504/1096 欠点を逆さから見ると・・?
吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で504日。
(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)
504日目、いきなりだが、今このときわたしは自分のことを真にバカだと思っている。わたしはブログを毎日書いて504日目にしてやっと、自分が夜に書くほうが書きやすかったのだと気がついた。なぜ今まで!気が付かなかったのだろう!!
わたしが頻繁に短編の拙い創作を書いていたころは、そういえば夜に執筆していたのだった。アイデアがどんどん湧くのも夜だった。なのにわたしは、いつからか昼間に書くようにしてきた。それは良いチャレンジだったと思う。昼夜で自分がどう変わるのかを知ることができたから。
でも、昼間に書くようになってからかなり経つのだというのに、今日になってやっと、「おや?どうやら夜のほうが良かったようだ!」と気がついたのだ・・・昼間の間に書くようになって、1年位経つのでは・・
それって、コーヒーをだいぶ飲んでから、「おや?入っているのは砂糖ではなく塩のようだ!」と気がつくようなものなのではないだろうか。
なんてトロいんだろう。ナマケモノ並みの反応の鈍さではないだろうか。あとで、背中に苔が生えていないか見てみなくちゃ・・・涙
家族が朝起きて、昼に活動し、夜に眠る。その生活リズムに合わせてわたしも暮らしてきた。子供が小学生になり、中学生になり、その間はそれでよかったと思う。でも、いよいよもう少しで中学を卒業するときになって、あれっ・・・わたしは夜に書くほうがはるかに良かったんだ・・・と気がついた・・・・
きっと、今のタイミングで気がつく必要があったんだね。そうそう、きっとそうなんだよ、うん。そういうことにしちゃおう。たとえそれが間違っているとしてもほら、気がつくのに、また1年位はかかるだろうしさっ!(泣
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トロい、鈍い、空気が読めない・・・
わたしはこのことで、社会に出る前から学校や友達グループなどの集団行動の場で浮いてしまうことがよくあった。
視点がスコーンと抜けてしまっていて、だから悪気などこれっぽっちもないのだけれど、よくやらかしていた。黒歴史と呼ぶにはなんだか黒歴史に失礼な気がするような、アホ歴史がいろいろと・・
昔ほんの短い間、営業職に就いていたことがある。わたしはそこの社員旅行で海外に行った。現地でのある朝、仲良し先輩女性社員グループさんたちがわたしのところに来て、「わたしたち、今からあちらの島に行ってみるの!あなたはどうするの?」と言った。
わたしは、言葉をそのまま額面通りに受け取ってしまい、彼女たちは島に行く。わたしは今からどうするのか。と聞いているのだと捉え、「あ、そうですか!わたしは、ここら辺をうろついています!」と言った。
そしてしばらくして男性上司に出くわして、「お前はここでなにをしてるんだ?女子たちは全員島に行ったと聞いたぞ?あいつら、お前のこと誘わなかったのか?」と言うので、わたしには誘われたという認識がなく、それが良くないことだとは頭をかすめもしなかったため「あ、はい、お誘いされていません。わたしはここに残って散歩してます!」と、ただそのままを言ってしまった・・・脳細胞をひとつも使わずに・・・バカなあだス・・・
後日旅行から帰って出勤した日、わたしは先輩女性社員グループさんたちから、「ちょっと!どういうことなの?!あの日わたしたちは誘ったのに、あなたが自分から残るって言ったんじゃないの!わたしたちは仲間はずれにした覚えなんかないわよ?!わたしたちが注意されたんだけど!!」と怒られてしまった。その上司も、お前を心配して損したじゃないか・・すっかり騙されたよ・・!みたいな呆れた目でこちらを見ている・・
そこからわたしは社内で孤立し、出勤は激しいストレスとなり、無理に出勤するうちに結局体調を崩してその会社を辞めた。
こんな感じで、相手や自分の立場を考えて行動することができず、嫌われてしまうということがよくあったのだ。
こうした自分に対してわたしは、長年の間「なにかが欠けている」のだという認識を持っていた。それを、みじんにも疑ったことがなかった。
しかし・・・!今日は、自分がもはやそれを「欠けている」ことだとは認識しなくなっていたことに気がついた。欠けている、という認識だった頃、もっと身を縮めて生きていたような感覚があったのを思い出したのだ。
今はそこに対して、のびのびとしている。
もちろん、「欠けていてもいい」という考え方はいくらでもあると思う。「その欠けているのも含め宇宙の采配」だとか、「あなたが欠けていることも含め宇宙は完璧」だとか。
