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家庭料理 サーディンゴレン アレンジ

マレーシア在住です。

忙しい日につくるずぼら料理、サバ缶(またはイワシ缶)を使った家庭料理です。

サバ缶です。英語の表記。

裏側はマレーシア語表記。
アヤムブランド、人気です。


つくり方

オリーブオイルでニンニクのみじん切りを焦げないよう香りだしし、玉ねぎ細切り少々を投入し炒めて、缶詰一缶全部中の汁ごと投入します。マレーシアの一般的なイワシ缶は水煮ではなく、トマトソース煮です。
お水を足してパプリカと追加の玉ねぎの細切りを入れ、プチトマトを半分に切って投入。軽く煮込んでマレーシアの甘醤油(キチャップ)とケチャップ、塩胡椒で味付け、コクだしにリンゴ酢を入れます。最後に生姜の薄切りを追加し、オリーブオイルを振って香りをつけます。

最初に生姜を入れて炒めても良いです。缶詰めの臭みはないので十分美味しいです。

オリーブオイル、パプリカ、プチトマト、リンゴ酢は私のアレンジです。

マレーシアでよく見るのは、オリーブではなくサラダオイルを、パプリカではなくチリパディとかチリアピと呼ばれる小さくて辛味の強い赤や緑の唐辛子を、そして、プチトマトではなく大きめトマトのスライスが入ってます。

この缶詰、KALDI辺りに売っていますか?

パスタのソースとしても美味しいです。

日中忙しくて冷蔵庫にあまり材料がない日には時々登場します。

11年前。マレーシアに来たばかりの頃、日本で仕事ばかりしていた私は料理が不得意でした。当時、夫の末弟が大学を出たばかりでうちに居候していて、お姉さんサーディンなら作れるでしょう?サーディンでいいよ今日は。

はてサーディンは、イワシ?生のイワシしか頭になかった私は、今から買ってくるの?と思いましたし、サーディンゴレンチリアピの作り方もわかりません。つくったことない、と言うとえー?と驚かれ、缶詰を見てトマト煮缶詰なんて食べたことないというと、日本にはサーディンがないのか?とものすごく不思議がられました。
あのときは結局彼が作ってくれたのか、今ではもう覚えていませんが、この末弟とは本当に合わなくて(今は仲良いです)彼のやることなすこと居候とは思えない図々しさで(今はマレーシア人の行動が理解できるので、昔の私を笑って思い出せます)、理解不可能で腹立たしくてストレスで仕方なく、本当に大変でした。家のものを勝手に持ち出したり(洋服、掃除機等、笑)、面と向かってゲキオコ顔で「You know nothing  about Malaysia lah🤬」とか言われたり、予定は変更するから予定というのだ、日本では予定はそのまま現実になるかもしれないけど、マレーシアでは予定は変更されるもの。だから予定というのだ。お前は何もわかってない!やっぱり激おこぷんぷん顔で😁。若造め何を言うってアラフォー女子は思ってましたね。色々とあったなぁ。時間の概念、所有権の考え方、家族の距離のあり方、男女の立場の違いなど、文化摩擦ですね。懐かしい。

彼ももう3児の父だし居候も勿論解消されたし。


義弟とぶつかった現場、うちのキッチンもリフォームしてもう当時とは違うし、滞在が長くなりました。


思い出のメニューです。

追記
どうしてサバ缶なのにサーディンというのか、マレーシアの人は魚のトマト缶の類を魚の種別関係なく、サーディンと呼ぶからです。

日本でもマグロでもサバでも、ツナ缶とかシーチキンとか言う時もありますよね?あんな感じだと思います。

イワシ(日本語)
Sardine(英語)
Sardin(マレーシア語)

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