宮沢・髙松の道草談義

関東の大学生宮沢と兵庫の先生高松のコラボ。丹波市のFMラジオ「805たんば」で隔週土曜…

宮沢・髙松の道草談義

関東の大学生宮沢と兵庫の先生高松のコラボ。丹波市のFMラジオ「805たんば」で隔週土曜の午後9時半から30分の放送「ふりかけラジオ」。放送後記とその他の記録集。SDGsでの二人のZoom雑談がスタート。寄り道と道草。ふりかけカフェです。

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  • ふりかけラジオ

    「ふりかけラジオ」に関するお知らせや、放送の振り返りなどをまとめています。

  • Written by 高松

    高松が執筆した記事をまとめています。 *画像はイメージです。 使用素材:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%94%b7-%e6%b5%b7%e6%b4%8b-%e6%b5%b7-%e3%83%93%e3%83%bc%e3%83%81-1%e4%ba%ba-6656628/

  • Written by 宮沢

    宮沢が執筆した記事をまとめています。 *マガジン画像はイメージです。 使用素材:https://pixabay.com/ja/photos/%e6%a2%85-%e7%99%bd%e3%81%84%e8%8a%b1-%e6%98%a5%e3%81%ae%e8%8a%b1-%e3%83%90%e3%83%8d-7129237/

  • 宮沢・高松の対談文字起こし

    宮沢・高松の対談を文字起こしした記事をまとめています。

最近の記事

#104 この夏休み、なにしますか?

暑い。37度。自分が小学生のとき(30年以上前)30度。帽子かぶれとか外出禁止とか言われた。フランス革命のころの記録だと27度。いまはクーラーが生活保護上必要な時代。大人になって学校の夏休みが気になる。子どもは夏休みというのがあるのか? 夏の課題にでるサマーワークっていうのは見るだけでげんなりしませんでしたか?なんか、やる気なくす。夏のイラストがへぼい。よろこんでやってるような人いるんだろうか。力が付くとは思えない。といいつつ多分出すだけ出す。 中学時代、ひまなんで理科の

    • #103【放送後記】第19回ふりかけラジオ豊かな国の選挙・「政治的無関心」という東京都知事選との関わりかた

      7月14日に第19回ふりかけラジオを放送しました。今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 暑中お見舞い申しあげます。大学生行政学のカナル・大学院生哲学専攻の河嶋・地元教員のとみんより。 7月7日の東京都知事選を語ります。 都知事選では情報をどこから得たかにより、世代別の支持層が異なりました。政策より劇場型だったかも?つまり、深い政策論より「わかる範囲」でしか候補者も語ってない傾向がある。でも、これはもう選挙の制度上、仕方ないかもです。小池候補は守りの姿勢でした。石丸候

      • #102【放送後記】第18回ふりかけラジオ「マージナルライフ」

        6月22日に第18回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 今回久々、国立大・学生カナル君と元教師の対話です、大学あるあるで学生さんもいまは出席率低調かもですね。さて、周辺で生きてる感じがあるのが大学生ですね。そういう話をしております。 カナル君は法律とか行政を専攻する学生。とりあえず、学問が細分されているけど、一応そういう分野があるということを聞いたことある、知ってるというのは後々役立ちますね。デパートのどこに行けばほしいものがあるの

        • #101【放送後記】第17回ふりかけラジオ「物理法則は経験できるか?」

          6月8日に第17回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 物体の落下は経験できるか? がテーマです。 落下そのものは知覚できるのか。落下の状況そのものを知覚できるのか? この問題をイギリス経験論の集大成をしたのがD,ヒュームの主張。結論からいうと、落下自体は経験できないし知覚もできない。ということ。 ヒュームは経験とは知覚だとする。 知覚できないものは経験ではない。落下するボールは観察はできても五感で知覚できない。ボールから手を離したそ

        #104 この夏休み、なにしますか?

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        • ふりかけラジオ
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        • 宮沢・高松の対談文字起こし
          4本

        記事

          #100 アイフォンには説明書がない。なぜ?

