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【深津貴之氏がQ&Aに回答】Micoworksデザイナー勉強会の様子をレポート

※この記事は2021年1月13日に公開したものです。
※2021年8月より名称を変更した弊社マーケティングツール「MicoCloud」は、旧サービス名「AURA」に表記を統一しています。

2020年9月に弊社顧問に就任した深津貴之氏。日本で指折りのUI/UXデザイナーであり、弊社ではマーケティングシステム「AURA」のUI/UXデザインを中心に、デザイン全般のアドバイスをいただいています。

Micoworksでは毎月1回、深津さんと弊社デザインチームとの間でオンラインでの定例勉強会を開催。先日第一回目の勉強会が開催され、弊社デザイナーからの質疑応答を中心に行われました。
今回のMICOLOGでは当日の様子をレポートしていきます。


▼深津貴之氏プロフィール
武蔵工業大学(現:東京都市大学)卒業後、2年間のイギリス留学でプロダクトデザインを学ぶ。その後、株式会社thaへの入社を経てFlashコミュニティで活躍。2009年独立以降、株式会社Art&Mobileや株式会社THE GUILDを設立し、様々なサービスの設計やグロースに関わる。現在はnote株式会社のCXOも務める。


深津氏と弊社デザイナーとの勉強会を毎月実施

毎月第二月曜日に開催される、弊社デザイナーの定例勉強会。
Micoworksの顧問である深津氏が参加し、デザイナーからの質疑応答や制作物のレビューを中心に行っています。勉強会ではデザインの基礎からチーム開発での心得に至るまで様々な質問に、深津さんからアドバイスをいただいています。以下で、過去のQ&Aの一部をお伝えします。


Q.UI/UXデザインに顧客の声を取り入れる際、どのように進めるのが良いでしょうか?

A.デザイナーが直接顧客の声を聴ける機会を設けることをおすすめします。
そのために、社内の制度としてユーザーの声を聴ける機会を仕組み化した方が良いですね。

例えば、2週間に1度などのタイミングでクライアントとの定期MTGを設けたり、意見交換会の場を設けて聞いてみたりするといいかもしれません。


Q.プロダクト内で改善すべき箇所が複数挙がった場合、どのように優先順位をつけていくべきですか?

A.最優先に改善すべきなのはプロダクトの継続率を悪化させる要因、次に新規顧客の獲得を阻む要因です。その中でも、ターゲットが広くニーズが深い箇所から優先的に改善していきます。便利だけどニッチな機能をアップデートするのはもったいないので後回しにしましょう。


Q.グラフィック、Web、UI/UXデザインに取り組む上で共通して必要なスキルはありますか?
プログラミング言語などを勉強しておいた方がいいのでしょうか。

A.共通して求められるのは「構造化する力」ですね。
例えば、コンセプトに矛盾やブレがないことを確かめられるか、概念を言語化して要件の親子関係を把握できるかといった点です。

プロダクトの目的やコンテンツ要件を、言葉・図を用いながらマッピングして整理できるかが重要だと思います。構造設計はグラフィックのレイヤーに落とし込むときにも、ユーザーの体験をつくるときにも基盤となるものです。

開発言語については知っておくと便利ですがマストではありません。10~20年後にはノーコードが主流になっていると思うので。そのため、言語を勉強するよりは他のチームと会話できる知識を身につけてください。

まずは、マーケティングやエンジニア等のメンバーと会話する機会を増やしてはいかがでしょうか。


参加デザイナーの学び

【UI/UXデザイナー・李】
深津さんとの勉強会では、毎回ビジネスにおけるデザインを進める上での新しい観点をいただけています。私はLPやWebサイトのUI/UXデザインを主に担当していますが、レビューを受けて過不足ない情報整理の重要性を実感しました。

今後はアドバイスを踏まえ、数値的な成果につながるデザインに向けてLP改善に繋げていきたいと考えています。


【学生インターン・宮内】
深津さんはデザインスキルを上げるための方法、実務での進め方の2つを分けて提案してくださり、デザイナーとして非常に学びになっています。アドバイスを基に、社内ではクリエイティブ作成フローの改善プロジェクトを進めています。

個々のデザイナーの強みを活かした役割分担を行い、事前にデザインフォーマットを作成して提案することで、クライアントのイメージに合った成果の出るデザインをより速く届けられる仕組みを整えていきたいです。


終わりに

深津さんとの勉強会では、デザインスキルへのアドバイスに留まらず、チームでデザインを行う際の具体的な進め方、顧客への提案の仕方など事業を進めるにあたって不可欠なアドバイスを数多くいただいています。アドバイスを受けて、Micoworksではデザイナーのスキル強化を図ると共に、サービスをより良く・より速く改善を図っている最中です。

Micoworksでは、現在全社的に採用を強化しています。
「ユーザーから愛されるプロダクトづくりに関わりたい」
「ビジネスの成長に貢献したい」
こうした思いを抱いている方、大歓迎です。

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