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118/1096 死ぬことについてずっと考えてきてみた結果

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で118日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

118日目はちょっと寝坊した!と言っても朝7時過ぎだったのだけれど、わたしの仕事には自分で設けない限り休日というものはないため、毎日が仕事日なのだ!!
それは、逆に言うと毎日SNS漬けになっているのがそのまま仕事になっているとも言える。毎日遊んでいるようなものなのかもしれない・・・
わたしは、遊びは大変な方が好きだ。静かで地道な積み重ねが苦手な怠け者だったくせに、なぜか、これは大変だ・・・!というときには自分に猪木のビンタを食らわせて気合い入れてやってやる!みたいなおかしな闘志を持っている。

昔、前夫と借りていた借家には、車が二台駐められるほどの大きさの土の庭があった。そこは、全面が見たこともないほどぎっしりと凶暴なドクダミに覆われていて、ちょっと土を掘ってみると、白く長い根がまるで丼の中で汁をすべて吸ってしまったうどんのようにギュウギュウにひしめきあっていた。それを目にしたとき、全身を鳥肌に襲われた。

わたしはそこを畑にしようと思っていたのだが、このままでは不可能である。
わたしは、戦いの火蓋は切って落とされた・・・といきなり思い、小さなシャベルと素手を使用して口角から泡を吹きながら全面積のドクダミを駆逐したことがある。朝から晩まで庭に刺さっていたが、全駆逐を完遂するのに2週間かかった。強敵であった・・・・しかし、本当に本当に面白かったのだ。だから、これも遊びだと思う。

その間一日に何度か前夫が「ミチエサンミチエサン、アノ、チョットハヤスンデ、メシクッテクダサイ」などと何か言いに来るのだが、夢中だったためほとんどその言葉の意味が解明できなかった。その頃彼はわたしのことを、フォレスト・ガンプみたいだったと言っていたが、多分何かのリミッターが壊れているのだと思う。

これを毎日投稿の力に活かせれば良いのになあ・・・と思う・・・・

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昔のわたしは強靭であった。強靭さを発揮したことばかりが記憶に残っている。とにかくそのほとんどが土と石との戦いだった気がする。今の自分にも、あんなことができるのだろうか・・・きっと同じようにはいくまい・・

しかし、最近の一日のスケジュールを思い起こしてみると、ここ数日は朝5時すぎに起きてツイッターやフェイスブックコメントへの返信をして、そのまま23日のイベントの打ち合わせをして、終了後すぐ事務局とお話しをして、急いで昼食を食べてから毎日投稿の準備をして書き上げて投稿し、それから夕食を食べて本の執筆のエディターの準備をして、ほぼ走って台所に行き、だああーーっと片付けをして神の速さで(ホント)洗濯物を畳んで、次の日の毎日投稿の下準備とリトリートのコンテンツのアイデアをメモりながらまたツイッターとフェイスブックにお返事をして夜1時ころにぶっ倒れる、みたいな一日を過ごしている。
実感としては一日中遊んでいる気分だが、それを仕事時間と考えると、一日に18時間は仕事をしている。
これが自分のスタンダードな一日だ。

だから、日本でイベントをしている間は、これらの仕事を電車の中や移動の車の中でこなしていて、『限界への挑戦』感がロッキーのテーマと共に全身で感じられる。ときどき、KOを食らって、酔っ払ったおじさんみたいに駅のホームのベンチで気絶したりしていた。それで目覚めるといきなり朝起きたときよりパワフルになっていて、人間の回復能力のすごさ、見くびるべからず・・・!と思ったりした。

自分は年を取った。昔は徹夜が続いたあとでも畑仕事と家事と模様替えと仕事を一気にやれたのに、今は毎日眠らないと疲れて使い物にならない。
わたしは、いつか死ぬんだなと潔くそう思う。

わたしは、毎日毎日、自分は死ぬんだなと思っている。当たり前なのだけれど、死ぬということをいつも覚悟したくて常にそれを頭に置いてしまう。
これは、年月をかけてやっていると、とても面白い心理作用がある。

死ぬと思う。本当に死ぬんだと。
はじめは目をそらしてしまっていた。頭が考えるのをどうにも避けようとして、このことを真正面から捉えられない感じがあった。
でも、その自分が大事なことから目をそらしているようでムカつくから、また心の変なチャレンジとしてやってしまう。やってしまう自分を、なんで自分はこんなに変なんだろうと思いながらやっていた。

