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映画「ワタシが私を見つけるまで」を観て

2016年の米国映画。コメディでロマンスがメインではない。
主人公は、新卒のアリス。大学入学後すぐ彼氏ができ同棲したので1人の時間がなかったと、卒業と同時に彼と一旦別れる。

法律事務所のパラリーガルとして勤め始める。そこの同僚の弾けた子と仲良くなり、彼女の紹介でバーのマスターとワンナイト。それでスッキリして、彼の元へ戻ると、好きな人がいると言われる。

この同僚が実年齢では主人公より10歳年上なんだけど、それを感じさせない弾けっぷり。アメリカ人でもこういう人は少ないような...。そもそもこういうタイプが法律事務所勤務は厳しいような...。後に医学部卒ということがわかり、実は才女という役柄だった。

そのバーには、出会い系サイトで婚活してる女性が常連でいて、マスターはどうやら彼女が好きなことに気付く。彼女は、出会い系サイトで知り合った人とデートするも、短期な関係希望や変態でついてない相手が続く。ネットにある条件が、文字通りではないことに気付く。結局本命に振られ、子供に本を読む仕事先で切れる。が、そこで、知り合った男性とうまくいく。

産婦人科医の姉は独身主義者だったはずが赤ちゃんの可愛さに負けて、精子提供を受けることにして無事妊娠する。が、アリスの会社のクリスマスパーティで、そこで受付をしている年下の男性と出会う。

ここで出てくる赤ちゃんがほんとに表情豊かでかわいかった。姉は赤ちゃんが笑うのは条件反射的なことだと論理的にはわかっていたけど、可愛さに負けたのがよくわかる。

アリスは出会いのイベントの場で新たな出会いがある。彼はシングルファーザーで、彼の子供とも会って仲良くしてたのに、振られる。

姉は年下の彼を避けるもある日ついに妊娠してることがバレて、彼を捨てる。彼は自分の子どもでなくても、いっしょにいたかったけど。

アリスの誕生日パーティーに、同僚の手配で元彼たちが集まる。大学の元彼がよりを戻したいのかと思ったら、結婚前の思い出作りと知り、アリスはやっと元彼への未練を乗り越える。

姉は無事出産し、アリスは姉の元彼にも知らせる。彼は専業主夫が夢で、二人はよりを戻す。

同僚と喧嘩別れしていたアリスは謝りに行く。そこで、実は彼女が金持ちと知る。

同僚からアリスは、相手の中身を知る前にすぐのめり込む点を指摘され、過去を振り返ってやっと理解する。4年間いっしょにいた彼との別れは、思いのほか人格否定だったのかもしれない。
で、ひとりでいることに楽しめるようになってストーリーは終わる。最後のグランドキャニオンの景色は雄大。行ったことあるけど、あそこもあの景色は変わらないだろうな。というか、変わってほしくないな。

割とあるあるな内容だったけど、いくつかイマドキの展開があった。例えば、精子提供者リストから条件で選んで出産、専業主夫希望者、マッチングアプリの婚活。

日本でも、精子提供する確かデンマークの会社が日本に数年前に進出してきているし、男性脳は主夫向きではないかと思ったらじわじわ増えているようだし、マッチングアプリも普通に選択肢のひとつになった。

選択肢が増えるのはいいことだと思う。

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