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チェンバロ奏者の日記です。音楽のこと、美味しいもののこと、素敵な人のこと。日々のぶつぶつを書こうかな?
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#オルガン

フランソワ=アンリ・クリコとポワティエ大聖堂

フランソワ=アンリ・クリコとポワティエ大聖堂

バロック期に活躍したオルガンビルダーの音を聴きたくて、ウロウロしています。

ポワティエ大聖堂はフランスで最も古い大聖堂のステンドグラスの窓の1つと1235年から1257年に彫刻された聖歌隊席を持っています。

1162年にイングランド王ヘンリー2世とアリエノール・ド・アキテーヌによってローマ時代のバシリカの跡地に建設が始まり、12世紀末までに工事は順調に進みました。ポワティエ市内で最大の中世の建

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Harmonium

Harmonium

Peter Piel の「学習と教会のための60のハルモニウムまたはオルガンのための曲集」Op.85

ハルモニウムはどの辺に位置する楽器なのか?
この曲集は当初はペダルなしのハルモニウム用であったが、ペダルを追加することによってよりオルガンのような効果が得られた、とあります。

楽譜には小さくペダル部分が書き加えられ、いかにもその部分は弾かなくても良いように考えられます。

しかし、追加して弾

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第3回 オルガン研究会 延期のお知らせ

第3回 オルガン研究会 延期のお知らせ

インフルエンザ罹患者続出で延期をすることになりました。
日時が決まりましたら、お知らせいたします。
思った以上に強力なインフルエンザのようです。

チェンバロを通してバロックやルネッサンスの音楽を学んできましたが、2018年よりオルガンを導入。バロック音楽をより広く学ぼうという教室です。バッハをチェンバロからオルガンから弾いてみよう!

毎回テーマを決めて作品を個人個人探し、調べ、演奏します。

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平均率クラヴィーア曲集

平均率クラヴィーア曲集

もう語り尽くされている事ですが、Das Wohltemperierte Klavierはよく調整された「well tempered」やあらゆる調で演奏可能という意味です。
一般的なピアノの調律のように平均率でなら何調でも演奏可能という考えです。
長年気になっていることはもう一つあって、「クラヴィーア」という語。
ずっとこの言葉に引っ張られ、ピアノ及びチェンバロで演奏するのだと思いこんでいました。あ

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発表会後記

発表会後記

オルガン&チェンバロの教室発表会から間が空いてしまいました。今回も皆さん力の入ったプログラムで1500年代から18世紀後半までと幅広くイタリアを勉強しました。バロックの作曲家達はみんなオルガニストであり、チェンバロ奏者で教師でした。作品数もオルガンの方が多いのではないでしょうか?チェンバロだけのレッスンの頃は残念ながらオルガン曲に触れることも無くチェンバロ曲だけで満足していました。ところが、1段鍵

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研究発表会「イタリア」

研究発表会「イタリア」

明日は教室の研究発表会です。
今回のテーマは「イタリア」。
皆さんそれぞれ調べて演奏します。大人ばかりでしかもベテランばかりなので弾きたい曲、知りたい事がたくさんあって、それぞれの視点で探してきます。
17、18世紀を中心にオルガンとチェンバロを使って曲に絡めて時代を語ります。

最近はオルガンでの発表の比率が高いですが、明日はチェンバロでスカルラッティも登場します。
今回もなかなかの充実ぶりで、

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オルガン直りました。

オルガン直りました。

すぐに直していただきました。良かったぁー。急な乾燥によるものなのか。
とにかく元気になりました。

内部の様子です。

加湿器

加湿器

またこの季節が来ましたね。

冬の間加湿器は必需品です。
湿度が50%を切ったら大変です。
今日はオルガンがピープゥー鳴ってしまって、さっぱり練習にならない。室温計を見たらあら!49%。
出番です。
もう少しするとあと一台持ち出してきますよ。

クリスマス・キャロル 2

クリスマス・キャロル 2

クリスマス会のために新しい作品を探している最中です。
毎年、ちょっとした楽しみです。
私はクリスチャンではないので聖歌や賛美歌のこともよく知りません。
さらに行事のことも全く知らず。
私の教室にいらっしゃる方々の中には敬虔なクリスチャンもいらっしゃいますが、ほとんどは無縁な方々です。

何年目かにしてやっと今年はキリスト教の習慣などを知ろうかというのんきぶりですが、楽しく練習しています。

美しい

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クリスマス・キャロル 1

クリスマス・キャロル 1

今年のクリスマス会はAnthony St. Pierre氏のSussex Carolを弾きたいと思っています。生徒さんたちとのオルガンコンサートです。
最近、教室ではチェンバロとオルガンを両方練習している人、チェンバロだけの生徒さんもいらっしゃいますが、年末には皆揃ってオルガンを弾いていただいています。
クリスマス関係はものすごくたくさんありますから、それぞれ好きな時代、好きな作曲家を選びます。プ

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