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26歳会社員 人生初失恋から1ヶ月記念

noteなるもの、初めて挑戦する。
高校時代に携帯を持つようになってから、
前略プロフィールやらリアル(?)やら、TwitterにFacebook、Instagram 色々出てきたけど、
日々のことを書いて公開する意識を持って取り組むのは初めてなので少々緊張する。
とはいえそんな大それたことをするつもりはないのだけれど。

そう、今日は人生初の失恋からちょうど1ヶ月なのである!
せっかく出会って一度は好き同士になった人ともう二度と会えなくなるということ、
その悲しさに耐えきれず何人もの親や友人や職場の先輩にまで(!)話しを聞いてもらった。
自分の悪かったところ、別れ話の日に自分勝手な理屈で相手を否定するようなことを沢山言ってしまったこと、今ある幸せに目を向けられなかったこと、別れて感じたことを
手帳のメモ欄に書き殴っては自己分析、書き殴っては自己分析。
そんな日々を過ごした。
そう、私はかなり面倒臭いやつなのだ…。

最後に泣いたのは失恋から3週間経った頃。
4週間経つと思考のメインテーマは失恋からはシフトチェンジし始めていて、気がつけば
朝の目覚めで彼のことを考えない日も出てきた。
彼と別れてから今日まで、思考の変化、新しい人との出会いによって、猛烈な勢いで細胞分裂している気分だ。

この失恋から気づいたこと、学んだことが大量にある。
そのうちの一つが、意外と自分は他者に興味がなかったのかもしれないということ。
思い返せば友達と話していても、共感して話しを遮りかけたり、人の話に自分を重ねて自分の話しに持っていったりすることがよくある。
母が電話で自分の話ししかしないとムッとして、相談したかったことを話す気が失せたりして、でも自分も同じように自分の話ししか興味ないのかもと気づいた。
自己愛が強くて?、幸か不幸か自分語りが好きなのだ…。
そのくせ、隣に居てくれる人から愛されている実感が無いと不安で不安で仕方がなくなり、別れに繋がったのも事実。
結局、私は彼を愛することに注力出来なかったのだ。
敬意と感謝を持って相手の為に行動出来なかったのだ。
人から愛されないと不安になるのは、自分で自分を愛して満たせていないから、自律できていないから、という説がある。
本当の意味で自分を丸ごと愛していれば、相手を愛する余白ができる ということだろうか。
はて?愛とは…??

兎にも角にも、この失恋を私は絶対に無駄にしたくない。
好きになってくれた人を傷つけてしまったという事実から目を背けてはならない!!!
そういうちょっとハイなテンションで、寂しさ悲しさ情けなさを振り切った。
そう、冗談ではなく、
彼には謝っても謝り切れないし、きっと謝って欲しくもないだろうけど、
大切にしたいと思った人たちを愛せる人でありたいと
そう思うようになった。

今まで結婚なんて1ミリも考えたことがなかったけれど、
一人の人と愛し愛され、信頼関係を築けるっていいなぁと思うようになった。
もちろん結婚に限らず、色々な形があると思う。
家族や職場、友人たちにも、優しさを注げる人でありたい。

この1ヶ月の間に観た映画の中に『スパイの妻』がある。

蒼井優さん演じる聡子は、
高橋一生さん演じる夫・優作の不審な行動から夫を信じられなくなり、
「知らなければやはり信じることができない」と行動を起こす。
その折、ある人物から
「あなたが安穏と暮らす為に、優作さんがどれだけの苦労をしてきたか、あなたは少しでも見ようとしていましたか?」というような言葉を投げられる。

グサグサに刺さりましたね。
わからないわからない、あなたが何考えてるかわからないと不安になり、
そのことを打ち明け大泣きしたことが原因の一端となり別れた私は、
自分に言われている気がしてとても恥ずかしく惨めな気持ちになった。
しかし、ここで折れないのが聡子。
信じ切れない不安に
信じたいという気持ちが勝っており、尚且つ行動を起こす力
も素晴らしいのである。
「あなたがスパイなら、私はスパイの妻になります。それだけです。」
彼女は優作の行いに「天晴れ!」と言ったけれど、
あなたが天晴れです、聡子さん。
あなたの愛情深さにこちらが恐れ入りました。
完敗です!
他人同士の二人でも、
同じものを共有して、同じところを目指したら
やっとこさ繋がれるのかしら、と思ったんだけどなぁ。

別々の他者が一緒に居るとはどういうことなのか、
一緒に物を作るとは、
集団とは、

というのは高校以来度々考えるテーマで、
映画『未知との遭遇』、
劇場体験、
星野源さん著『そして生活は続く』
などを用いて
また日を改めて書いていきたい。

愛のこと、自己と他者のこと、
こういうことは人間たる者きっと普遍的なテーマで、
思考することに囚われ過ぎても答えなんて出ない。
だから出会った人たちと向き合って、その都度感じたことに折り合いをつけながら生きていくしかない。
きっと死ぬまでに自分なりの答えを一人一人見つけるのだと思うけれど、
それでも想い巡らせずにはいられない。
人間だもの、人間が好きなんだもの。

考え過ぎると肩に力入っちゃうから、
偶には肩の力抜いてね、
生きてるだけで丸儲け。
愛を注ごう、注ごう、なんて身構えなくても、
人は生きている、その存在そのものだけで、知らず知らずに誰かの支えになっていることもある。
母が失恋話しを親身になって聞いてくれていた中で、そういうことにも気付けた。
だからこそ、出会ってくれたすべての人・物に感謝を。

でもやはり、
自分の仕事や行動が誰かの力になれたとしたら
それは幸せであるから、
この随想録も自分語りで終わりにはしたくないよなぁ。
まぁでもまずは、力まずに ☺︎

生きてる中で降りかかってきた出来事、自分で引き起こした出来事、どちらにしても無駄なことなんて一つもないのだ。
自分にも誰かにも、
今日もありがとう。



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