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1月の読書記録

昨年末~今年始にかけて流行り病にやられて自宅待機をしていたせいか、
好きなように積読を消化して多くの読書の時間を取れた1月。

1.男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ / 下河辺 さやこ

離婚しても生きていける自分でいることがセーフティーネットになります。という言葉にハッとする。
仕事を退職してからブランクがある状態での再就職の難しさを専業主婦の母を見てよく分かっていたから、母を見ていると想像できないけど仕事はし続けないといけないと思っていた。確かに自分で生きていける状態をキープすることが一番のセーフティーネットだな…離婚にしろ何にしろ。
女性ファッション雑誌の編集長が書かれている本だから、服装についても記載が多かった。

ビジネスパーソンとし手重要なことは、自分自身をマネジメントできる人間であると外見でも示すこと。

男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ

身だしなみを整えることの大切さはわかってはいたけれど、すとんと納得する文章はこれか!と膝を打つ。

2.レッドクローバー / まさき としか

1日で一気に読み切った、久しぶりに夢中で読めた本。
負の連鎖が続いて救いがない話だった。自分が知らないだけでネグレクトって近いところでもあるんだろうな…

3.湊かなえのことば結び / 湊 かなえ

湊かなえ先生がラジオをしていたなんて。
リスナー参加型で小説を作ったり、採用された文章を湊先生が解説・評価をして。
書き方のコツも話されていて、自分も小説もしくはエッセイ何かしらを書きたくなる気持ちにさせられた。

自分が見聞きしたものを言葉でどのように表現するかを日ごろから考える。
「すみません」はいろんな意味に取ることができる、言い換えることができるから「逃げの言葉」だというのはとても心に残った。
これからは「すみません」ではなく、「申し訳ございません」「ありがとうございます」ほかの言葉に代えて話そう。

4.おつかれ、今日の私 / ジェーン・スー

疲れた自分に寄り添ってくれる本。
全てが全て、言ってる通りです!!とはならないけど(そりゃ他人ですし)、びたっとハマるところはそうそう、わかってくれるんですか…!となる。
自分よく頑張ってるよと自分で自分で労うことを許容してくれる本。

5.真夜中の栗 / 小川 糸

小川 糸さんの生活エッセイが好きで、毎年楽しみにしている。
季節を食や街並みで感じられていて、丁寧に生活をされているのが憧れ。
特に女友達と食事を持ち寄ってパーティーをしているところを見ていると、私もやりたい!と友達に声をかける連絡をしてしまう。
自分のこれしたいあれしたいはこういう生活エッセイから出てくることが多い。
今作は政治的なことについて書かれているページが多かった。書評を見ると賛否両論あるけど、私はまだ賛否を言えるほどの知識もないので今作に出てきた映画や本を自分で読んでみることから初めて見ようとも思った。


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