊びにきてください。がっつり学びたい!という方は、3ヶ月ごとに開催しているmicsインターンや、ライティングについてゼロからイチを学ぶ「初心者向けライター研修プログラム#micsschool」にぜひ参加してみてください。

取材・文=小澤 志穂
編集=吹原 紗矢佳

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