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良いイシューは即経営会議行き!爆速で改善を続けるためのオフサイト開発ミーティング実施報告

こんにちは、Micoworksプロダクト開発本部です。

リモートワークが基本の会社では、連絡が直接業務で関わる人の間で閉じがちだったり、業務に直接かかわらない人とのつながりが希薄になるなど、情報共有やチームアップに課題を感じる方は多いのではないでしょうか。

Micoworksのプロダクト開発組織では毎月「オフサイトミーティング」を始めました。
この記事では、6月に実施したオフサイトミーティングの内容について紹介します。


オフサイトミーティングとは?


オフサイトミーティングとは「普段の勤務地や仕事場とは別の場所で行う会議」のことです。
日常的な業務環境とは異なるところに集合して、別に業務改善や組織のための施策についてディスカッションすることを指します。


今回は東京・大阪同時開催


Micoworksのプロダクト開発組織は主に東京・大阪にメンバーが分かれているため、今回はそれぞれにあるWeWorkのミーティングルームを押さえて、同じ時間に開催しました。

実際の内容

ゲストや新規加入メンバーの紹介

現在Micoworksは採用を強化しており、毎月新入社員が増えているため、こういうメンバーがひとところに集まる場所は顔つなぎのチャンスなので、まずは新メンバーがいたらマネージャから紹介していくという事をしています。

各メンバーのここ1か月の取り組み共有


メンバー紹介に続いて、それぞれのメンバーからここ1か月の取り組みについてサマリーを簡単に共有する時間も設けています。
リモートワークがメインだと、自分のチーム以外の人については意外と状況を知る機会が少ないので、こういった場でプロダクト組織全体でどういう動きをしているのかキャッチアップしてもらい、その後のディスカッションにおいて相手の背景にある状況を掴んだりすることに役立ててもらうことが狙いです。

プロダクトから全社への取り組み情報共有会の振り返り


組織が急速に拡大していく中では、プロダクト組織がどのように動いているかや、今後どんなリリースをしていくかの情報をどうやって周知して浸透させていくかという事が課題になりがちです。そこで、プロダクト企画メンバーで、全社向けに情報共有会を行ったのですが、このパートではその振り返りをしました。
特にフィードバックアンケートの回収率が課題になっており、その振り返りの場では「3Q中に回収率90%を目指していきたい」という目標が改めて設定されました。

メンバー交流施策(オフィスアワーと4on4)の振り返り

プロダクト組織で運営している「プロダクトチームカルチャーボード」の施策として提案のあったもので、前回のエントリでも紹介した施策です。

実際に一巡させてみた結果、それまで話したことのない人との交流は良い刺激になったようで、概ね好評価でした。
今後は、入社してくる新入社員のメンバーを軸に開催していこうということで、今後は標準的に実施していくことになりました。

入社時研修の内容改善提案


これまでプロダクト組織がほぼ人がいないという状況だったこともあり、「新入社員向けの研修においてプロダクトに関するインプットが極端に少ない」ことが最近入ったメンバーから指摘されました。

入社時研修はプロダクト組織だけの問題ではないので、誰に見直してもらうというよりは人事を交えた会社全体のオンボーディングの問題だということで、その場で「経営会議に持っていってそこで改善しよう」という話になり、翌週の議題として持ち込まれることになりました。

結果、経営会議の場でプログラムが見直され、次回より大幅に刷新されることになりました。

Before

Day1
1. 情シス研修(アカウント発行等)
2. 入社ランチ
3. 労務研修
4. プロダクト理解(セールスが担当)
5. MicoCloud動画閲覧(各自)
6. 人事研修

Day2
1. 全社朝会
2. 全社方針・戦略説明(CEOが担当)
3. 経営・組織方針説明(CFOが担当)
4. 事業説明(人事が担当)

After

Day 1
1. 情シス研修(アカウント発行等)
2. 入社ランチ
3. 労務研修
4. 人事研修

Day 2
1. 全社方針・MVV(CEOが担当)
2. 戦略説明・組織説明・事業・S&M説明(COOが担当)
3. プロダクト理解(CPOが担当)
4. テック理解(CTOが担当)
5. ランチ
6. カスタマーサクセス理解(VP of CSが担当)
7. ファイナンスやKPI説明(CFOが担当)

入社体験の改善は全社の問題だったので、今後も課題は常に見直していきたいところです。

新メンバーのオンボーディング改善


プロダクト組織を拡大させていくときに課題になるのが「新メンバーのオンボーディング」です。

特にSREメンバーがここ3か月入社ラッシュだったこともあり、メンバー内で「オンボーディングの改善」が課題になっていました。

そこで、メンバーが自分たちのオンボーディングで最初からインプットされていたらよかったことや、今後自分たちがやるとしたらどのように進めるかといった内容を「オンボーディングカリキュラム」として「どんな項目を」「誰がメンターとなって」「いつ実施し」「完了と判断するアウトプットは何か」といったことを取りまとめたシートで管理する形になりました。

オンボーディングカリキュラムの例

これを整備したことで、新しく入った人が「何から手を付けたらよいのか」が明確化されたので、新メンバーにとっても安心感が出て、受け入れる側も何をしなければならないのか可視化して管理できる形が出来つつあります。
これが絶対、というわけではありませんので、今後も改善を継続していきます。

今後に向けて


今回このように開催したわけですが、「開催できてよかったね」で終わらせてはいけないのがこの手の施策です。継続的な改善のため、実施後にメンバーからアンケートを取って課題を見つけることも忘れず行いました。
総じて満足度は高く、継続に対してポジティブな結果が得られました。
改善点の指摘も「アジェンダ立てのやり方」や「今後人数が増えて行った時に同じやり方だと破綻しそう」など今後も継続する前提での意見が得られています。

おわりに

毎月プロダクト企画・開発組織で実施しているオフサイトミーティングについて紹介しました。

前回「自分たちの働く環境を自分たちの手で作り上げていく」ことを目指してこの取り組みを行っているという話をしましたが、3回までの開催を通じてようやく「改善議論」と「実際の改善アクション」が具体的に回り始めてきたなと手ごたえが出てきたところです。

もしこれを読んだあなたが、Micoworksでの仕事に関心を持っていただけたのであれば幸いです。
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