【V】夏、蚊に刺されることで冬の○○○を予防できる!?
いよいよやって参りました。
そう、彼女らとの戦い(?)の季節が到来です。
私は基本的に虫も大好きなので、虫といえども無益な殺生を好みません。
ただ彼女らだけは。一度猶予こそ与えますが、私の貴重な血wを奪ってゆく彼女らは、ガチで戦わせていただきます。
というわけで、今回は「蚊」のお話です。
読むだけでかゆくなるかもしれませんが、ポリポリ掻きながら、最後までお付き合いくださいねw!
血を吸うのは繁殖期のメスだけ
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
ということで、まずは「蚊」のことを知っておきましょう。
意外と知られていませんが、動物の血液は蚊の主食ではありません。蚊は普段、花の蜜や草の汁などを吸って生きています。びっくりしましたw?
蚊は基本的には草食虫なのです。
吸血するのはメスのみで、それも繁殖期に限ります。蚊のメスは吸血することで卵巣を発達させ、生殖できるようになります。
彼女らにとって人間のような巨大な動物の血を吸うのはまさに命懸けです。でもそれをしないと子孫を残せません。
だから、決死の覚悟で「できるだけ気付かれないように!」襲ってくるわけです。
…私はフェミニストでもありますしw、そのような彼女らの覚悟も考えてしまうので、つい初撃(?)は見逃して猶予をあげてしまいます。
でも、2回目はダメです。2回目は容赦なくペチンすることにしています。
かゆいだけではなく、メリットがあった!
ところで蚊に刺されるとかゆくなりますが、これは蚊の唾液がヒトの血液中に入ってしまい、免疫細胞に異物と判断されて炎症を起こすからです。
つまり、蚊に刺されることは私たちの免疫細胞を働かせるきっかけになっている、とも言えるわけです。
免疫は言うまでもなく私たちを外敵から守ってくれる、ありがたい血液のシステムです。
ところがこのシステム、あまり使われないと弱っていくことはご存知でしょうか?
現代は衛生状態も良くなり、私たちは例えば泥んこになったりwといった「汚れる」ことが少なくなりました。
そのため昔に比べ、免疫はけっこうヒマwになっている人が多いのです。
こうなるといざという時、そこまで感染力のない弱いウイルスなどにも対応できない事態、というのは起こり得るのです。
近年では新型コロナウイルスが記憶に新しいですね。下火になったとはいえ、いまだに感染は落ち着いていません。
また、最近は人食いバクテリアも流行りつつあります。
これらのウイルスは実はかなり、弱い部類のウイルスです。昔の泥んこにまみれて免疫力が高かった日本人であれば、決して感染しないレベルのウイルスです。
それがこれほどの大騒ぎになったのも、ひとえにヒトの免疫力が弱ったのが原因です。
つまりは、普段、私たちがあまりにも免疫を使わなかったのが原因。
実は「蚊」は、ここでヒトにとって重要なはたらきをしていたのです。
ひと夏で、刺されない人で約20回、多い人だと300回以上、蚊に刺されるそうです。(誰が数えたんでしょうね…w)
蚊に刺されることで免疫が適宜はたらき、風邪やインフルエンザなどのその冬の感染症の予防率は格段に上がるそうです。
だからといってもちろん、無闇に刺されろwとは言いません。気をつけていても、あなたもちゃんと刺されているはずですから。
蚊に刺されるのにも、意味があります。
やっぱり、この世に意味のないものなんて無いんですね。
蚊に感謝しよう!…と言いたいところですが、安眠妨害だけはカンベンしてほしいですねw。
もしホントにかゆくなった方がいたら申し訳ありませんでしたが、お付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。
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