はじめは、どうやって死ぬんだろうということばかりをよく思っていた。
老衰か、病か、事故か災害か通り魔か、人を救助して散るのか、どうなんだろう、、というように。でも、これは考えていてもわからないから、だんだん飽きてくると考えなくなる。

そして、それでもやっていると、徐々に実感を増すようになってくる。

この身体から命が抜けて、心臓が止まって、この身体に血が巡らなくなるんだな、冷たくなってさ。この物体は燃やしてもらって別のものになるんだな、形なくなるんだな。・・・これ、世界にひとつしかないのにな、その点においてはそう思えば結構貴重だよな。毎日老いて形が変わって、若かったときのフォルムは失われていってるけどさ・・・その点では、みんな、同じか・・・・
と思うようになった。はじめのうちは、なんだか涙が出てきたりしていたが、それもいつしか止まった。

よく自分の葬式の事を思った。わたしの心はヤワだったのだろう、自分の死体を想像するのすら難しかった。今は微笑みと共に想像できるが、当時はうまくやれなかった。

こういう事を考えていて、わたしに最後に残ったのが、いつの日かこの地球から去るということ、この肉体のある五感をもった感覚は生きていてこそなのだ、ということだった。これだけがポツンと残った。

わたしが赤ちゃんだった頃、かすかな記憶で、ものに触る感覚、音、味、匂い、それらをただただ、ただただ、確認したかったのを覚えている。
自分の身体の形を自分で知っていくような作業で、確認、満足、確認、満足、ということの繰り返しだった。五感を得たことで好奇心が爆発していたと思う。死んだら、あんなに面白いと思っていた五感を使うということを、やれなくなるんだなと思った。そう思うと、水に触るのが面白く思える。

いいえ、人間は死んだあとも意識が残って、五感も好きなように自分で創り出せるのです、という意見があるかもしれない。でも、死んだあと実際にどうなるのかを知りたいわけでもなく、それを知らなければこれを考える価値がないというわけでもないと思うのだ。
もしかしたら、なぁ~んだ、死んだあとも味わえるのか~と思うのかもしれない。でも、今はこの肉体がなくなるんだと思い、そこから連想されることと対峙するのが、わたしにとってとても興味深いことなのだ。

何年もかけてこれをやってきて、これまでずっと、とにかく死ぬのがめっっっっっっっっちゃ切なかった。地球とバイバイかよ、木が、木漏れ日が、夕日が、海が、朝日が、雪が、見られなくなるのかよ!!と・・

何年もそれが続いた。その間に、その切なさがもたらしてくれたのは、ああ去りたくない、ここが大好きだ、五感が大好きだ、マジで面白れぇよ!!
触れるってすごい!音楽が聞けるってすごいよ?!味を味わうってすごいし、匂いを感じるってすごいじゃん??歩いて移動したり、走ったり、お湯に浸かったりできるって半端なくすごいよ!!どんだけすごいシステムがいくつも働いてそれが成り立ってんだよ?!宇宙の全システムがないと無理だしよ!!つうことは、オイ・・・あの月がないと、わたしは息を吸えないんじゃないかよ!!なんてこった!!なあ、そうだろう?!という、眼の前にあることを暑苦しいほどに面白すぎると思う心だった。

わたしは、これで、生きていることをめちゃくちゃ面白がれるようになった。

今は、死を思うと、とてつもないギフトのように思う。
生きていることと同じくらいに、すごいことだと思う。
やー、どうなっちゃうんだろう!!こんなにわからないだなんて、考えてみれば生きる上での最大の謎の答えを見に行くときなのだと思う。
最大のプレゼントは、死んだときに受け取るのかもしれない。宇宙のはからいは、いつでも粋だ。

死んだあとのことはなーんにもわからないけれど、この生きているということをこんなに面白いものとしてデザインしてくれた宇宙の用意するものだもの、面白いに違いない。
誰になんと説明されても、わたしは勝手にそう思っている。
勝手にいい方に解釈しすぎ、と言われたら褒め言葉だ・・・頭の中がお花畑どころか、極楽浄土だぜ~!
・・・バカって、幸せだね。

ということで、今日は自分という人が死について考えてみた結果、について書いてみたけれど、これを読んでくださった間が、あなたにとって少しでも楽しみを感じる時間であってくれましたように・・・

それではまた、明日!!!

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