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ぼくが「宿」をつくる理由

これまでしばらく、「従業員」「被雇用者」として生きてきたわけですが、創業/起業して「自営業者になろう」と決めた時、同時に、「業態としては、宿泊業にする」と、ぼくのなかでは決まっていました。

ぼくが「宿」を開業しようとしている理由。それは、ぼくが「拠点」をつくりたいから、「拠点」を展開したいから。「拠点」は、英語では「base」、あるいは「hub」です。旅人にとって、旅の「拠点」となる施設。そして、ぼくにとって、ここ上島町や弓削島での活動の拠点となるような施設。この意味では、「base」となります。また、旅人同士が出会う場、旅人と地域で暮らす人が接する地点としては「hub」です。開業しようとしている「宿」の性格をぼくが「拠点」と言う場合、「base」と「hub」の、どちらの意味合いも含んでいます。

職場の身分は、職場からの「借り物」で、自分自身でゼロから用意したものではないし、職業としても既存のカテゴリーで分類可能です。ぼくは「宿」のオーナーになろうとしていますが、「拠点」ができれば、宿泊業以外にも挑戦してみたいことがたくさんあります。宿泊業以外のことも展開していくための拠点となる施設が、いまつくっている「ゲストハウスみちしお」ということになります。

また、旅人にとっても、観光(見学、食事、買い物)をして、体験をして、というこれまでの旅のメニューをこなす以外に、「地域と関りをつくっていく」というアクションを起こすためには、地域で「拠点」となる施設があった方がいい、と思うのです。

ぼくは、こんな性格や機能をもった「宿」を、つくろうとしています。

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