          昭和の時代、日本の家電製品を買うと必ず取り扱い説明書類と保証書が入っていた。冷蔵庫・掃除機・テレビ。近所の電気屋さんから購入するから購入先のお店は、地元の誰かさんという顔の見える関係。 アイフォンにはそれがない。使い方、保障がどうなっているかもわからない。商品が白い箱にはいり、通信会社の窓口で、どこの誰かさんでもない人が説明していく。こまったらネットで検索する。匿名性の高い商品。説明にはそれなりの習熟した用語が使用される。仮に使い方をネットで検索してもこちらも匿名の誰かさん

          #100 アイフォンには説明書がない。なぜ?

          #99 世界の表象の代理としての記号

          哲学の対話を院生の川崎君とラジオで継続中。あらためて学びを考えてみる。 FM805たんばの受信地域外の方も、こちらからインターネットサイマルラジオでお聴きいただけます。 世界とは自分の周り全部。それを人は知覚する。次にそれがなにか認識する。判別するために記号をつける。数字でも文字でも。記号を組み合わせて世界の意味を構造化する。ゆえに文字や記号には意味が付着している。 記号で構造化された記録は劣化せず時系列で再認識できる。時間ベースに次の認識に移れる。つまり世界そのものの

          #99 世界の表象の代理としての記号

          #98 伝統的授業の失敗

          伝統的な教授主義の授業では、 ①知識は問題解決に必要な事実と手続き   ②これをたくさん知っているかどうかが評価され    ③教師はこの事実と手続きを生徒に伝達し    ④学習は単純から複雑へとドリルされて   ⑤カリキュラムは専門家としての教師が作成する さらに学習する側から見ると ①教材は自分たちとは無関係で ②知識の断片であり ③一時的に滞留しているだけで剥落する速度は速く ④事実と手続きをマニュアルと考え ⑤異なる状況では応用と対応ができず ⑥教師の指導のもとの静的

          #98 伝統的授業の失敗

          #97結婚証明は参加者がする脱宗教の二人のアレンジした結婚式の新機軸

          結婚式は従来、宗教がからむし、一番多いのはなんでかキリスト教の形式が通常だと思っていたら、これはもう過去の話しらしい。 先日ある結婚式に参列した。そこは教会でもなく宗教性はなく結婚セレモニー専用の会場。 式は司会者が統括して、式を挙げる新郎新婦の二人で考えた音楽とビデオと進行という内容。ある程度はキリスト式で西洋的な宗教モデルに準拠しているけど、参列した人が拍手で2人の婚約を確認するという。神の前に神父が契約を認めるという様式ではない。 音楽はリアルなバイオリン・フルート

          #97結婚証明は参加者がする脱宗教の二人のアレンジした結婚式の新機軸

          #96【放送後記】カントのコペルニクス的転回「認識が対象にしたがうのではなく、対象が認識にしたがう」? [第16回ふりかけラジオ]

          5月25日に第16回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 同志社大学大学院哲学専攻の川崎さん、大学生のカナル君、地元の元教員のとみん、の3人で哲学をしています。高校の倫理の教科書にそっていますが、今回は、理性の問題を深堀。理性と悟性と感性とイギリス経験論が話題です。 理性 Vernunft  reason 悟性 Verstand  understanding 感性 Sinnlichkeit sensibility 悟性っ

          #96【放送後記】カントのコペルニクス的転回「認識が対象にしたがうのではなく、対象が認識にしたがう」? [第16回ふりかけラジオ]

          #95 若手教師に一番伝えたいことってなんですか?という質問に答えます。

          若手教員に伝えることがあるとするならなんでしょうか?という問いを、ある先生からもらいました。お答えします。 結論からいうと、最低条件は授業を他者(同僚)に公開し協議すること。これはあまりに当然すぎるので、その上で次の3つです。 1・探究と協働学習をベースに授業をつくること 2・自分の研究課題をもち発表すること 3・スーパーバイザーにつくこと 以下で捕捉説明します。 1.はじめに 1.1【キャリアから得た知見】 教職30年以上経過し、国立附属・学会・研究者・教員と協力し