でも、みなさんにもございませんでしょうか。。それは知ってはいても、「わたしのここが欠けてるんだよな~」という体感のほうがはるかに勝っていて、それが自分の中で安定の納得を形成しているということが。
今日わたしがお伝えしてみたいのは、欠けているのもまた完璧、というようなことではない。それがむしろ、『わたしの長所であった説』、なのだ。
空気が読めないのが、わたくしの長所なんですの。(ウフン
なんか・・ある意味過激な気が・・怒られちゃいそうだなあ。(笑)
わたしがもしあのときに、先輩がわざわざ声をかけているということはやんわりと誘ってくださっているのだから、後輩のわたしが「よければわたしも連れて行ってください!お邪魔でなければ・・」とお願いするべきだ、と瞬時に状況を読めるような人物だったのなら。
もしくは上司に聞かれたときに、「先輩たちがせっかく誘ってくださったのですが、わたしがちょっと疲れてしまっていてここに残ったんです。行きたかったのに残念です」などと言えば、双方に問題が起こらないとわかるだけの器量のある人物だったのなら・・
ならばわたしはきっと、もっと他者の顔色をうかがう人間だっただろうと思う。もっと、人の間にいて適切に立ち回ることができただろう。きっと誰かをサポートすることも得意だったに違いない。
これは想像でしかないのだけれど、だとしたら若いころに起業しようと思わなかっただろうと思う。人間が苦手だから木や土に触って黙々と作業ができれば幸せだとなど考えなかっただろう。だから、植木職人になろうとしなかっただろう。土木工事をやろうと思わなかっただろう。
もっと先読みができていただろうから、そこから石橋を叩くことを覚えただろう。そんなわたしだったら、養育費や生活費をもらわずに離婚することを「大丈夫だッペ」と安易に思わなかっただろうし、職なし資格なし文無しのままで、出会って間もないイタリア人男性と結婚するために子連れでイタリアに渡ることを「これも大丈夫だッペ」と思わなかったかもしれない・・・
もちろん自伝を書くこともなかった。だいいち、今の自分がどこにもいない。そう考えるとわたしにとって、『空気が読めるような人であること』は、それらのすべてを破壊するものでしかない。
それはわたしにとって、「欠けている」と呼べることなのだろうか。。
わたしは今の自分でいることが楽しい。ならばそれはむしろ、自分の大切な特徴であり、自分を幸せにしている、ある種の長所であるとは言えないだろうか。
空気をスルーすることで守ってきたなにかがある。それを推進力に進んできたものがある。ほんとうに、「欠けている」という認識で、いいの?
物事は、逆立ちして見てみると、まったく違って見える。これを、あばれはっちゃくメソッドという。(嘘だけどw、覚えている人いるかな~!)
そのことで、ほんとうに損しかしていないの?
誰かを元気づけられたことがなかった?
神経を他者のために使わずに、集中力にできたのかもしれないよ?
それを使って、誰かを助けたことがあったんじゃない?
自分の好きにするとき、他者の反対に悩まずに済んだんじゃないかな?
わたしが社会で上手に立ち回れないことで、得てきたものがあった。そこから他者に分け与えることのできたものもたくさんあった。だから、空気が読めないでいるのを、欠けていると言うよりは、「利用して生きている」とも言える。フラットに見てみれば、思えば自分がすごく助けられてきた点であり、今はもはや、嬉しい特徴だとしか思えなくなっている。読めなくて、そこにエネルギーを使わずに済んで、よかったじゃん!と思うのだ。
もしあなたに、欠けていて問題だと思える点があるのなら、逆立ちをしてみて欲しい。絶対に欠けた点だとしか思えないところ、絶対に問題だとしか思えないところから、なにか、ほんとうにひっくり返して観てみないとわからないなにかを、きっとあなたも得ているのだと思う。
それを持っているからこそ取っているバランス。
それがあるからこそ、見ずに、やらずに済んでいること。
それがある前提だったから、選べたこと。
そこがあるおかげで味わえた、他者の親切や優しさ・・・
今の幸せが、そこにも由来しているということ。
そんなふうに見ることができると、「欠けている」という寒々しい認識が変わる。もう、ただのコンプレックスとして感じられなくなる。
するとね、その分だけ今よりもリラックスして、そのぶんだけ自然と堂々としていられる。
喩えると、わたし、近視なんです・・・遠くが見られないんです・・・わたしの弱点のひとつ。。ダメなわたし。。。と思っていたのが、あっ違・・近く見るのにめっちゃ便利に使ってたわw可哀想ちゃうがな!となってしまう、ということね!
というわけで今日は、その欠点で、なにか得してないかい?という発想逆転のお誘いでありました。それではまた、明日ねー!!
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