          #95 若手教師に一番伝えたいことってなんですか?という質問に答えます。

          #94【世の中と世間と社会が一緒こたになった日本に生きる方法】

          日々生活するとストレスや軋轢がある。そのことについてのお話。「智に働けば角が立つ・・・云々」と漱石がいう。まさに日本人の生き方の問題ではないか。 世の中も世間も世界も英語ではすべてworldと表現される。しかし社会だけはsocietyという。では、英語でsocietyとはどういう意味なのか。あるいは、日本語の世の中と世間はどう違うのか。どういう認識で日本人のわれわれはそれを使い分けているのか? なぜこうしたことをいうのかというのかとうと、実際に生活してみると自分の思ってい

          #94【世の中と世間と社会が一緒こたになった日本に生きる方法】

          #93【放送後記】第15回ふりかけラジオ「理性に限界がある時」自然哲学から理性の問題へ

          5月11日に第15回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きい頂けます。ふりかけラジオ」は隔週(毎月第2・4)土曜日の21時30分から、FM805たんばに乗せてお届けしています。 対談  哲学しようぜ! 【話題提供】  同志社大学哲学専攻院生 川崎 【聞き手】   地元教員の       とみん 【キーワード】  自然哲学 理性 カント イギリス経験論 感性 感覚 合理論  ロゴス  キリスト教 スコラ哲学 プラグマティズム とみん 高校倫理の教科書

          #93【放送後記】第15回ふりかけラジオ「理性に限界がある時」自然哲学から理性の問題へ

          #92 第6回ふりかけラジオを振り返る「若いからこそ出来ること」

          12月23日に第6回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。 出演 カナル(大学2回生・文系) ひかる(大学院修士)  マユ(教育大学卒・教師経験・来年から物流系に転職) とみん(地元出身・教員歴云十年) 学校を選ぶって・・進学について話そう・そして海外留学と語学「マユ 高校から公立でない学校選ぶことで物足りないことを充足しようと思いmかした。色々な友達と話していくと価値が生まれる友人が多いことに気づきますし、そういう学校で新しい出会いが

          #92 第6回ふりかけラジオを振り返る「若いからこそ出来ること」

          #91 [君たちはどう生きるか]#2       その時代の生活感の持つ意味

          憧れの世界 この本、当時田舎に住む中学生の読者からすると、経済的・家庭的・知的にも、あこがれの世界かもしれない。そういう主人公の生活が本の中にある。 時代背景 出版は昭和12年(1937)。時代は戦争・軍国主義へ転落する。当時は家電などほとんどない、穏やかな生活が描かれる。生きた人間としての中学生や家庭が息をする生活がある。 主人公の周辺 中学一年生の主人公(コぺル君、本田純一)は、おそらく当時の旧制中学生であろう。その主人公の日常生活の出来事について、「おじさん」という

          #91 [君たちはどう生きるか]#2       その時代の生活感の持つ意味

          #90 一問一答完全版(かなるver.)

          先日放送した第3回ふりかけラジオの一問一答完全版です。今回は、高松(ラジオネーム とみん)が、かなる君への質問の中で、とみんアンテナに引っ掛かったものにスポットを当ててお届けしていきます。最初、とみん が160問作成して「はい・いいえ」で答えてもらいました。その160問を、双方で選択してフォーカスした質問が以下になります。アンテナとしては、若い世代の考え、これからの時代をどう生きるかという、大袈裟なものですが、結局、日常の生活の四方山話なのです。 第3回ふりかけラジオはこち

          #90 一問一答完全版(かなるver.)

          #89 【放送後記】第8回ふりかけラジオテーマ「この国は好きだけど日本は嫌い」「授業は好きだけど学校は嫌い」

          1月27日に第8回ふりかけラジオを放送しました。 今回の放送はこちらからお聴きいただけます。「ふりかけラジオ」は隔週(毎月第2・4)土曜日の21時30分から、FM805たんばに乗せてお届けしています。 前者はカナルの言説。後者は高松の言説。今回のおはなしの中身はカナルの言説の深堀りです。「国は破れて山河あり」っていう、ももともと回帰できる自然とか日常の人々の場、これって常民とかいいましたよね、たしか民俗学で。これが国・国土。人々の日常。日常生活。日常世界。そういう土の匂いの

          #89 【放送後記】第8回ふりかけラジオテーマ「この国は好きだけど日本は嫌い」「授業は好きだけど学校は嫌い」